地下から巨大な管が10メートルせり上がる 大阪駅近く、通行止め
11日午前7時ごろ、大阪市北区鶴野町の国道の工事現場付近で「コンクリート片が上から落ちてきている」と通行人から110番通報があった。大阪府警や市によると、地下の管(直径3.5メートル)が高さ10メートルほどせり上がったという。けが人はいなかった。付近では道路を通行止めにしている。
現場は新御堂筋の高架下で、JR大阪駅や阪急大阪梅田駅近くの繁華街。府警などによると、管の近くでは工事が行われていた。高架には接触していないという。
現場付近は騒然となり、渋滞も起きた。消防が出動し、せり上がった管に向かって放水するなどの対応に追われた。近くを通りかかった大阪市の女性(67)は「びっくりした。人や車が渡っていたときに起こったらと想像すると怖い」と話した。
市幹部「過去に例が無い」
大阪市建設局によると、せり上がったのは内側の直径が3・5メートル、長さ27メートルの鋼管で、マンホールを設置するための「立て坑」として地中に埋めていたという。
市幹部は11日午後2時ごろ、市役所で記者団の取材に応じ、「原因については現在調査中。過去に事例がなく、今のところ原因がわからない」と回答した。
新御堂筋、千里ICまで10キロ渋滞
大阪府警によると、11日正午時点で新御堂筋(国道423号)の堂山町交差点―鶴野町北交差点の南北約600メートルが通行止めになっているほか、高架部分では豊崎出口から南側が通行止めになっている。
この通行止めの影響で、午前11時時点で大阪市北区の豊崎2丁目―大阪府豊中市の千里ICの南行きで約10キロの渋滞が発生した。