エミヤさんは腐男子です!
私モブ子!
今日は待ちに待った槍弓オンリーの日。槍弓とは、スマートフォン向け大人気アプリゲームFGGに出てくる槍ことクーフーリンと弓ことエミヤのBLカップリングのこと。この日をずっと前から夢見ていた。ハマったきっかけは深夜枠でやっていたFGGの前進となるアニメ。あの頃は夜中枠という事もあり、周りで見ている人はほとんどいなかった。アニメに出ていた槍と弓の戦闘シーンのかっこよさは本当に5000兆点!特に最終回2話前のシーンなんて、あれは槍弓結婚してた!ふぅ!
あの頃はまだまだ女性ファンも少なくオンリーなんて夢のまた夢。それが、FGGの配信後飛躍的に知名度が上がり、ついに今日槍弓結婚式こと槍弓オンリが開催する運びとなった。ツブヤイターでオンリーの情報が出た瞬間、あまりにしんどすぎて親友のモブ美に思わず電話をかけたっけ。夜中の12時に電話越しでしんどい、辛い、マジ無理しか呟かなかった電話を切らずに居てくれた彼女は、これからも唯一無二の親友だ。興奮冷めやらないまま、サークル申し込みをし新刊のネタピックアップを始めた。人生初のサークル参加だが知ったこっちゃない。いつ出るの?今でしょ!
そしてついに待ちに待った待ちまくったオンリー開催日!今日が私の命日だ!皆の者墓の準備だ!
サークル準備の為早めに会場入りをし、スペースの準備をする。売り子をしてくれるモブ美は先程から宝の地図と睨めっこ。そういや、死んでも欲しい本があるとかいってたな、、、そんな事を考えながら手早く準備を進めていると隣のサークルさんがやってきた。挨拶しようと顔を向けだ瞬間時が止まった。え?美男美女すぎやしませんか?てかお兄さんめっちゃエミヤに似てるね?ご本人ですか?てかお姉さん2人も美女すぎない?楽園はここにあった?軽く拝みそうになっていると不思議な顔をされた。キョトン顔頂きましたぁ!これ以上続けるとお巡りさんこいつですされそうだったので一旦落ち着く。仕切り直しをし改めて挨拶をすると快く返してくれた。
そうこうしているうちにイベントが始まり、自分の買い物をあらかた済ませスペースに戻りいざ開店!!緑のトークアプリを確認すると、どうやらモブ美も欲しいものは買えた様子だった。良かったね、あんたずっとぶつぶつ呟いてたもんね。そんな仲間の勇姿を確認しつつ、買いに来てくれたお客さんの対応をしていたらいい時間になった。お隣さんはどうやら大手サークルらしく一時は長い列が出来ていた。
イベント中盤に差し掛かるとモブ美がお前顔やばいぞと言いたくなるくらい泣きはらした様子で帰ってきた。事情を聞くと、どうやら欲しかった本が丁度後一冊の所で手に入ったらしい。モブ美にスペースを任せ一旦お手洗い立つ。その後、挨拶回りしてくるー!と元気に旅立つモブ美を見送りサークルスペースの番人にまた戻った。お隣さんもようやく落ち着いたのか、エミヤ似のお兄さんが売り子をしていた。
「お兄さん、エミヤのコスプレですか?めっちゃ似てますね!」
「ああ、これコスプレじゃないんです。髪色と肌色がこんなんでよく間違われるんです」
そう言って恥ずかしそうな笑顔を返された。確かにエミヤの衣装なら全て把握しているはずの私でも知らなかった衣装だったが、私服なら当然把握していないわけだ。それにしても他人の空似にしてはとても似ている。
「もし良ければお名前なんておっしゃるんですか?」
「赤弓って言います」
パードゥン?今なんていった?
「もしかして、赤弓先生ご本人でいらっしゃいますか?」
「知っていらっしゃるんですか?嬉しいです」
知ってるも何も大ファンです。神様仏様赤弓様だ。作品は全て2桁は読み返している。イベントに参加するとは聞いていたが、モブ子一生の不覚サースペ見落としていただと?
「新刊一冊下さい!」
そう言うと困ったように売り切れてしまってと返された。仕方ないこれも運命だと諦めた時、知り合いの取り置き用残している分があると手渡された。本当にいいのかと確認すると、近所なので後日直接手渡すと返された。本当に神か。お金はいいですと戸惑うお兄さんに半ば無理やり紙幣を握らせる。手おっきい、すごいこれが神の手か、、
そんな風に感動していたら、赤弓先生のスペースに青い髪の男性が訪れた。はぁ?イケメンはイケメンを呼ぶんですか?てかお兄さんめっちゃクーフーリンに似てますね?リアル槍弓か?てかどこかで見たことのある顔だと思ったら、あれは青槍さんのサークルの売り子のお兄さんでは?そんな事を考えて2人のお顔覗き見しているとどうやら言い合いを始めた。お?これは修羅場の気配察知?スタッフー!するべきかなと思っていたら、どうやら知り合いのようだ。なら大丈夫かな?
イベントも終盤に差し掛かり旅に出ていたモブ美のからそろそろ帰還するとの連絡が入った。返信を送り、ちまちま撤収の準備を始める。すると一足先に赤弓さんは撤収するらしく今日はありがとうございましたと声をかけられた。こちらこそ今日は一日目の保養的な意味でありがうございますと心の中で付け足しながらお礼を言った。
モブ美が帰ってきて本格的に撤収準備をしていると、ふと隣のスペースに青いボールペンが落ちているのに気がついた。きっと赤弓さんが忘れていったのだろう。帰る前に本部に届けたいとモブ美に伝えると、お手洗いに行きたいから出口で待ち合わせをしようということになった。本部に届け出口まで近道しようと人通りの少ない通路を進んでいると男性2人がいた。そう言えばこの2人、赤弓さんとスペースに来てた青い髪お兄さんでは?そんな事を考えながら柱の隙間から2人の様子を覗き見ていた。すると突然キスをしはじめた。え?しんど、、いやいや落ち着け自分と言い聞かせる。今音を立ててこの天国をぶち壊すわけにいかない。ありがとうございます!とひたすら心の中で叫び続けた。
お兄さん方も落ち着いたのか争っている声は止んだ。そろそろ行かないとモブ美に怒られると思い足音を立てないようこっそりと進む。すると青い髪のお兄さんと赤弓さんの肩越しに目があった。次の瞬間青い髪のお兄さんは、口元に指を当て悪戯な笑みでウウィンクし振り返り赤弓さんを支えながら去っていった。私はと言うと、ウウィンクに魅了され彼らが去った後もその道をただ見つめることしかできなかった。すると突然上着に入れていたスマートフォンが振動し我に帰った。急いで発信元を確認するとモブ美からいつ来るのかと言う催促の電話だった。私は急いで待ち合わせしていたモブ美のもとに向かい、告げる
「ねぇ、やばい、次の新刊出来た」
ここまで読んでいただきありがとうございます!槍弓のルンバになりたいと思い続けた結果、こんなギャグ話が出来上がりました。語彙力と思考力とやる気があれば、槍弓2人の後日談やランサー視点書くかもしれません。
本当にここまで読んで頂きありがとうございます!
追記 5/1 ブクマやいいね、コメントタグ編集ありがとうございます!こんな数見たことが無く感無量です。最高の誕生日プレゼントをありがとうございます!ちなみに赤弓先生の出した御本と、今回の内容+後日談をまとめたもの二冊を10月のる―しこで出そうかと検討中です!
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注意
・槍弓が腐男子です
・かっこいいエミヤもクーフーリンもいません
・fgoやTwitter、pixivなどの単語が出て来ます
・捏造過多です
・サーヴァントが受肉してます
何が起こっても大丈夫な方のみお進み下さい