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プロデューサーと同棲してる美琴が新年を迎える話/Novel by ほっぽい

プロデューサーと同棲してる美琴が新年を迎える話

9,272 character(s)18 mins

Pみこ流行れ

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年末特番を見ながら年明けまでゆったりとした時間を過ごす。去年の今頃は北海道で少しばかり胃をキリキリとさせながら過ごしていたのを思い出す。結論から言えば俺の気にしすぎだったけど、それでも緊張するものはする。
「本当に戻らなくて良かったのか?」
そんな去年の事を思い出した俺は美琴に質問する。一週間ほど前から決めていたことだけど、本当にそれでも良いのか気になっていたから。
「去年戻ったからいいと思うの。お母さんも今年は別にいいって言ってたから」
「それはそうだが……」
「気にし過ぎ。悪い癖だよ?」
ツンツンと炬燵の中から足先でつつかれる。気にし過ぎだと言うけど、遠方にいる家族に会う機会なんて年末ぐらいしか無いと思うんだけどなぁ。都内に家族が住んでる俺とは勝手が違う。
「私がいいって言ってるんだから気にしないでいいよ。……それともお母さん達に会いたかった?」
「そういうことじゃなくてだな」
「会いたくないんだ。……そっか」
そう言ってスマホを手に取る素振りを見せる美琴。俺は慌てて言葉を訂正する。今の言い方だとまるで俺が美琴の両親に会いたくないという感じに捉えられてしまう。仮にそれを伝えられてしまった日には……!
「い、いや!待て美琴!御両親に会いたくないとかそういうことじゃなくて……!」
「ふふっ、知ってるから。そんなに慌てなくてもいいよ」
茶目っ気のある笑顔を見せるとスマホをテーブルに戻す。…………本当、生きた心地がしないからやめてほしい。
「ふぅ……」
「慌て過ぎじゃない?」
「慌てもするよ……」
一応御両親からは美琴のことを任せると念押しして言われてしまった。……それが一体どういう意味を含んでいるのかが分からないほど俺も馬鹿ではない。そんな状況で誤解を招くようなことになったら、大変どころの騒ぎじゃない。次会った時、生きて帰れる保証はない。
「そっちも会いたくないみたいだし、だから今年は戻らないことにしたの」
「お、おい……!」
クスクスと笑いながらそう言ってくる辺り、美琴も随分と強かな性格になったと痛感する。そんなことを思っていると、テレビからは残り後五分という言葉が聞こえてきた。
「あ、そろそろ年明けるみたいだぞ」
「……本当だ」
このままだと美琴に弄り倒されると察した俺は強引に話題を切り替えることに。
「今年は色々あったね」
「まぁな……でもお互いに怪我なく無事に過ごせてよかったよ」
「うん。そうだね」
しみじみと今年のことを振り返る。全てを振り返るには五分という時間は短いけど、それでも不幸な出来事は何一つとして無かったのは幸いだ。
「来年もよろしくお願いします」
「こちらこそよろしくお願いします」
「……ふふっ」
「……ははっ」
お互いに畏まった挨拶を交わすが、数秒と持たずに笑いを堪えきれなくて吹き出してしまう。
「あ、明けた」
そんなやり取りをしていたら気づけば年が明けていて。
「あけましておめでとう」
「あけましておめでとう。今年もよろしくね」
数秒前と似たようなやり取りにどちらともなく笑顔が零れた。

Comments

  • shin

    うわぁぁぁぁ美琴は可愛いなぁ!

    January 7, 2022
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