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【槍弓】結婚ってなんですか/Novel by もあ

【槍弓】結婚ってなんですか

7,513 character(s)15 mins

結婚観が致命的に違う槍弓。
Twitterに上げてたやつです(一日が24時間しかないので加筆出来ませんでした…)

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 結婚。ひとつの節目なんだろうと思う。

 年齢的にも結婚適齢期であるアーチャーは、パートナーがいると知られている周りの人間から『結婚はしないの?』と聞かれる事が増えたし、その返答に毎度窮する。
 したい、のだと思う。自分は。今付き合っている男、ランサーと。
 もう何年も付き合っている深い仲だし、一緒に暮らしてもいる。喧嘩も日常茶飯事だが、お互いに折り合いをつけて共生できている。何より小競り合いが頻発しても離れ難いからここまで一緒に来てしまったのだ。責任を取って結婚でも申し込むべきでは、なんてやっと考えたのは、恩師でもある凛の何度目かの『結婚したら教えてね』というセリフに決意させられたからだ。
 
「したくない」

 ランサーの拒否はシンプルだった。
 夕飯も終えて、二人がけのソファに座ってテレビに目をやっていた。
 なんとはなしの世間話のように、共通の知り合いの結婚話を振ってみたのだ。そこからしばらく黙り込んでいた。ランサーは、アーチャーの私達も、の台詞の途中のところで初めの台詞を言い切った。

「おっと、勘違いすんなよ、お前の事は好き、すげー好き、愛してる。オーケー?」
「……」
 じゃあ何故。言葉に詰まるアーチャーに、ランサーがため息をつく。
「マイナス思考加速させて出ていかれたらオレが死ぬ。言ってなかったけどアーチャー、結婚なんてただの契約だろ、しなくても明日からも二人でここで生きていける。違う?」

 違わない、のか?
 驚くべき事にランサーはアンチ結婚派であったらしい。いや、アンチは相応しくない言葉だろうか、彼は己の信念に寄り結婚が出来ない。
 役所に紙を出すのがそんなに大切な儀式か?と言うランサーにアーチャーは瞠目する。
 こんなに一緒に暮らしてきたのに、まだランサーの知らない部分があるんだなあとどこか余所事の様に思った。断られるなんて予想外だったから。

「アーチャー」

 両頬をランサーの大きな手に包まれ、そのまま啄まれる様にキスされる。そうだ、結婚しないからと言って、ランサーとの今までの愛情が嘘になる訳では無い。無いのに。
 
「結婚はしたくない」
 
 眉根を寄せて、苦しそうな顔をしたランサーにどうしても結婚してくれなんて言う気にはなれなかったから、「そうだな、どうせ私達は結婚なんて柄ではない」と言ってみせたのはアーチャーにも本心だったのかわからない。
 


 
 
 ランサーに結婚の話をしたのは良くなかった。
 アーチャーはやっとそれを自覚した。
 
 ランサーが結婚できない理由は?結婚を迫られた男が責任を取りたくないような態度に見えなかったか?もしかして他にいい人が?
 こんな事を考えるのをやめたい。そんな事実が無いことはランサーと暮らしいているアーチャー自信が一番よくわかっている、もう言い訳はやめよう。
 アーチャーは結婚したかった。ほかの誰でもなく、ランサーと。彼の人生に添う資格を結婚という手段で得られるのなら、そうしたかった。
 だからショックを受けたのだ。あの日からランサーとはなんとなくギクシャクしているし、いつも先に謝ってくるランサーは何も言ってこない。当たり前だ、これは喧嘩ではない。個人が主張し尊重されるべきラインの話なのだから。
 
 結婚は重い契約だ。ランサーの言い分も分からなくはない、正しく言うとアーチャーには分からないがそういう価値観もあると理解出来る、だ。
 けれど、その彼の価値観に共感できないのなら別れるべきだとどこかで考える自分もいるのだ。アーチャー自身それに驚いた。夢を見ていた訳では無いと思っていたが、結婚、家庭を自分自身想像以上に望んでいた事を自覚し、恐ろしくなる。
 多分ランサーと結婚したい気持ちはなくならない、彼の信念は尊重したい、この二つの間で板挟みの状態ではまたランサーを困らせる、彼が告白してくれた信念を、彼が忌避する結婚願望によってきっと踏みにじるのだ。
 
 ここ最近ずっと気まずい顔で顔を突き合わせながら囲んでいた夕食の席で、「しばらく距離を置こう」と切り出したアーチャーに、ランサーは全く驚いた顔をしなかった。
 「ああ、」と諦めたような表情、アーチャーに断罪されるのを待つような態度に心が千々に裂かれる思いだが、アーチャーとランサーの人生が取り返しのつくうちに見極めた方がいい事だった。
 
 一緒に内覧して購入を決めたマンション、話を切り出したアーチャーが出ていくと申し出たが、ランサーがオレでいいと言ってきかなかった。

「結婚は出来ないけど、お前の事は愛してる」
 
 キャスターのとこにでも居候するから、と、さっさと靴を履いて、玄関でアーチャーにキスを落としていったランサーに、アーチャーは我慢できずに泣いてしまった。
 じゃあ結婚はなんで無理なんだと泣き喚くのはあまりにも自儘だ。
 
 きっとこの選択が正しい。そう未来のアーチャーとランサーが思わせてくれると思い込まなければ立っていられそうになかった。
 
 

 

「起きろ居候」
 
 あまりにも最悪の目覚めだった。
 まじで邪魔だな、と言わんばかりに歪められた自身と殆ど同じ造形の顔。それを一番に視界に入れながら目覚める朝が割と酷いものだとここ数週間で痛感していた。
 「アーチャーならキスして起こしてくれる」なんてやってもらったことの無い妄言を呻きながら身を起こすと、キャスターから「本当に帰れ」とシリアルの袋が飛んできた。
 やっと起き上がり身支度を済ませ居間に帰ってくるとキャスターから投げつけられたシリアルを文句も言わず皿に開ける。
 家主もダイニングテーブルでMacBook Airを叩きながら同じものを食べているのだ、文句の出るはずもない。
 
 キャスターのマンションに転がり込んだ当初『お前が悪い』と冷遇されたランサーは居間のソファに居場所を与えられていた。キャスターの飼っている二匹の犬がすぐ近くに寝ているのだから殆ど犬扱いだ。
 ソファテーブルに並べられたランサーが消費した酒の瓶を睥睨して「帰ってくるまでに片付けとけよ」と言い捨てるこいつは本当にランサーの兄なのだろうか。学生時代の同じ時期に知り合ったアーチャーとの共通の友人であるばかりに、あまりにもアーチャー側である。

「あと買い出ししとけ穀潰し」
「言い方ってもんがねえのかテメーは……」
「だから帰れっつってんだろ。お前のそれほとんど病気じゃねえか」
 キャスターが唐突に言う。
 ランサーがキャスターの家に転がり込む事になった原因は流石に話さざるを得なかった為に、ランサーの結婚に対する価値観をキャスターには吐露している。その時も忌憚のないこのセリフで切って捨てられたのだ。
 
「親戚連中の愛のない結婚血みどろの裁判離婚がそんなにトラウマか?」

 違うとは言えない。
 幼い頃から何度も目にしてきたし、大人になった今でも結婚生活が破綻している奴らを大勢見てきた。
 役所に紙切れ1枚出せばアーチャーとランサーは夫婦、というか男同志だからパートナーか?そういった枠に入るだろう。それはその前の日と何が違うのだろう。今だって十分に幸せだし、財産の管理も運用もきちんと話し合っている。無いのは公的なパートナーの肩書きだけだ。誰に認めて貰わずとも、ランサーとアーチャーは二人で生きていけるはずなのに。
 
 それが無いだけでアーチャーの人生に添えないというのなら、確かにふざけた信念なのだが、本当にわからないものはわからないのだ。 
 
「お前のそれは俺にとっちゃ馬鹿げたもんだが別に悪いとは言わん。その信念を貫き通した末にアーチャーと別れるなら立派なモンだとも思うが、別れた後もアーチャーの人生に付き纏いそうな勢いなんだから呆れてんだよ」
 
 それはランサーもわかっている。恋人じゃなくてもアーチャーの傍で友人は出来るのだからそれこそランサーの勝手だ。諦めてたまるか。教会で神に誓えずとも自分に誓える。生涯誓愛してるのはあの寂しくて皮肉屋な男だけなのだ。
 
「というか、最初に言ったな、一方的に拒絶したお前が悪い。よく話し合え、結婚して別れるのが怖いのか?保証のない今の方が怖いだろ普通」
「……許せないのはオレじゃねえよ、アーチャーだ。向こうから切り出された事だ」
 
 キャスターは少し考えた後、「お前、アーチャーを義兄さんって呼びたい?」なんて冗談でも趣味の悪い事を言うキャスターに、ランサーもシリアルの袋を投げ返した。
 
 

 
 
 馬鹿な事をしたわね、と凛に笑われた。
 
 凛は気が付いていないか、気にしていないかもしれないが彼女には何度も人生を救われていて、ランサーが出ていってから数週間目、アーチャーは凛を訪ねた。訪ねてしまった。もうどうしようもないくらい誰かに懺悔したかったのだ。
 紅茶を出してくれた凛にアーチャーは俯く、本当にその通りだ。
 
 ランサーの居なくなった部屋はあまりにも広かった。
 がらんとした寂しい気配を払拭する様にアーチャーは部屋を引き払う準備を始めて、これはランサーと、と手に取るものに時間を取られては中々作業が進んでいない。
 このマンションはランサーと折半で購入した共有財産だ。別れるという選択肢を考え始めた今、この部屋の存在は存外扱いが難しい。恐らく売却が一番簡単で早いので、今から片付けておくに越したことはなかったから準備に着手したのだが、長く暮らした二人の家は思い出ばかりで悲しみを募らせただけだった。
 
 7年ほど一緒に暮らした。
 20を超えて数えた年数はあまりにも長い。
 学生の頃に出会い、そこから殆どなし崩しに付き合い始めたものだから恋愛経験の大部分がランサーで。そのランサーと概ね満足のいく歳月を一緒に重ねられてきた為にここに来て別れる事態になるなんて考えた事がなかったのだ。
 リビングの棚の上に置かれた写真立て。セイバーに可愛いので飾ってやってくださいと貰い受けた品だ。その中のどれもが幸せそうな笑顔なので、片付けるに片付けられない。
 美しくて、さっぱりとした人好きのする性格で、対等に喧嘩することも多かったが、思えば人に上手く寄り掛かることの出来ないアーチャーの方が分かりにくい優しさで甘やかされていることが多かったように思う。
 いつか、どうしようもなく落ち込んだ日にソファで膝を抱えていたアーチャーを、黙って毛布で抱き込んでくれたランサーを思い出して、目頭が熱くなった。上手いことが言えなかった、なんて、ちょっと照れて後で漏らしていたけど、アーチャーにはそれすら愛しかった。
 
 この男と別れる。こんなに好きなのに、別れるのだ。嫌いだからじゃない。心臓から血が吹き出すほど胸が痛いのに、どうしても頷かなければならない事がたまたま、致命的にこれだっただけだ。
 
「確かに、貴方の方が普通の感覚ね。愛し合っているんだったら、結婚って選択肢はごく普通だと思うし」
 はっと顔を上げると、凛が正面で優雅にティーカップを持ち上げていた。目が合って、優しく瞳を眇られる。
「でも、ランサーの言ってる事もわかるわ、きっと貴方との愛を神や役所なんかに誓いたくないんでしょう。保証してくれるわけでもないし、自分と貴方に約束を立てる方がよっぽど重要なんでしょうね」
 
 アーチャーがそれで満足すれば丸く収まる話だったのだ。結婚という拘束力が強いのは多分どこの国だって一緒で、生まれてから今日に至るまで普通の家庭で育ったかと言われたら応とは言えないアーチャーは確かに形のあるものが欲しかった。それが致命的にランサーとすれ違っていただけだ。
 
「話し合えない?」
「もうランサーも追い出してしまったのでね、」
 皮肉にも力のないアーチャーに凛ははあ、と溜息をついた。
 
「一生のことだからね、よくよく決めた方がいいわよ」
 
 その通りだ。遠坂凛はいつだって正しい。主にアーチャーにとって。
 
 
 程なくしてアーチャーは体調を大きく崩した。
 日常生活の大きな変化は言わずもがな、それを振り切るように仕事に根を詰めすぎた無理もたたり、ここ数日ベッドから出られていない体たらくだ。
 やっとの事で勤務先に連絡を入れて、労いの言葉と普段の勤務態度からか一週間の休みをとらされたのは僥倖と言えただろう。
 だからゆっくり寝ていれば治ると過信したのが行けなかったのだ。
 
 次に目が覚めたアーチャーは思ったよりも自分が弱っている事に直ぐに気がついた。手足が動かないし、頭がぼうっとしてまともに働かないのだ。
 携帯は、と視線を動かして、サイドボードに投げた携帯がチカチカと光っているのを見たのが最後だった気がする。
 
 次の瞬間(本当に一瞬な気がした)には、あまりにも見慣れた顔がすぐ傍にあった。
 
「起きたか?」
 
 ランサーだ。ぼやけた視界ではよく見えないが、あの見事な青い髪はふわふわとした脳みそでも見間違えようがない。
 なんでここに、と起き上がって声に出す前に、ランサーがアーチャーの動きを軽い力で留めた。それに抵抗出来ない自分の現状にも瞠目する。
 
「わかってる、何で上がり込んでるかだろ。嬢ちゃんから言われて来たんだよ、お前が倒れてるかもしれねえってな。」
 
 ああ、と合点がいった。何しろ凛とは同じ会社なのだ、這う這うの体で連絡を入れた事が社内で伝播し凛の耳にも入ったのだろう。大方アーチャーに連絡がつかないのに痺れを切らしランサーを派遣してきたに違いなかった。何しろランサーは名義上ここの半分の所有者だ。
 
「鍵、使っちまった」
 
 悪かったな、とちょっと申し訳なさそうに言うランサーにアーチャーはなんとも言えない。まだ自分たちは最終的な判断を下していないのだからこの部屋に入る権利はランサーにも当然あるのだ。
 
「というかな、ビビらせんな、ほんと。自己管理なんておてのものだろ、何で倒れてんだ」

 たく、といいながらアーチャーの寝巻きの襟ぐりから手を突っ込み、いつの間に差し込まれていたのか体温計を抜いたランサーはその液晶を難しい顔で眺めた後に「今日は泊まる」とアーチャーの顔を見ずにいった。
 
 上手くなくても食え、と消化に良さそうな食事を用意されて、薬と水分補給を促されて、流石に服を剥かれて汗を拭かれそうになったのは力の入らない身ながら全力で拒否したが、ランサーは「今更何を恥ずかしがってんだ」と呆れた様子で、それがなお恥ずかしい。
 
 ランサーはあまりにもいつも通りだった。まるで別れ話をしていて、別居中との恋人とは思えない。
 
「ランサー、洗濯も掃除もできてない、」
「やったやった、オレはお前の次に家事が上手い男だぞ」
 
 違う。ランサーがいなくなった瞬間にやらなくなったなんて思われたくなかっただけなのに。
 
 何が楽しいのかアーチャーのベッドサイドからぴったり離れずにランサーはアーチャーの汗を拭ってくる。その表情があまりにも愛おしげで、別れようとしていた事が嘘みたいに、いや、何て簡単なんだと謗られようと別れたくなくなってしまう。
 結婚できないから何が問題だったのだろう、ランサーは婚姻届にサインをしなくても立派にアーチャーのパートナーをしてくれていたのに。
 
「……私のことが好き?」
「愛してる」
 
 1分の迷いもなく返してアーチャーの額にキスを落としてくるランサーに、「移るぞ、たわけ」「ものしらずめ、オレ風邪ひいたことないぜ」なんてクスクス笑い合う。
 
「結婚は?」
「……好きじゃない」
 
 言葉を選んだ様だが、結局同じことだ。ランサーとは結婚は望めない。でも、もうそれでいい気がした。
 
「もう、いい。ランサー帰ってきてくれ」

 アーチャーの台詞にランサーが瞠目する。本当にもういい気がした。結婚出来なくたって、ランサーはきっと最良のパートナーだ。
 
「アーチャー、」
「いい加減、キャスターに預けているのも心苦しく思っていたところだ」
 
 気恥しさから誤魔化すように皮肉るアーチャーに、対応に慣れきっているランサーは「オレはペットか?」と適当に返す。
 結婚しなくたって、誰にも認められなくても、ランサーとアーチャーはパートナーだし、今後も二人で暮らしていく。そうしたいと思ってしまったから、結婚を捨てるのはかなり勇気がいったが、もうそれでいいのだ。それに、
  
「やっぱり、君がいないと寂しい」
 ふっと、わらって、そのまま寝落ちしたアーチャーには、耳まで赤くしたランサーの顔を見る事はかなわなかった。
 
 


「私にとって結婚を諦めたのは余りに重大な結論だと理解してるな?ランサー」
 
 ランサーがアーチャーとのマンションに帰ってきた日、アーチャーが扉を開けて開口一番に言ったセリフはこれだった。
 ランサーは目を見張りつつもそれに「そうだな、知ってる」とおかしそうに返す。
 
「つまり君にはいくつか条件を出したい、なに、簡単なことだ、まず今後1ヶ月の掃除と買い出しを……」「アーチャー」
 
 揚々と話していた途中で遮られ、アーチャーはムッとしてランサーを振り向く。ランサーは何故かまだ玄関に入っていなかった。
 
「……入りたくないのか?」
「違う違う、あのな、お前が折れてくれた意味を考えてオレも考えたワケだ。お前と別れる瀬戸際まできてまで通すような事じゃなかったなって」
 ランサーが出したのは小さな箱だ。濃紺のベルベットの、手のひらサイズ。ちょうどドラマなんかのプロポーズのシーンで出てきて、指輪でも入っていそうな――。
 
 もうそう思うとダメだった、じわりとした目を隠すように慌てて顔を背けるアーチャーの腕をとり、ランサーがやはり、銀色のリングをアーチャーの薬指に通す。驚くほどピッタリだ。
 ランサーの指にも同じものが嵌っている。お揃いの、
 
「アーチャー、結婚してくれ」
 
 美しく笑うランサーに、耐えきれずに涙が零れた。
 どうか返事は、なんて聞いてこないでくれ、と思う。イエスと言いたいのに、今は返事が出来そうにない。
 代わりにランサーをぎゅうぎゅうと抱きしめると、「ギブ」とふざけたセリフが聞こえたきがした。
 

Comments

  • わんわんお
    March 22, 2024
  • ポリゴン
    October 19, 2023
  • ゆんこ
    October 8, 2022
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