国民民主党県連で離党相次ぐ パワハラ訴える声も県連側は否定
国民民主党千葉県連で議員の離党が相次いでいる。昨夏に1人が離党したほか、今年2月には3人が離党届を提出した。離党理由に県連内のパワハラを訴える声もあるが、県連側は否定しており、主張は食い違っている。
昨夏、浦安市の工藤由紀子市議が離党。今年2月には、榎本怜県議(野田市選挙区)、市川市の石崎英幸市議、印西市の都築真理子市議の3人が、それぞれ離党届を提出した。
工藤市議は自主的に離党し、離党の理由は岡野純子衆院議員(比例南関東)や県連幹事長の天野行雄県議、支援団体から受けたパワハラだと主張。会議などで不当な叱責(しっせき)を受けることが続いたとし、ストレスから体調を崩して「適応障害」の診断を受けたという。他の複数の議員も、工藤市議へのパワハラを見聞きしたと話しているが、県連側は「パワハラの事実はない」と否定している。
都築市議は自身の離党理由を「県連内の人間関係や一連のパワハラ・離党問題での県連の対応への不信感」と説明する。
一方、県連は石崎市議と榎本県議について「同僚議員や支援団体等への誹謗(ひぼう)中傷および活動不履行等の反党行為」を理由に2月に離党勧告を通知し、両氏から離党届が提出されたと説明する。
これに対し、石崎市議は離党勧告の理由とされた岡野衆院議員への誹謗中傷や、昨年の衆院選で岡野陣営の選挙対策委員長を放棄したという県連側の説明は「事実と異なる」としている。榎本県議も、県議会やSNSでの虚偽の吹聴や、誹謗中傷をしたとされることについて否定している。
県連に所属する地方議員は昨夏時点では12人だったが、3人の離党が決まれば8人にまで減ることになる。
参院選千葉選挙区(改選数3)に公認候補の擁立を発表した今月6日の県連の会見に同席した玉木雄一郎代表は「離党は本当に残念。経緯の事実確認をしたい」と話した。