【ネタバレあり】仮面ライダーゼッツの構造についての感想と想い。
仮面ライダーゼッツについて話します。この記事はネタバレを含むので、最新話25話を未視聴な上に仮面ライダーゼッツをいずれは見るという方は読まないで下さい。重大なネタバレをします。
あと、「面白そうだけどついていけてないや」とか「興味はないけど何が起きたの?」っていう人は見ても良い。というか、ゼッツは今から見始めるのが多分正解なんじゃないかな?と思うので、この記事を読んでも問題ないです。
さて、仮面ライダーゼッツが今どのような話になっているかというと
・24話までの話は全て夢オチ
・24話までの話は全部予知夢
・これから現実の世界で最悪の結末に終わった予知夢を回避しろ!
という話になっています。
そう……24話分、半年を使って「全部夢オチだったのだ!!」という壮大なネタを仕込んでいたのだ!!!
これには私もびっくり。びっくりというか「全部夢なんじゃね?」「だって夢みたいな番組内容でよく分かってないし」と思っていたのだけど、それが本当に全部夢だったと分かり「マジすか!?」「じゃあこれから夢の中の内容みたいな話じゃなくて、ガラッと変わるんですか!?」「これから期待していいんですか!?」と鼻息荒く、めちゃ盛り上がった。
まず前提としての話をしよう。これは私の感想なのだが……という話だ。
仮面ライダーゼッツ、とにかく地味な話な上に謎が深まるばかりだった。物語には謎が回収されて気持ちよくなる部分などがある。それが一切回収されず、なんかモヤっとした状況の中で「よく分かんないな」「夢みたいに全部要領を得ないのは夢の中で闘うヒーローの話だからか?」と思いながら見ていた。
今までの仮面ライダーだったら、半年もやってたら仲間のライダーが登場したり、登場人物とすれ違ったり、仲直りしたり、中ボスのような存在を倒したり……といろいろやるのだが、ゼッツにはそれがまぁ一切無い。戦ってるのも夢の中だし、何か知ってそうなヤツはポエムしか言わない。何か起こりそうでずっと起きない。そんな状態が続いていた。
ここで「全部夢オチでした!」とやるわけである。
これは今までの評価がひっくり返る可能性がある。これから謎が回収され、戦いが現実味を帯び、様々な人物が交錯する中共闘したり敵対したり、なんかこう……めちゃくちゃ盛り上がったら評価がひっくり返る可能性がある!すごいぞ!今までは夢だったから分かりにくかったんだ!!!割と期待している!!!これからおもしろくなってくれ〜!!!
とは思う。思うのだけど。
夢オチだからといって、今まで地味で分かりにくい話だったのは擁護は出来ないんじゃあないのか?という気持ちもある。半年間も何に付き合わされて来たんだぞオレたちは……!!
この前半の予知夢パートが最高に面白かったのなら良いが、まぁあんまり面白いとは言えない。いや、今まで「そうは言っても、場面場面で見たら面白いよ」と思ってたし、今でもそうは思うんだけど、「全体的に見るとよく分かんないな……」となっている。
キャラもよく分かんないしな……。
主人公は夢の中で戦うのだが、現実では夢主と呼ばれる怪人を生み出す可能性のある人を調査するパートがある。そこに関わってくる、現実パートの協力者に「怪事課」という警察がいるのだが。
なんかいまいちピンと来ない。協力はしてたか?してたよな?でもなんか、主人公が夢の中で突き止めた深層心理みたいなのを解説するだけで、あんまり役に立っていないような気もする。ただ、怪事課の2人のキャラは好きなんだよな。なんなんだ……。
なんかキャラの関係値がそんなに育ってない感じもする。そんな中で現実世界でも怪事課と主人公が集合しても、こう……なんか……まぁ……熱いものは……ねえ?
どうにも作ってる人たちの「どうですか!?今までは夢だったんです!!この構造に驚きましたよね!?」というドヤ顔が見える。
そして、仮面ライダーゼッツのことが嫌いで批判したいか?というわけでもなんでもないのだ。批判じみた事は沢山出てくるけど……。好きなんですよ……。好きだから「どういう事なんだ!?」という感想が出るんです。
正直、24話までが予知夢でこれからストーリーが始まるという展開には目茶苦茶興奮している。かなり熱い。これからが凄く楽しみだ。
ただ、この楽しみは「今までが予知夢だったってことは、その予知夢の中で分からなかった事が次々と分かってきてカタルシスが味わえるんですよね!?」という期待だ。めちゃくちゃ悪く言うと「今まで溜まった鬱憤を晴らしてくれるんですよね!?」ということだ。
これから味わうであろうカタルシスが、24話までの溜まった鬱憤を全て晴らしてくれるなら超名作になるだろう。しかし……大丈夫なのか!?
何故こんな事を書いてるかというと、こんな経験がなかったからだ。「ストーリーの半分夢オチです!」みたいなストーリーってある!??いや、あるかもしれないけど。別に反例が欲しくて聞いてるわけじゃなくて、驚いてるだけです。
東映特撮ファンクラブという、東映特撮が見放題の夢のようなサブスクに入ってるんだけど、そこで仮面ライダーゼッツのオーディオコメンタリーがあった。制作者がコメントをしながら動画を見ていくアレだ。
「25話が終わって今までの話が予知夢だと分かったので伏線を回収しながら今までのおさらいをしよう!」という回があったので見てみたのだが、冒頭に「皆さん!今までよくぞ耐えてくれました!!」と言っていた。
俺達は……耐えていたのか……!?!?!?
そう言われたら、今まで溜まっていた「なにこれ?」という気持ちが吹き出してしまった。そっか……耐えてたんだ私たち……。楽しく仮面ライダーを見てたのに耐えてたんだ……。じゃあ言わせてもらうけど、あんまりおもしろくなかったよ。いや、面白かったけど……。
ゼッツが気になって見たくなってる人は、25話からで良い気がしてきた。多分今から見始めるのが一番良いんじゃあないかな……。
私は仮面ライダーが好きです。そして、なんだかんだゼッツを面白いと思って見てきました。思う所はあったけど……。これからにマジでマジのマジで期待してます!!!!!!!!!!頼むぞ!!!!!!!
いや、こんな壮大な仕掛けをしたのは本当に難しいことだし、それだけで拍手喝采というか、チャレンジ精神は本当に凄い。かなりの賭けだもんな。半年間、伏線を回収しないで謎を散りばめ続ける話作りって相当辛いだろうし。それを考えたら、素晴らしい作品だと思う。これは本当。
その分「頼むぞ!!!!」という気持ちがすごい。目が離せない作品であることはたしか。
今日は終わりです。


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