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WBC韓国は「東京の奇跡」と熱狂 号泣した主将イ・ジョンフはどんな選手?“韓国のイチロー”再注目 #エキスパートトピ

スポーツライター
写真:Imagn/ロイター/アフロ

東京ドームで生まれた“奇跡”に、韓国が沸いている。9日のWBC1次ラウンドで韓国代表はオーストラリアに7-2で勝利。失点率の差という薄氷の条件をくぐり抜け、劇的にグループリーグ突破を決めた。勝利の瞬間、主将イ・ジョンフはグラブで顔を覆い、その場に崩れ落ちて号泣。韓国メディアはこの勝利を「東京の奇跡」と表現し、チームを率いた若きキャプテンの涙とともに大きく報じている。父は中日でも活躍した韓国球界の英雄イ・ジョンボム。“韓国のイチロー”と呼ばれる天才打者は、いったいどんな選手なのか。

ココがポイント

韓国ナインは涙。“韓国のイチロー”ことイ・ジョンフ外野手(ジャイアンツ)はその場で崩れ落ち、しばらく立ち上がれなかった。
出典:Full-Count 2026/3/9(月)

SNSでイケメンぶりと中日でプレーした李鍾範(イ・ジョンボム)の息子という両面で、注目を集めている。
出典:中日スポーツ・東京中日スポーツ 2026/3/7(土)

(井端監督)お父さんと一緒にプレーさせてもらって、彼が名古屋での生まれたての頃も見ました(略)活躍してるのはうれしい
出典:日テレNEWS NNN 2026/3/2(月)

韓国が金メダルに輝いた2008年北京五輪の栄光を見て育った1990年代後半~2000年代前半生まれの(略)『北京キッズ』
出典:Number Web 2023/3/10(金)

エキスパートの補足・見解

 今回のWBCで韓国代表の象徴的存在となっているのが、主将のイ・ジョンフだ。1998年、父イ・ジョンボムが中日ドラゴンズでプレーしていた時期に名古屋で生まれた。韓国球界では「球界の至宝」と呼ばれる存在で、KBOでは新人王、首位打者、年間MVPなど数々のタイトルを獲得。2022年には打撃5冠を達成するなど、世代を代表する打者として評価されてきた。

 日本のファンにとっても彼は決して無名ではない。父は90年代後半から2000年代初頭にかけて韓国を代表する選手であり、第1回WBCでは韓国代表の主将も務めた。親子2代で韓国野球の象徴的存在になった点も、イ・ジョンフの特別さを物語っている。

 現在はMLBのサンフランシスコ・ジャイアンツでプレー。中日でイ・ジョンボムと同僚だった侍ジャパンの井端弘和監督が「生まれたての頃も見た」と語るように、日本野球とも不思議な縁を持つ選手でもある。

 韓国では08年北京五輪の金メダルを見て育った「北京キッズ」が代表の中心となり、イ・ジョンフはその象徴的存在。今回の“東京の奇跡”は、韓国野球が世界の舞台で存在感を取り戻すきっかけになるのか。主将の涙は、その期待を象徴する瞬間だったと言える。

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ありがとうございます。
スポーツライター

1977年7月27日生。大阪府出身の在日コリアン3世。朝鮮新報記者時代に社会、スポーツ、平壌での取材など幅広い分野で執筆。その後、編プロなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めたあと、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。11年からは女子プロゴルフトーナメントの取材も開始し、日韓の女子プロと親交を深める。現在はJリーグ、ACL、代表戦と女子ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。

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