クリエイターを連れて工場見学を始めて20年ぐらい経ちますが、最初の頃はみんなが「わーすごーい」とか「えー」とか歓声を上げると、職人さんが「えっこれがすごいの?(普通のことなのに?)」って逆に驚いて、それから調子に乗って説明に熱が入ってくるのを何度も何度も経験しました。
普段の仕事では、トラブルがないことが普通で、たまにクレームはある。しかし驚かれたり、褒められたりすることが無いというのです。
クリエイターたちは自分でも作ることのたいへんさがわかるので、職人が何気なくやってることに感動するのです。
そしてリスペクトして、簡単に発注してはいけないと気づきます。
これをくり返していくと、工程を話せる職人、価値を伝える職人、クリエイターとコミュニケーションが取れる職人に育つというのも経験してきました。
この延長に今のオープンファクトリーがあります。工場を見学するのも、されるのもお互いにメリットがあるんですよね。