8日投開票された石川県知事選は、無所属現職の馳浩氏(64)=自民、維新推薦=が、無所属新人で自民出身の元金沢市長の山野之義氏(63)に敗れた。県内19市町で馳氏は16勝3敗だったが、有権者の4割が住む金沢市で大敗を喫した。令和6年元日の能登半島地震で甚大な被害が出た輪島、珠洲(すず)、七尾各市と能登、穴水、志賀各町の3市3町はいずれも馳氏が制した。
山野氏は国民、参政が応援
馳氏は、国民民主党県連の支持や参政党衆院議員の応援を受けた山野氏に約6000票及ばなかった。令和4年3月の前回選は山野氏に約8000票差で勝利しており、今回リベンジを果たされた。
19市町で山野氏に敗れたのは金沢市、白山市、野々市市の3市のみ。大票田の金沢市で、約3万4000票の大差を付けられたのが敗因となる。
今回は能登半島地震後、初めての知事選で復旧・復興策が主な争点となった。
能登の6市町の馳氏の得票は計約3万8000票。山野氏は計約2万2000票にとどまった。珠洲市は馳氏が約4300票で、山野氏の約2100票にダブルスコアを付けた。
馳氏は1期で知事の座から降りる。9日にX(旧ツイッター)で「落選は一重に私の責任であり、力不足をおわび申し上げます。能登の復旧復興は道半ばであり、県政に停滞は許されません」とつづった。(奥原慎平)