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ルカ「も、萌え萌えキュン……」 P「」/Novel by あおば

ルカ「も、萌え萌えキュン……」 P「」

3,235 character(s)6 mins

――ほんの出来心で。

どうもです。あおばです。
最近小説書いてないので、とりあえずなんか一本書いておくか……と思ってこんなものを作り上げました。本当に久々に書いたので多分いろいろおかしいです。いつもおかしいと言われたらそれまでですが。
例に漏れず他の作品との繋がりなし、2割くらいAIのべりすと頼りです。

ルカのこういうところが求められてるんですよね?あれ、違うか。
とりあえずルカによるハロウィンのいたずらは個人的にどうなるか気になるので10月31日が楽しみです。

~シャニマスプレイメモリー~
10日に思い出++LV5落ちました!
……そして次なるアビリティのために現在はG.R.A.D.に抑留されています。思い出++以上に厳しい戦いです。

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この日、コメティックとしての仕事のために某所へ赴いていたルカ、はるき、羽那の3人。特別な衣装を身に纏って撮影に臨んでいるわけだが……
「あははっ、なんか落ち着かないね?」
「う~ん、そわそわする~……」
「……」
3人が着ているものは紛れもない「メイド服」なるものである。無論、これを着るからには――特に黒いお方においては――並々ならぬ覚悟があってのことなのだが……
「それじゃあお三方、準備できましたのでお願いします!」
スタッフの声とともに撮影が始まる。はるきと羽那は不安とそれ以上の新鮮さを抱きながら、ルカは――あくまで表向きは――いつも通りを保ちつつ、どんどんフラッシュを浴びていく。

「は~っ、おつかれ~!」
滞りなく撮影が流れ、予定よりかなり早めに撮影が終了した3人。控室の椅子にぽすんと腰掛けながら、羽那が屈託ない笑顔を見せる。
「おつかれ~!やっぱり着たことない衣装だと緊張するね~……」
「でも意外と評価よさそうだったじゃん?――ルカちゃんはどうだった?」
「……別に」
羽那からの問いに、いつも通りぶっきらぼうに返すルカ。
「え~っ、やっぱりルカちゃんすごいな~!」
ルカの発した数音を素直に解釈し、いつも通り褒めちぎる羽那。それは世辞でもなんでもない。
――実際のところ、ルカもメイド服を着たことがあるわけではない。アイドル歴は多少長いとはいえ、前籍事務所でもそんな仕事は舞い込んでこなかった。それがルカの適性に配慮してのことなのか、それとも283プロのPが潜在的な何かを引き出せると確信して仕事を受けたのか、どちらなのかはルカは知らないし、知る必要もないと思っていた。
「あ、そういえばさ。」
ふと、羽那が何かを思い出したように切り出す。
「メイドと言えば?のセリフあったよね~。今日は言わなかったけど。」
「……?何かあったっけ……?」
「はるきちゃんも知ってると思うよ?『萌え萌えキュン♡』ってやつ。」
「……あー!」
「……?燃え燃え……?」
心当たりがあると言うように声を上げるはるきと、全く聞き馴染みがなく危険な脳内変換を行うルカ。
「ね?こういう衣装でやることでしょ?」
「うーん、ちょっと恥ずかしいかなぁ……?」
(……なんで放火をこんな小洒落た衣装ですんだよ……)
羽那の提案に苦笑交じりで反応するはるきとは反対に、ルカは心のなかでツッコむ。もちろんツッコミの的は大きく外れてる。
「でもさ~、これ言っておけばメイドさんっぽいし、ファンも喜んでくれるかなって思って!」
「メイドさんってみんな萌え系なのかなぁ?」
「うーん、どうだろうね?でも間違いではないじゃん?」
「それはそうかぁ……」
(……あ、「萌え」か。)
そこでようやく燃やす方ではないと理解したルカ。
「ね、はるきちゃんとルカちゃんもやってみよ?」
「は、はわわぁ……!?」
「……なんで私も」
「えー、ルカちゃんやったら絶対かわいいのにー。」
「そんなキャラじゃねぇ……2人でやれ、2人で。」
「しょうがないなぁ……ほら、はるきちゃん!」
「え、えぇ~……!?わたしには拒否権ナシですかぁ……!?」
もえもえキュ~ン!を実際に敢行する2人を見て、はぁとため息をつくルカ。
「これプロデューサーの前でやる~?」
幸い3人以外誰もいない控室だったという安堵で息をつくはるきと、舞い上がってとんでもないことを言い出す羽那。
「……やめとけ。」
ぼそっと、しかし確実にルカはストップをかける。自身はやらないとはいえ、この空気の部屋に一緒に存在していることそのものをプロデューサーに見られることがルカは耐えきれないのだ。
――そう、この現場にはプロデューサーがいないのだ。別件があるということで、3人を送ったっきりどこかまた別のところへ消えてしまった。仕事が上がった3人をまた迎えに来る手筈にはなっているのだが、想定より早く終わったためにプロデューサーの到着をしばし待っている状態なのだ。
2人がきゃいきゃい駄弁ってもまだ予定時刻にはならない。しばらくして、羽那が飲み物を買うと言って部屋を出ていこうとした。
「はるきちゃんとルカちゃんも来る?」
「あ、行く!」
「……私は別に。」
「じゃあルカちゃん、何か欲しいものある?」
「……レモンティー。なければ普通の水でいい。」
ルカは鞄の中から財布を取り出し、小銭を何枚か手のひらに開けてからはるきに渡す。2人はそのまま部屋を出ていき、しんと静まり返った控室にはルカ1人が残された。
(あのまま行くのかよ……)
衣装も着替えず……それはルカにも言えたことだが。
「……」
着替えなかったのは何もプロデューサーの到着まで時間があるから、とか、なんとなく面倒だから、とか、そういう話ではない。2人が着替えていないから自分も着替えなかった、というものでもない。――ましてや明確な理由が何もないわけでもない。
(……萌え、か。)
はるきと羽那が目の前でやっていた動作が気になっていたから、というものなのだ。――ルカ自身、妙に気になっていた。そしてやってみたかった。
(やれるわけねぇんだよな……)
だがあそこで2人に流されて一緒にやる、というのもそれはそれでなんとなく気が引けたのだ。だから歯切れ悪く断った。――本音はやりたかったのだ。
だから、ここで2人が席を外してくれたことはまたとないチャンスなのだ。
それにこの衣装自体、次またいつ着られるか分かったものではない。今回だって本当に偶然舞い込んできて、はるきも羽那もそこそこ乗り気だったためにルカもしょうがなく流されただけに過ぎなかった。心の内は断りたかったし、ルカ単独の内容で持ってこられていたら実際に断っていただろう。仕事の前にも多少なりとも覚悟を決めていたのも事実である。
……無論、自分から言えばプロデューサーも再びこの手の仕事を持ってきてくれるだろうが、そういう経緯を辿っていた以上、それそのものがルカにとっては言い出しづらい。はるきや羽那がもう一度やりたいとプロデューサーに進言すれば、自分が直接言い出さずとも2度目が実現すると言えばするのだが、ルカには到底コントロールできない他者の意思である。あまりにもギャンブルが過ぎた。

ルカはきょろきょろと周りを見渡す。確かに人影はなく、部屋にはルカただ1人だ。プロデューサーも、周囲の道路の普段から考えれば交通渋滞でもうしばらくかかるだろうし、はるきと羽那が向かった自販機もこの近くにないことは、偶然ルカは知っていた。
――邪魔者はいない、となると、あとはルカ自身が「やる」という覚悟を腹に決めるのみだった。
数度深呼吸して、立ち上がって、やっぱりもう一度椅子に座り込んで、またしばらくして立ち上がる。数十秒ほどもかけて心を奮い立たせる。
そして、意を決して――

「……も、萌え萌えキュン……♡」
自分が考え得る、最高の「萌え」を、声とポーズで体現して――

ルカは、「それ」にあまりにも気を取られすぎた。やたら集中状態になりすぎた。だから、「気がつかなかった」のだ。

「……」
ルカの想像を裏切って早くに現れたプロデューサーに。うまいこと渋滞を躱し、早急に現場に駆けつけたプロデューサーに。わずかなノックに室内の反応がなく、中を案じてそっと控室に入ってきたプロデューサーに――

ルカは、目の前の鏡でようやく知る。

「……え」
「あ……えと……」
プロデューサーも衝撃の現場の一部始終を見てしまった手前、どうして咄嗟に誤魔化すことなどできようか。

ルカがたっぷり数秒かかって事態を理解すると、次いで彼女は顔を紅潮させ、般若の如き形相で彼を睨む。
「殺す。」
「え」
「ブッ潰す。」
「ちょ」
「滅ぼす。」
「待って」
「テメェの血統をここで途絶えさせてやる……」

――ここで語れることは、ひとまず以上である。

Comments

  • にんじんG

    素晴らしい………

    August 22, 2025
  • 黎明

    August 15, 2025
  • クロモコ
    August 15, 2025
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