『まんが日本昔ばなし』令和に普及活動を本格化 原画保全やAI活用など取り組みで「こんな時代だからこそ」


『まんが日本昔ばなし』令和に普及活動を本格化 原画保全やAI活用など取り組みで「こんな時代だからこそ」

株式会社愛企画センターは3日、自社が著作権管理を行う「まんが日本昔ばなし」について、公式サイトを開設したと発表した。「こんな時代だからこそ、日本がゆっくりと育んできた大切な文化を、未来へつなげるために」として、令和の時代に作品を届け直す取り組みを本格化させる。

『まんが日本昔ばなし』は、日本各地に伝わる昔ばなしや伝承を映像化した作品で、1975年の放送開始以来、世代を超えて支持を集めている。市原悦子と常田富士男による語りと、素朴で親しみやすい絵柄が特徴で、日本の心情や価値観を伝える作品として教育向けなどで活用されてきた。

そんな本作について、作品を継続的に届けていくための新たな取り組みが必要な状況にあったといい、作品を適正に運用する体制を整え直す活動を続けてきたという。

最新のAI技術を活用する取り組みも予定

具体的には、長年倉庫に眠っていた膨大な数のフィルムや貴重な原画を回収し、遺跡発掘のように丁寧に整理し直しながら適切な環境下に移送。新たな管理体制を敷くとともに、1470本にも及ぶ作品のアナログデータを1つ1つ、デジタルに変換する作業も行った。

その成果として公式YouTubeチャンネルでの動画公開を開始し、当時は大きな話題になった。またX(旧Twitter)の公式アカウントを通じて作品を丁寧に紹介し直すことで、作品に触れた思い出がある人も、初めて作品を知る人からも、あたたかい応援の声をいただいているとしている。

今回の公式サイト以外にも、最新のAI技術を利用することで懐かしい声による多言語での吹き替え版を用意し、世界中の人々に日本を知ってもらうための「やさしい教科書」として活用できるような展開も準備しているという。

さらに、今後企業とのタイアップや、想いを共有するクリエイターとの協業といった共創の機会も随時募集している。

著者 アニメ情報担当
アニメに関連する内容を取り扱う部内グループです。アニメ化情報、先行カットはもちろん、少し気になるビジネス的要素もある記事を紹介しています。