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Conversation

溝口勇児について 経営者として本音で書く。 正直に言う。 俺は溝口勇児に 期待していた。 本当に期待していた。 足立区の極貧家庭出身。 3歳で父が失踪。 母子家庭で自己破産。 小学生から新聞配達。 高校の学費も自分で稼いだ。 この原体験だけで 普通の起業家の10倍のリアリティがある。 FiNCで150億調達。 BreakingDownをエンタメ化。 連続起業家として15〜20社を経営。 「持たざる者の逆襲」を 本当に体現しようとしてた男だと 思っていた。 ━━━━━━━━━━ ここで一回、 孫正義と比べてみる。 孫正義も 在日韓国人という 当時の日本で最も不利な立場からスタートした。 差別された。 馬鹿にされた。 それでも 「ビジョンだけは世界一でいく」 と決めた男だ。 孫正義が凄いのは 負けた時の立ち方だ。 ITバブル崩壊で ソフトバンクの時価総額は 一時99%下落した。 それでも辞めなかった。 ブロードバンドに全賭けして 「絶対に日本中に光ファイバーを通す」と言い続けた。 周りが全員「無理だ」と言っても 動き続けた。 孫正義の本質は 「ビジョンへの狂気的な執着」だ。 溝口勇児には その「一点突破の執着」が どこにあるのか 俺にはまだ見えていない。 ━━━━━━━━━━ 次に イーロン・マスクと比べる。 イーロンとの比較は 少し酷かもしれない。 でも 「時代を変えようとしている」 という文脈で語られる人間には 同じ軸で測る必要がある。 イーロン・マスクは テスラを諦めなかった。 スペースXを諦めなかった。 Twitterを買った。 全部に共通してるのは 「自分の金を全部ぶち込んで  それでも信じ続けた」だ。 イーロンがX(旧Twitter)を 440億ドルで買収した時 世界中が「狂ってる」と言った。 でも彼は 「言論の自由がなければ民主主義は死ぬ」 という思想のために 全財産に近い金を賭けた。 信念と行動が 完全に一致してる。 ここが、でかい。 溝口勇児は 「NoBorder」で 「命をかけてでも真実に迫る」 と言った。 言葉の強さはイーロン級だ。 でも サナエトークン騒動が出た時 最初の反応が 「ちょっと待ってて。  関係者と話してるから」 だった。 命をかけるって言葉は どこいった。 言葉と行動の間に でかい川が流れてる人間は 長期では信用されない。 ━━━━━━━━━━ WEIN GROUP崩壊の話をする。 2020年。 本田圭佑・高岡浩三という 日本トップクラスの名前を集めて 立ち上げたファンド。 設立からわずか9ヶ月で崩壊した。 パワハラの指摘。 資金の不透明な使途。 社員の大量退職。 ファンドLP全員一致での解散要求。 本田圭佑は後に言った。 「僕の倫理観からするとアウト」 これ、かなりきつい言葉だ。 溝口本人の言い分は 「クーデターを起こされた。俺は被害者だ」 でも 「自分は被害者だ」という経営者ほど 信用できない経営者はいない。 トップの責任は 何が起きても 「俺の責任だ」と言えることだ。 アカウンタビリティを取れない経営者は 何度やっても同じことを繰り返す。 ━━━━━━━━━━ 孫正義と溝口勇児の 決定的な違いを一言で言う。 孫正義は 「失敗した事業」を作らなかった。 正確に言えば、 失敗しても その失敗が「次の布石」になってる。 ソフトバンクの失敗は 全部、より大きな成功への通過点だ。 溝口勇児の場合 FiNCは「方針の違いで退任」 WEINは「9ヶ月で崩壊」 サナエトークンは「炎上して沈黙」 事業の数は増えてる。 でも 「これで世界を変えた」という実績が まだない。 BreakingDownは凄いと思う。 本当に凄い。 でも BreakingDownは朝倉未来がいて成立してる。 溝口勇児が 朝倉未来なしで 一人で世界を変えられるのか。 俺はまだ答えを見ていない。 ━━━━━━━━━━ イーロンとの もう一つの違いも言う。 イーロン・マスクは 嫌われることを恐れない。 Twitterで何万人にブロックされても 「言論の自由」を曲げない。 政府に喧嘩を売っても 自分のビジョンを曲げない。 一貫してる。 ブレない。 アンチが増えても加速する。 溝口勇児は 炎上すると 説明が「関係者と調整中」になる。 これは別に悪いことじゃない。 でも 「命をかける」と言った男の 危機対応としては 迫力が足りない。 イーロンなら 炎上した翌日に 自分でXに投稿して火に油を注ぐ。 それくらいの覚悟が 「命をかける」の水準だろ。 ━━━━━━━━━━ 最後に一番本音を言う。 俺が溝口勇児に期待してたのは 「持たざる者が本当に世界を変える物語」 を見たかったからだ。 足立区の極貧から始まった男が 本当の意味で 孫正義やイーロンと並ぶ日を 見たかった。 その可能性は まだゼロじゃないと思ってる。 でも今の溝口勇児に足りないのは 「一点に全賭けする覚悟」だ。 孫正義はブロードバンドに賭けた。 イーロンは電気自動車と宇宙に賭けた。 溝口勇児は何に賭けるんだ。 BreakingDownか。 NoBorderか。 REAL VALUEか。 全部やることは 全部中途半端になるリスクと 常に隣り合わせだ。 「連続起業家」という肩書きは カッコいい。 でも 孫正義もイーロンも 連続起業家とは呼ばれない。 「この一点で世界を変えた男」と呼ばれてる。 溝口勇児が 本当に時代を変えたいなら いつか「全部捨てて一点に賭ける」 瞬間が来る。 その時にどう動くか。 俺はまだ期待してる。 でも正直に言えば その期待が 今は少し小さくなってきてる。 どう思う?