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めぐる「ハグして欲しいなー……」/Novel by 荒野の渡り鳥

めぐる「ハグして欲しいなー……」

6,950 character(s)13 mins

3月ですが書初めになります、今年もよしなに
めぐるの身体は暴力だろ……そうだよな、ピーちゃん……
いつも通りイチャついております

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バタン

八宮めぐる(以下、めぐる)「おっはよー!」

芹沢あさひ(以下、あさひ)「あっ、めぐるちゃん!おはよっす!」ダキッ

シャニP(以下、P)「めぐる、おはよう」

めぐる 「?何やってるの?」キョトン

あさひ 「プロデューサーさんに抱っこされてるっす!」ギュゥウ

めぐる 「いやっ、それは分かるんだけどー……?」キョトン

P 「まぁそうなるよな……まずはこれ見てくれるか」

めぐる 「これって……おー、100点だ!」

あさひ 「冬優子ちゃんとプロデューサーさんに教えてもらったところが全部出たんすよ~!」ニコニコ

P 「だからさ、褒めてあげようと思ってな」

めぐる 「そっか!それならー……わたしからもぎゅーっ!」ダキッ

あさひ 「おー!サンドイッチっす~!」

七草はづき(以下、はづき)「あさひさん、楽しそうですねぇ」ニコニコ

P 「はづきさん、居たんですか?」

はづき 「むっ、まるで居ない方が良かったみたいな言い方ですね~?」プクー

P 「そ、そういう訳じゃなくて……」アワアワ

はづき 「……ふふっ、冗談です」ニコ

はづき 「さっきまで仮眠室でおやすみしてたので、気が付かなかったのかもしれませんね~」

P 「なるほど……」

あさひ 「プロデューサーさん!抱きが甘くなってるっす!」

P 「分かった分かった……」ギュッ

めぐる 「…………」

はづき 「……ところであさひさん、お時間大丈夫ですか~?」

あさひ 「……あーっ!もうレッスンの時間っす!」

P 「ん……レッスンなんて入れてたか?」

あさひ 「愛依ちゃんと自主レッスンの約束してるんすよ!」

P 「なるほど……それじゃ、愛依にも褒めてもらえるな」

あさひ 「そうなんすよ~!ううーワクワクしてきたっすね!」

あさひ 「それじゃめぐるちゃんも!お先に失礼するっす!」タッタッタ

めぐる 「うん、またね~!」フリフリ

めぐる 「…………」

P 「じゃ、俺も用意してくるよ……めぐるは準備大丈夫か?」

めぐる 「え?……あっ、うん!大丈夫!」

P 「……?それなら、良いんだけど」

P 「それじゃ、車出してくるか……少し待っててくれ」

めぐる 「分かった!はづきさんとお話しながら待ってるね!」フリフリ

P 「はは、それならちょっと遅い方が良いかもな」

P 「じゃ、ちゃっちゃと済ませてくるよ」

めぐる 「急ぎ過ぎてケガとかしないようにね!」

P 「おう」トコトコ

バタン

はづき 「二人は本当に仲良しさんですね~」

めぐる 「…………」

はづき 「……めぐるさん?おーい」

めぐる 「!なぁに、はづきさん?」

はづき 「なんだか、さっきから上の空だったので~……何か気になる事でもありましたか~?」

めぐる 「気になる、のかな……大した事じゃないんだけどね?」

めぐる 「わたし、プロデューサーにハグしてもらったことないなーって思ったの」

はづき 「いつもしてるのじゃなくて、ですか~?」

めぐる 「だって、いっつもわたしが抱きついてるでしょー?プロデューサーからしてもらったことないんだもん」

はづき 「あぁ、なるほどー……」

めぐる 「プロデューサーがあんまりやりたがらない人なのかなーって思ったんだけどなー……?」

はづき 「めぐるさん的には、プロデューサーさんにもハグして欲しいということですか~?」

めぐる 「うん!」コクリ

めぐる 「……もし、嫌って事なら無理強いできないんだけど」シュン

はづき 「?嫌がるような事はないと思いますけど……」

めぐる 「そうかな~……?」

はづき 「……でも、そうですねー」

はづき 「気になるなら、プロデューサーさんに直接頼んでみると良いかもしれませんね~」

めぐる 「直接?」

はづき 「はいー、きっと分かってくれると思いますよ~」ニコニコ

めぐる 「だと良いんだけど……」

ガチャリ

P 「めぐるー、用意できたからそろそろ下に降りてきてもらっても良いかー?」

めぐる 「わ、分かった!今行くね!」

めぐる 「……直接かぁ」

————— 

カメラマン 「めぐるちゃん良いよー!もっと、目線上げてー!?」

めぐる 「えっと……こんな感じで良いですかー!?」

カメラマン 「良いよ、最高!」パシャパシャ

P 「…………」

編集長 「283プロさん、お疲れ様―」

P 「編集長さん!お疲れ様です」

P 「今日は、うちの八宮を起用して頂いてありがとうございました」ペコリ

編集長 「いえいえ、こちらとしてもめぐるちゃんが適任だと思ったのでね」

編集長 「むしろ、こちらの方が御礼を言いたいくらいですよ」

P 「それは良かった……八宮も喜びます」

編集長 「それは良かった……」チラッ

カメラマン 「はい、そこウィンクしてー!」

めぐる 「いぇーい☆」パチリ

カメラマン 「良いね~!最高だよー!」

めぐる 「えっへへ、ありがとうございまーすっ!」

編集長 「めぐるちゃん、今日も良い顔してるねぇ……また、お仕事頼んでも良いかい?」

P 「…………」

編集長 「……283プロさん?」

P 「!あ、はい!是非!」

P 「…………」

————— 

カメラマン 「よし、じゃあ撮影はこれでおしまい!」

めぐる 「お疲れ様でしたー!」

カメラマン 「めぐるちゃん、今日も最高だったよー!またよろしくねー!」フリフリ

P 「めぐる、お疲れ」

めぐる 「プロデューサー!ね、今日のわたしどうだった!?」

P 「良かったよ、編集長さんも褒めてた」

めぐる 「本当!?良かった~……!」ホッ

P 「………なぁ、めぐる。ひとつ聞いても良いか?」

めぐる 「んー、なぁにー?」

P 「今日、なにかずっと考え事してなかったか?」

めぐる 「えっ……」

P 「あっ、違うなら良いんだぞ?」

P 「ただ、なんかいつもと違った感じがしたからさ」

めぐる 「プロデューサー……」

P 「……まさか、あのカメラマンにセクハラでもされたんじゃないだろうな」ギロッ

めぐる 「え、えぇっ!?」

P 「おかしいと思ってたんだ……アイツとっちめてやる」ギリギリ

めぐる 「ち、違うよ!?変な事なんてされてないから!」アワアワ

P 「本当か?我慢とかしなくて良いんだぞ?」

めぐる 「本当、本当だってばぁ!?」

P 「……なら、良いけどさ」

めぐる 「もー……ふふっ」

P 「……悪かったな、変な事言っちゃって」

P 「帰ろうか、変な事のお詫びとしてなんでもするよ」

めぐる 「えっ、なんでも?」

P 「……お、俺に出来る範囲でな?」アセリ

めぐる 「じゃあ……はいっ!」バッ

P 「……?どうした、腕広げて」

めぐる 「今日は、プロデューサーから!」

P 「?俺からって何を……」

めぐる 「ハーグー!いっつもわたしが抱きつくばっかりでしょ!?」

めぐる 「今日はプロデューサーからして欲しいなーって!」

P 「……あのさ、もしかしてずっとそれ考えてたのか?」

めぐる 「…………」コクリ

P 「…………」ハァ

めぐる 「……やっぱり、わたしだとしたくないの?」

P 「どういう意味だ……?」キョトン

めぐる 「だって、あさひちゃんの事はぎゅーってしてあげてたでしょ?」

めぐる 「でも、わたしにはしてくれないから……」シュン

P 「めぐる……」

めぐる 「……ごめんね!無理なら良いんだ!」

めぐる 「帰ろっか、プロデューサー!」

P 「……めぐる」

めぐる 「?」

P 「ほら、おいで」バッ

めぐる 「……いいの?」

P 「勿論」

めぐる 「そ、それじゃあ……」ダキッ

P 「よーしよし……」ギュゥウ

めぐる 「えっへへ……」

P 「全く、変なところでめぐるは考え込むよなぁ」

P 「そんな悩むくらいなら、言ってくれた方が早いってのに」

めぐる 「だから言ったでしょ~?わたしはプロデューサーが思ってるより臆病だって」

めぐる 「……嫌われたくないんだもん」シュン

P 「…………」ワシャワシャ

めぐる 「わっ……プロデューサー?」

P 「俺がめぐるの事、嫌いになるわけないだろ」

めぐる 「でも……じゃあ、なんでハグしてくれなかったの?」

P 「……いや、そりゃダメだろ」

めぐる 「なんでダメなのかって話でしょー!?」ムゥ

P 「日本はな、フリーハグは一般的じゃないんだよー」ナデナデ

めぐる 「むぅ……」プクー

P 「……それで、どうだ?」

めぐる 「……うん、とってもあったかい」スリスリ

めぐる 「それにね?なんだか、とっても落ち着くんだ……なんでかなぁ」

P 「……さぁ、どうだろうな」

めぐる 「もー、真面目な話なんだよー?」

P 「分かってるさ、だからこう言ってるんだよ」

めぐる 「イジワルなのは女の子に嫌われちゃうよーっ?」

P 「じゃ、やめるか?」

めぐる 「……それがイジワルって話だもん」ピトッ

P 「……はは、そうか」

めぐる 「……えっへへぇ♪」スリスリ

P 「なぁ、めぐる……そろそろ離さないか?」

めぐる 「まだ褒めてもらってないもーん♪」

P 「褒め……あぁ、あさひにやってた奴か?」

めぐる 「そう!」

P 「分かったよ、しょうがないな……」

P 「……今日は頑張ったな、めぐる」

めぐる 「……それだけー?」プクー

P 「えっ」

めぐる 「だって、プロデューサーがどう思ってるかってことは聞いてないよー?」

P 「お、俺か?そうだな……」

P 「……可愛かったよ、良い笑顔だったと思う」

めぐる 「えっへへ……そっか!」

P 「満足したか?」

めぐる 「うんっ、満足!」

P 「それは良かった……それじゃ、早いとこ帰るか」

めぐる 「……プロデューサー!」

P 「どうした?」

めぐる 「そのね?また頼んだら……」

P 「……分かった分かった」

P 「ただし!人がいないところでだけだからな!」

めぐる 「!えっへへ……分かった!」

P (この時、俺は気付いていなかったんだ……)

P (あれだけスキンシップが旺盛なめぐると抱き合うということが、どれだけ危険かということに)

Comments

  • あずきバー

    いっぱいちゅき……♥

    June 3, 2021
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