「トランプ氏から性的虐待」主張の証言 エプスタイン文書を追加公開
【ワシントン=芦塚智子】米司法省は5日、少女買春などの罪で起訴され自殺した米富豪ジェフリー・エプスタイン氏に関する追加資料を公開したと発表した。未成年の時にエプスタイン氏やトランプ大統領から性的虐待を受けたと主張する女性の証言記録が含まれている。ホワイトハウスは「全く根拠のない告発だ」と反論している。
司法省はX(旧ツイッター)への投稿で、公開されていない資料があるとの指摘を受けて調査したところ、誤って重複資料に分類されていた文書を発見したため公開したと説明した。民主党議員らが、トランプ氏をかばうための隠蔽の疑いがあるとして追及していた。
公開したのは米連邦捜査局(FBI)が2019年に実施した女性の聴取記録など。これによると、女性は13〜15歳だった約30年前に、東部ニューヨーク州かニュージャージー州でトランプ氏に性行為を強要され、暴力を受けたと証言した。エプスタイン氏にも性的虐待を受けたと語っている。
レビット大統領報道官は声明で「これらは悲しいことに多くの犯罪歴がある精神的に不安定な女性からの、信頼できる証拠が全くない完全に根拠のない告発だ」と述べた。「トランプ大統領はエプスタイン文書の公開によって完全な潔白が証明されている」と強調した。
司法省は、25年11月に成立した法律によってエプスタイン氏に関する捜査資料の全面公開を義務付けられている。1月末までに約350万ページ分の資料を公開し、公開は完了したとしていた。
下院監視委員会は、エプスタイン文書の公開を巡る司法省の対応について、ボンディ司法長官に証言を求めることを決めている。
【解説】エプスタイン問題とは