なんでお母さんがプロデューサーとデートしてるの?
浅倉家とか樋口家の両親の情報をもっと知りたい(特に父親)
透の両親は歳の差婚であってほしいんですよね。
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透の父「なあ、最近母さんの様子がおかしいと思わないか?」
透「え、そう?」
透の父「ここのところ、妙にオシャレして出かける日が増えたんだよ。あの母さんがだぞ」
透「そうなんだ。仕事?」
透の父「いや、俺は浮気だと踏んでる。俺みたいな年上のオッサンより、年下の方がいいということに気づいてしまったんだ」
透「ふーん」
透の父「というわけで浮気調査をしてほしいんだけど」
透「ちょっと樋口んとこ行くー」
透の父「待って!? 父さんのお願いを聞いて!?」
透「じゃあ何くれる? お小遣い?」
透の父「………………プロデューサーさんとの結婚を許す」
透「絶対突き止めるわ」
――――――
円香「で? 何で私まで巻き込まれてるの?」
透「嫌じゃん。お母さんが不倫してるとこ見るの」
円香「私も嫌なんだけど」
透「まあまあ、お互いさまってことで」
円香「はぁ……おばさんはどこ?」
透「たぶんこの店。ってお父さんが言ってた。よく行くんだって。デートで」
円香「不倫するのに同じ店来る? 普通変えるんじゃない?」
透「私もそう思う…………………………いるわ」
円香「うっわ……」
透「なんか嫌だ、自分のお母さんドン引きされるの」
円香「いや、これはキツいでしょ。あの歳であのメイクと服、自分だったら絶対無理」
透「誰だろ、相手」
円香「若いイケメンとかでしょ、どうせ」
P「あれ、透と円香じゃないか。2人もこの店にいたんだな」
透「プロデューサーじゃん。どしたの? 仕事?」
P「まあ、そんなとこかな。ちょっと人と会う約束があってさ」
円香「そうですか。私たちも忙しいので、おしゃべりはこのくらいでお願いします」
P「はは、わかったよ。じゃあな」
透「……ねえ、プロデューサー見よ?」
円香「浅倉はそうすれば? 私はこっちを――」
透の母『あ! プロデューサーさん! こっちですよー! こっちー!』
P『すみません、お待たしてしまいまして……』
透の母『そんなかしこまらないで。お仕事じゃないんだから』
透「え?」
円香「は?」
透「…………え……うそ……なんで?」
円香「……親子ってことでしょ。男のタイプが」
透「なんか……めっちゃ触ってる……プロデューサーのこと」
円香「ベタベタして気持ち悪い……あの人が拒絶しないのも意味不明だけど」
透「お母さん……あんな顔するんだ……」
円香「こんな形で歌詞に共感したくなかった」
透「……え……どうしたらいい? ねえ……樋口……」
円香「……」
透「ねえ……私が先に好きになったのに……それを横から取るなんて……ダメだよね……?」
円香「……」
透「ねえ……樋口……」
円香「ちょっと話してくる」
〜〜
透の母「もうっ! プロデューサーさんったらー」
円香「すみません」
透の母「あら、円香ちゃんじゃない! どうしたの? デート?」
円香「仕事のことで少し相談があって、プロデューサーをお借りしたいのですが」
透の母「そうなのね、それってプライベートなこと? そうじゃなかったら、ここで話しても構わないわよ?」
円香「プライベートに関わることです」
透の母「そっかあ。残念。でも、すぐ終わるようだったら――」
P「ま、円香! あの件だよな!? すみません、かなり時間がかかると思いますので、今日のところは失礼します!!」
透の母「あらそう? うーん……仕方ないわね。それじゃあ、また今度ね。プロデューサーさん」
〜〜
P「助かったよ……そろそろ時間なのに全然返してくれなくてさ」
円香「本当にデートじゃなかったんですか?」
P「デートの方がよかったくらいだよ……過去の恋愛事情についてがっつり聞かれるし、今後のことについてやたら具体的に詰めようとしてくるし」
円香「あなたにその気が無くても、向こうは離婚覚悟の不倫だという可能性は?」
P「そういうんじゃないんだ……俺と透を何が何でも結婚させようとしてるんだよ。なんならお義母さんって呼ぶ練習までさせられそうになって……」
円香「……それ、浅倉に説明したほうがいいですよ。母親の不倫相手が自分のプロデューサーだと思ってるので」
P「ああ、そのつもりなんだけど……透はどこにいるんだ?」
円香「あの席に…………いない……」
〜〜
透「ねえ、お母さん」
透の母「あら、透もいたの? 円香ちゃんならプロデューサーさんと向こうに――」
透「あのさ。好きなの? プロデューサーのこと」
透の母「? そうねぇ……すごく良い人よね。仕事熱心だし、思いやりもあるし」
透「お父さんは? いるじゃん、お母さんにはお父さんが。私は……」
透の母「どうしたの? あー、もしかしてお父さん疑ってる? じゃあ安心してって言っといて。これは根回しだからって」
透「……何それ」
P「透ーっ! 誤解なんだーっ!」
透「プロデューサー……?」
円香「浅倉、おばさんは浅倉とこの人を結婚させようとしてたんだって」
透「……え?」
透の母「そういうこと。透はこういうの伝えるの苦手だから、お母さんが根回しして、向こうから告白してくるように仕向けてたってわけ」
透「……そうなんだ」
P「な! そういうことだからさ! 不倫とかじゃないんだよ! わかってくれるか?」
透「……うん。言っとく。お父さんに」
透の母「お父さんが不安になるのもわかるのよ。お母さんとは一回りも離れてるから。透も気をつけなさいよ? プロデューサーさんを不安にさせないようにね」
透「うん。気をつける」
円香「それでは、色々解決したみたいなので失礼します」
透の母「あら、もう行っちゃうの? 今日うちカレーなんだけど、よかったら食べてっていいわよ?」
円香「…………それじゃあ、お言葉に甘えて」
―――その晩 樋口家
円香「ただいま」
円香の母「おかえりー! 今日の晩ご飯はね――」
円香「浅倉の家で食べてきたからいらない」
円香の父「ほらな! だから言っただろ、ちゃんと円香にも説明しといたほうがいいって」
円香の母「でも説明したらしたで、結局透ちゃんのとこで食べてきちゃうでしょ、この子。デザートくらいなら食べれる?」
円香「どうしたの? 何かあったの?」
円香の母「うふふ、実は今日……なんと! 我が家にプロデューサーさんをご招待してます!」
円香「…………は?」
P「お邪魔しております…………」
円香の父「今日は家に泊まってってくれることになってるからな! 好きなだけイチャイチャしていいぞ!」
円香「……え、何? どういうこと?」
円香の父「父さんとしてはな、円香に男が出来るってのは嫌なんだけどな、でもそういうのはどうしよーもないってのもわかってるからな、それだったらせめて俺の認めた男と結婚してほしいって思ってるんだよ」
円香の母「夢に見るくらい好きなんでしょ、プロデューサーさんのこと」
円香「……え? 嘘……え……?」
円香の父「父さんは母さんのベッドで寝るから、プロデューサーさんは俺のベッドで……別に円香のベッドでも父さんは構わんぞ?」
円香の母「たーっくさん精力のつく食べ物を用意しましたからね!」
P「は、はは……」
円香「……」
P「と、とりあえず…………透には黙っててくれるか?」
円香「……最悪」
にちゅにちゅしてきましたね