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俺が一番好きなのはふゆかな/Novel by simon

俺が一番好きなのはふゆかな

2,229 character(s)4 mins

「俺が一番好きなのはふゆかな」という発言を聞いてしまった冬優子の話。

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はづき「プロデューサーさんなら大富豪ルームにいますよ〜」

冬優子(最近流行ってるわね、大富豪。えっと……確かこの部屋――)

P「俺が一番好きなのはふゆかな」

冬優子「!?」

冬優子(え……嘘……!? アイツ……ふゆのことをそんなに……ちょっと待って、今日あいつの顔まともに見れる気がしない……一旦帰ろ)


――――――

智代子「ええっ!? プロデューサーさん、ふゆちゃんのことが好きなの!?」

冬優子「確かに言ってたんだよ、『ふゆが一番好きだ』って」

甘奈「で、でも! それ聞き間違いだったりしない!? 甘奈も『甘納豆好きだよ』っていうのを聞き間違えたことあるし!」

冬優子「そんなことある?」

透「ないんじゃない? 私だから。好きなの」

智代子「もしかして告白されたとか!?」

透「言ってたから。『好き、透』って」

甘奈「好き、透!?」

冬優子「……それ円香ちゃんも言ってたよ?」

透「え」

冬優子「透ちゃんの写真見ながらため息ついて、ぼそっと『好き、透』って」

智代子「円香ちゃんは、浅倉って呼んでるんじゃなかったっけ?」

冬優子「一人の時はそう呼んでるとかじゃないかな?」

甘奈「いいな〜。マンガの主人公みたい。イケメンの上司と幼馴染が自分を取り合ってるなんて」

智代子「そういうのって、最後はやっぱり幼馴染ルートだよね」

透「え。そうなの?」

冬優子「実は小さい時に会ってました、みたいなエピソードがあればともかく……」

透「っしゃ」

冬優子「話聞いてた?」

智代子「けどみんな甘いよ、カスドースくらい甘いよ! 私なんて面と向かって『チョコ好きだよ』って言われたんだから!」

透「チョコレートじゃない?」
冬優子「チョコレートだと思うよ?」
甘奈「絶対チョコレートの話だよ」

智代子「全否定!?」

甘奈「あ、でも樹里ちゃんに『チョコ好きー?』って聞いた時――」

樹里『チョコ!? ま、まあ……その……す、好き……だよ』

甘奈「――って言ってたよ☆」

智代子「私の運命の相手は樹里ちゃんだった……!?」

円香「何の話してるの?」

冬優子「あ、円香ちゃん! えっとね――」

透「好きな人いる?」

円香「恋バナ?」

透「あー、この中で?」

冬優子「283プロで一番好きな人って誰? って言う話してたんだ♪」

円香「……その好きってアイドルとして、ですか?」

冬優子「それだとファンみたいな感じになっちゃうね。じゃあ……一緒に暮らしたい人で!」

円香「…………」

甘奈(透って言え……)
智代子(透って言え……)
冬優子(透って言え……)

円香「…………小宮さん」

智代子「まさかの果穂ちゃん!?」

透「ほらね。好きとかじゃないから。私と樋口は」

甘奈「でも言ったって聞いたよ? 『好き、透』って!」

円香「……? ……透き通る、じゃないですか? それなら言ったかも」

智代子「透ちゃんのキャッチコピーか何かかな?」

円香「プロデューサーが考えたやつで、合ってるなと思って口に出てしまったかもしれません」

冬優子「じゃあプロデューサーさんもそれだね」

透「え。言ってないの? 好きって」

円香「浅倉、そろそろ時間」

透「あ。本当だ。行くわ、レッスン」

甘奈「いってらっしゃーい!」

智代子「……これはプロデューサーさんに聞くしかないかも。円香ちゃんみたいにさ!」

冬優子「そうだね、それしかないかな」

甘奈(頑張れ甘奈……! 今度こそ言うんだ……!)

――――――

甘奈「プロデューサーさん!」

P「な、なんだ急に!?」

甘奈「プロデューサーさんは、あ、甘……」

冬優子「プロデューサーさんが好きなのはふゆですよね!」

智代子「いやいや、チョコですよね!」

P「……チョコレートは好きだよ」

智代子「ああっ!? やっぱりチョコレートの話!? なら私の運命の相手は樹里ちゃん……! すぐ行くから待っててね樹里ちゃん!」

P「なんだったんだ?」

甘奈「プロデューサーさん、その、あ、甘……」

P「甘?」

甘奈「甘な……甘夏好きですか!?」

P「甘夏……? まあ好きかな?」

甘奈「じゃあ買ってくるね!!」

P「……今の時期は売ってないと思うけどなぁ」

冬優子「ま、これでふゆが一番って確定したわね」

P「さっきから何の話だ?」

冬優子「言ってたじゃない。『ふゆが一番好きだ』って」

P「…………もしかして昨日か?」

冬優子「そうよ。大富豪ルームで言ってたやつ」

P「それは多分、咲耶たちと好きな季節の話になって――」

咲耶『プロデューサーはどの季節が一番好き?』

P『俺が一番好きなのは冬かな』

P「――って言ったやつだな。そしたら円香も冬が好きらしくてさ、気が合うなぁなんて……ぐはぁっ!?」

冬優子「この一撃は女心を弄んだ罰よ……!!」

P「俺何もしてない…………」

――――――

冬優子「――ってことがあったのよ! 期待させといてそんなのないわよね!?」

愛依「まあまあ冬優子ちゃん、落ち着こ?」

あさひ「でも冷静に考えたらわかるっすよね? プロデューサーさんとわたしが『ふゆ』って呼ぶことは無いっすから!」

冬優子「あさひ、腹に力入れなさい。わかっててやってんなら罪は重いわよ?」

Comments

  • 茶太郎

    唐突なカスドースで草 アレくっそ甘いですよね…

    December 5, 2024
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