ノクチル「Pが高校生の時の文化祭映像が出てきた」
ノクチルを息抜きに書きました。
キャラやグループ知識が薄い為、解釈違いは申し訳ございません。
個人的にシャニPの高校時代は陽キャのリア充でクラスで2.3番手に位置するイメージです。
書いてて透・円香の話し方の口調の難しさを知りました。他作者の皆様を尊敬します。
シリーズ作品『果穂あた』も併せて随時更新中なので、お時間ある際に宜しければどうぞ。(全8話予定)
すき!、いいね!、ブックマークありがとうございます。日頃から皆様を支えとし、創作活動に精進します。
追記:自身の執筆作の中でも最大数の閲覧をいただき嬉しく思います。
これからも作者の勝手気ままな妄想文にお付き合いくだされば嬉しいです。
㊗️2021/09/26の[小説] 男子に人気ランキング35位
日々、閲覧や評価をいただいた全てのシャニマスSSの読者様に感謝!
後日談を別でアップしたのでそちらも宜しくお願いします。
また、機会があればノクチル4人のSSを出したいな……(願望)
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『令和の10代が選ぶ平成の懐メロランキングBEST20』
長年に渡って金曜日夜のゴールデン枠を支える音楽番組に今回『ノクチル』の初出演が決定した。
デビュー時早々の生放送での失態から、業界内では生放送への彼女達の出演は暗黙で禁止とされている形だったが、ネット番組から10代人気の後押しがあり、総合演出と懇意にしていた結果が今回の出演に何とか漕ぎ着けたようだ。
通常回での放送ではMCのベテラン男性と局アナに話を振られる形で、今回のテーマのCDを持って出演者が紹介を行う形になる。
ノクチルのメンバーも1人ずつ、自身がお勧めしたいCDジャケットを持って目の前でエピソードを交えて話していく想定だ。
透「無いんだけど……お勧めのCD」
円香「CD自体が家にありません」
小糸「あ、あまりお勧めするようなCDは…特に無いです……」
雛菜「CD再生する機械も家に無いよ〜」
本人達に聞いたところ、それぞれに「持ってない」し「特にない」との予期した返答だった。
ネット投稿された曲や最近のメジャーではない音楽に広げたなら、多少思い浮かぶ程度で音楽レーベルの提供による番組では利用することは難しい。
とはいえ、4人も小さい頃から親しみのある番組の生出演には好意的な印象な為、チャンスを活かすべく事務所内にある過去に流行ったCDを集めたものの、アイドル事務所の背景からか過去の他事務所のアイドル曲ばかりで、4人が紹介すると少々偏りが生じてしまう。
やむなく、Pが自宅で所有しているJ-POPの CDを紙袋いっぱいに詰めて事務所に持ち込んだ次第だ。
P「とりあえず、この中から週末までに聴いてそれぞれ1枚を選んでほしい。空いてる時に事務所内で聴いてもいいし、俺の私物で申し訳ないが家に持ち帰っても構わないし、好きに使ってくれていいぞ」
紙袋から取り出して縦積みしたCDはそれぞれPの学生時代に流行った曲で一般的な認知度が高い曲ばかりだ。
ざっと眺めても今も活動しているアーティストも多く、比較的企画の趣旨に沿っているラインナップといえる。
小糸「これ、小学生の時の運動会で流れてたね」
雛菜「プロデューサーは、男女問わず聴いてた感じだね〜」
円香「当時の流行りの曲ばっかり、Mr.ノーマル」
透「ありがと、プロデューサー。探してみるよ、この中で」
P「それじゃ、俺は打ち合わせで出てくるから、最後に残ってた人は戸締りだけ頼むぞ」
せわしない様子で事務所を出ていく音と共に4人はそれぞれ目の前のCDを物色していく。
透「あれ……なんだろ、これ」
CDジャケット内から表面に何も書かれていない円盤を手に取り、他の3人に見せる。
透「書かれてない、タイトルとかも」
表裏確認するも、傷一つ無いだけで全く中身が分からない状態だった。
小糸「もしかして、CDじゃなくて、DVDじゃないかな?」
雛菜「やは〜!プロデューサー、きっとエッチなDVDを隠してたんだ〜」
円香「……本当に最低な男。Mr.アブノーマル」
透は立ち上がって、近くのDVDプレーヤーの電源を付ける。
透「見てみようよ、中身確認しなきゃだし」
円香「……ちょっと、浅倉。ここで見るの?」
雛菜「透先輩、さっすが〜」
小糸「ぴゃっ……良いのかな」
それぞれの反応と共に、透はリモコンの再生ボタンを押す。
雛菜の言っていた想定もあり、ボリュームは多少抑えめにしていた。
映し出された映像はどこかの高校の正門だった。
『〇〇高校第〇〇回文化祭Day1』との看板表記があり、ホームビデオのような映像だ。
透「……えっちなやつじゃなさそう、とりあえず」
小糸「どこの高校なのかな?」
撮影者は文化祭の実行委員の様で、各学年や教室の出展紹介やインタビューをしつつ校舎内を闊歩していた。
映し出された学生の髪型や携帯の機種、アクセサリーの具合から年代は今より少し前の様だ。
円香「雰囲気的に数年前って感じね」
雛菜「他校の文化祭って面白そ〜」
校舎内の紹介を終えて、中庭へと移った際に画面に普段から見覚えのある顔が映る。
??『ちょ、こっち映すなよ』
夏服のシャツのボタンを2つ開け、頭に手拭いを巻いた男子高校生が鉄板で焼きそばを作っていた。
額の汗を拭いつつ、撮影者のカメラに対して困った様な反応を見せる。
透「やば、プロデューサーじゃん、若っ」
雛菜「プロデューサー、カッコいい〜」
小糸「2-Fって看板に書いてあるから高校2年生の時かな」
円香「……」
4人は先程より前のめりで画面に近づいて見つめていた。
撮影者『そういえば〇〇〜、体育館でもこの後出るんだよな』
高校生P『あぁ、もうそろそろ移動するよ』
高校生Pはこの後の出し物の用意で体育館へと移動していく。
撮影者は友人なのか、背後からカメラを回してついていく。
撮影者『〇〇がこれからステージで××の曲やるので、密着撮影していきます』
高校生P『ちょ、止めろって!緊張するから!』
雛菜「このDVDが入ってたジャケットの曲だ〜!」
円香「……男性複数人のダンスグループみたいね」
雛菜と円香はジャケットを眺めてそう呟く。
横から透と小糸も覗き込んでいた。
撮影者『……これから準備して、この後本番になりますが、今の気持ちはいかがですか?』
7人組で出演予定らしく、衣装を着た順に1人ずつにインタビューをしていく。
その内の1人であるPは緊張と興奮した様子で髪を弄りながら答えていた。
透「やば……プロデューサーも歌ったり踊ったりするんだ」
4人とも何も言わずに固唾を飲む。音量は先程より大きく上げていた。
前の組が終わり、ステージ横で手を合わせて団結した様子の7人を映し出す。
いずれも高校生Pと同じく細身で長身の男子高校生達は、緊張した面持ちでステージ上の定位置に着く。
照明の暗転の内に撮影者は急いで、ステージ横の階段から体育館内の全体が見やすい位置へと移動していく。
音楽が鳴り出し、幕が開くと、照明に映し出された7人組はステージ前方の女子生徒の集団より、黄色い声援と両手を振られていた。
高校生P『〜〜〜♪』
始まりと共にセンターの高校生Pが高音域で歌い始め、カメラはズームして全身を映し出す。
周りの6人はリズムに同期した振り付けで、ステップを踏み始めた。
イヤーマイクのお陰か、動きが大きい振り付けを交え、体育館内の熱気は一段と高まる。
4人「!……」
先程よりさらに画面に近づいて見つめる4人。
声も出さずに、1コンマも見逃さないといった様子だ。
1パートを歌い終えると、歌唱者をバトンタッチしていく。
高校生Pはそこから立ち位置を入れ替え、画面端へ移り、振り付けの中に加わっていった。
円香「ちょ……んん」
小糸「…見づらくなっちゃったね」
全員の視線も、いま歌っている高校生ではなく、画面端で踊る高校生Pを追っていく。
撮影者は仲が良いのか、ズームして画面に捉える頻度は多めだった。
サビに入ると高校生Pは再度センターへと戻り、歌い出した様をカメラは追いかける。
激しい振り付けのせいで、額には汗がうっすらと滲んでいた。
雛菜「やは~!!雛菜、プロデューサー好き〜!」
小糸「か、カッコいいね!本当に!」
透「……」
円香「……」
サビを終え、間奏に入り全員で踊り始める。
曲自体も有名で当時には誰もが聴いたことのある曲であり、振り付けの認知度も高かった。
横1列に並び、走る素振りでその場で足踏みをして、片腕を斜めに伸ばし固定する。
透・円香「……ランニングマン」
2番へ移り、最後のサビを迎える前に歌唱者が高校生Pに戻ってきた頃、7人は上半身の衣装をステージ場で脱ぎ捨てた。
細身だが、がっしりとした半裸が露わになりズームで映し出される。
前方の女子生徒からは、悲鳴にも似た声援が大きく聴こえる。
小糸「ぴゃっ!?」
透「!……えっちだったわ、やっぱ」
雛菜「やは〜!!」
円香「!……っ」
1人は目を手で隠しつつ隙間から覗き、2人はより一層食い入る様に見つめ、1人はそっぽを向きつつも目線は確実に画面内の身体に合わせていた。
『〜♪……ありがとうございました!』
曲が終わり、7人が観客に手を振りながら感謝と共に画面外へとはけていく。
続いて別のグループが出てきた為、4人は一度、画面から離れた。
お互いに顔を見合わせると、ほんのりと朱に染まった表情で少々艶っぽさが見受けられる。
透「決まったわ、これにする」
雛菜「透先輩、ずるい〜。雛菜もコレにしたい!」
円香「バカじゃないの……無理に決まってるでしょ」
小糸「そもそも、CDじゃなくて、DVDだからね」
透・雛菜「えー」
円香「全く…これは私から、あの人に返しとくから」
そう言って、円香はDVDを取り出そうとするが、その手を透が掴む。
透「樋口……ずるしようとしてない?」
円香「……何言ってるの」
透「ダビングとか」
円香「する訳ないでしょ…そんな機器持ってない」
透「じゃあ、返しとくよ、私が」
雛菜「透先輩もずるしようって思ってるんじゃない〜?」
透「え、するよ?私は観たいし、もう一回」
雛菜「雛菜ももう一回観たい〜!」
小糸「……ちょ、ちょっと、皆」
撮影者『ところで、〇〇は明日の曲の準備はどうなの〜?』
高校生P『明日のDay2は別の曲で……』
画面から聞こえた声を合図に、3人は残りのCDジャケットを一心不乱に開け始めた。
〜〜〜〜〜
P「あれ、まだ事務所に電気付いてるな。誰か残ってるのか?」
CDジャケットが全て開けられてテーブルに置いてある中、ソファーに腰掛けた4人が画面を食い入る様に見つめていた。
小糸「あっ、お帰りなさい……ぴゃっ⁉︎」
透「やば……樋口、画面消してディスクお願い」
雛菜「やは〜!プロデューサー、雛菜達帰るね〜」
円香「……お疲れ様です。もう帰りますので、ご心配なく」
P「??」
透「樋口、週替わり制だからね」
円香「全く……わかったから」
そそくさと4人は挨拶と共に、帰り支度をして席を立つ。
P「そうだ、皆CD決まったか?」
4人「……決まったけど、被ったんで、話し合います」
(なんだかわからんが…よし、楽しく話せたな)
〜〜〜〜〜
案の定、透と雛菜のDVD希望はPから即刻却下され、別のメジャー曲を本番で紹介して生放送を無事に終えたノクチルの4人だった。
(Day1は返してもらったけど……あれ、Day2はどこやったんだろう?)
これDay2の内容何だったんだろう···もっと刺激的な映像(半裸Pレベル)があったとか···??