墓場かどうかはお前が決めろ
槍弓結婚アンソロジー『世界はこれを運命と呼ぶ』再録です🙏
読み直してオワワ…(^-^)と思ったのですがせっかくですのでえいやっと再録してしまいます、えいや(^-^)
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結婚は人生の墓場。
正面の相手が婚姻届に署名するのをなんとなしに目で追いながら、ランサーはぼんやりとそんな諺を思い出していた。
今まさに人生の中でもそこそこ重要な結婚というイベントが進行中だというのに、なんの感慨もおきないのはやはり相手がこいつだからだ。
既にランサーの名前の入った書類を見た相手は始めは動揺していたようだが、すぐなんとも言えない顔でサインに応じる。だがのたのたと、そんなに結婚したくないか? と思わず聞いてしまいそうなペン先の速度をただ黙って見守った。頬杖をつきながらまあ、往生際の悪いやつだと思う。
数ヶ月前、相手――アーチャーという男がランサーの生涯の伴侶だと判明した時は正直ガッカリしたが、女では無いと言うだけで特にこの国では問題にならないのだ。一八七cm、ランサーよりも少しばかり背が高い男をこれからの日常生活に組み込まなければいけないというのは至難の業だが、もうでかくて趣味の悪い置物でも買ったと思いこむしかない。
こんな紙切れ一枚を役所に提出するだけでこいつはランサーと生活を、財産を、人生を分かち合う。
じっと見つめていても、初めて出会った数ヶ月前と感想は変わらない。何度か会った。こいつはいつもつまらなさそうな顔をしているし、いつも目は合わない。
最後の項目まで書き終えたアーチャーがペンを置くのを見届けて、その紙をやっぱりダメだとかイヤだとか宣われる前に奪い取った。心外そうな顔をするアーチャーに、代わりにシルバーのリングを投げて寄こす。職員に渡されたカタログの中から適当に決めた、高くもなく安くもないシンプルなリング。
「ドーゾ」
「……サイズが合わないんだが?」
「あー……じゃあ買い直してくれ。金なら、」
「結構だ」
こちらを見もせずにさっさとリングを仕舞うアーチャーこそランサーの『運命の相手』なのだから、本当に冗談みたいな話だ。
「……よし、別姓、家賃は折半、口座は別、メシは各自。指輪は今週までに登録し直してくれ。これを出しちまえばお前とオレは夫婦な訳だが、」「問題ない」
言い切る前にセリフを切られる。それにイライラしていてはダメなのだ。慣れなければいけない、この男に。出なければ新婚三日で血管が破裂してランサーは死ぬ。
こうしてランサー・C・アルスターの結婚は酷く淡々と、そして恙無く終わった。時間にして、僅か五分。提出してくる、とアーチャーと別れて、おめでとうございます! と職員に本当に喜ばしい事かのように声をかけられる。御相手様は? という問いに曖昧に笑い、ものの三分で受理されるこんなものになんの意味があるのかを小一時間、ファミレスで考える時間の方が遥かに長かった。未婚の昨日と結婚した今日、何も劇的に変わりはしない。メシは各自。近くにファミレスがあって助かった。
そういえば、まだ冷蔵庫も電子レンジも届いていない新居であいつは何を食うんだろうかと考えて、すぐに考えるのをやめた。子供じゃないんだから勝手にやっているはずだし、この結婚には相手の生活に口を出す権利もない。
*
要は、魂を売ったのだ。
元々この国の少子化は深刻な問題であり、その対策として講じられていた技術が臨床的科学的な観点からかなり精度の高いマッチングシステムを作り出した。今から数十年前の話だ。所謂、運命の相手システムの爆誕。
そこからの展開は例を見ない少子化対策のモデルケースとして注目を集めているらしいが、知ったことではない。
まず、未婚者をゼロに、という鳥肌モノのキャッチコピーと共に、政府が国民の成婚を取り扱い始めた。正気の沙汰ではない婚姻に関する法整備も行われ、誕生した皆結婚制度により結婚しないものは罰せられるという恐ろしいものが生み出され、世に放たれた。
この馬鹿らしい制度には散々煮え湯を飲まされてきた。
ただ煮え湯を飲まされているのがランサーだけなんじゃないかと思う程上手くいっているから破綻しない。誰であろうとぴったりの相手をマッチングして貰える。つまり国民の大部分はそれはそれは幸せになったのだ。幸福度も上昇し、底まで落ちた景気も僅かに上を向きつつある。
運命の相手、ああ結構だ、勝手にしてくれ。そう思ったが、イイと思った女には全員漏れなく他の男が付いている上にランサーの検査指数は軒並み低い。
兎角、この国は未婚者に厳しいのだ。ランサーの左手薬指に政府指定の指輪がないだけで昇進の話は何度も立ち消えたし、大口の取引がポシャった事もある。己の能力以外の審査がありそれに落ちるのは本当に馬鹿らしくて、一つ一つは大したことではなくとも、積み重ねていくうちに心が折れてしまった。結婚していない、ただそれだけの事で何もかも上手くいかない。
だから数ヶ月前、適合率の高い相手が、という知らせには一も二もなく飛びついた。
現れたアーチャーに、前述の通り正直にガッカリはした。現代において同性間の結婚は最早なんの障害にもならない事は知っているが、これは嗜好の問題だ。ランサーは女が好きだった。ただ、すぐにガッカリするほどの容姿でもなければ、アーチャーにとってランサーは数値の高い相手の中の一人なのだと思い直す。システム上一定数値以上をクリアしなければ顔合わせにもいけない仕組みの中、ランサーはこれまで機会のほとんどを逃し続けている身であり、アーチャーを逃せば正味な話後がなかった。
すぐに取り繕ったつもりだが、顔に出た一瞬の失望を嗅ぎ取ったらしい勘のいい男ははなからランサーを毛嫌いしていたから、その日はしこたま酒を飲んだし、次の話が来た時は驚いた。正直二度と土を踏まないと誓ったアイルランドに帰る算段を立てていたくらいには嫌気がさしていた。結婚にも、この国にも。
だからとは言わないが、努力はした。
花も送ってみたし、食事にも誘ったし、デートらしい事も何度か。だが全てに手応えがなかった。それでもアーチャーはこちらが次の段階を希望すればやってくる。そこまで鈍くはないランサーはそのうちに気がついた。
皆結婚制度が始まって以来、この国では結婚は大したイベントではない。何もかも決まりきった通過儀礼なのだ。万が一にでも離婚すれば次の相手を、と次の日には行政が連絡を取ってくるし、ランサーのように相手が見つからないごくひと握りのマイノリティや結婚に希望がない奇特な人間は既成事実欲しさに妥協してしまう。つまりそういうことなのだと思い知った。
そこからトントン拍子に話が進んで、ランサーは薬指に指輪を手に入れた訳だ。
ランサーの長い指にぴったりと嵌るそれは政府指定のもので、知っている人間ならば知っている。一定期間外せば行政に通知がいく監獄仕様な事にこの国の誰も疑問に思わない。
とにかく、この生活に早く慣れなければならない。当たり前に分けた寝室で一人で起き出して、朝から一体何をしているのか、己以外の気配の先に向かう。
「……何してんだ?」
「見てわからないのか? 朝食を作っている」
リビングに足を踏み入れれば、じゅう、と脂のはじける音が聞こえた。キッチンの方を見やれば昨日結婚した男が立って何やらごそごそとやっている。ああ、自炊するタイプなのかと今更すぎる感想を抱くのは仕方の無いことだ。アーチャーの事は基本的なプロフィール以外何も知らない。
それにしても、
「美味そうだな」
素直な感想だった。人の手料理を食べる機会なんてこの国にやって来てからは失われて久しい。近くに寄ってフライパンを覗き込めば目玉焼きとベーコンがいい色に焼けていた。
「……時間があるのなら食べていくかね」
「は? オレか?」
「食事は各自なのは百も承知しているが、君、冷蔵庫に何も入れていないだろう。何を食べていくつもりだったんだ」
もちろん味は最低でも栄養価は抜群の栄養補助食品だとは言い難い雰囲気に口を噤めば、アーチャーが仕方なさそうに「一人分も二人分も同じことだ」とランサーをダイニングテーブルにつかせる。目の前に並べられる朝食に目を白黒させていれば、アーチャーが、見間違いでなけばふ、と笑ったような気がして、驚いてしまう。笑えるのか、お前。
「早く食べないと遅刻するぞ、ランサー」
初めて名前を呼ばれた気がした。
*
「上手くいってるんですねえ」
意外そうなニュアンスが含まれた同僚のセリフに、馬鹿なことを言うなと言いたかったが、何故か口から出てこなかった。アーチャーと暮らし始めて一ヶ月、ランサーは自分の認識を改めざるを得なくなったのだ。
あまりにも単純だから言いたくはないがあいつ、いやアーチャーだ。アーチャーはいいやつだった。ここに来てランサーの幸運Eは上方修正されたのかもしれないと思うほどの相手だと、どんなに遅い時間に帰っても明かりがついている自宅を見る度に最近思ってしまう。
『おかえり』と言われる側の、家族の待つ家に帰るこのなんとも言えない気持ちをアーチャーはランサーに与えてしまった。これが所帯を持つということなら、なるほど、皆結婚制度は確かに素晴らしい。今まで中指を立てていたものに礼すら言いたい気分なのだ。
「まあ、結婚ってのも悪くねえかもな」
「つーかアンタ呪われてましたよね。なんですかあの検査指数」
よくまあ相手が見つかりましたね、と余計なお世話な軽口を叩く同僚に、本当にそうだと思った。元よりアーチャーの見た目は悪くないどころか、相手には困らなかっただろうと容易に想像がつく容姿だ。妥協するにしても何故ランサーを選んだのか不思議だったが家で目が合う回数を鑑みるに己の自意識過剰などではなくこいつ面食いだなと思った。真意は闇の中ではあるが。
ピロンと気の抜けた通知音に、現実に戻る。デバイスの画面を見ると『牛乳と卵』と絵文字すらない簡潔なメッセージが表れる。完全にお遣いの依頼だが、いつからかアーチャーからの通知だと嬉しくなってしまったのはやはり運命の相手だからなのだろうか。
返す必要のないメッセージに返事がしたくてデバイスを弄っていたら隣から「おアツいことで」なんて呆れたようなセリフを適当に躱す。ランサーの態度が愛すべき伴侶に嬉々として連絡しているように見えたのなら仕方がない。
だって、一ヶ月も経てば格段にアーチャーとの付き合い方は上手くなった。嫌味な男だと思ったが、毎日顔を付き合わせれば見せかけだけの嫌な所よりも地の良い部分が否が応でも見えてくる。そういう分かりにくい男だった。
元来善性の人間なのだろうアーチャーは意外にもランサーとの結婚生活らしいものを維持しようとしたし、言ってしまえば家事だ。生活の質が大分上がった。頼んでもいないがありがたい事にランサーの食事や洗濯まで請負うアーチャーに賃金をと申し出ればアーチャーはまるで理解できないとばかりにきょとんとした顔をしていた。
『家族だろう』夫婦ではなくても、と付け加えたアーチャーの目の前で頭を抱えてしまったのだ。
ああ、思い違いをしていた。結婚などどうでもよくて、アーチャーもランサーのように結婚したという事実が大切なのだと思っていた。いつか帰宅して家に明かりがついていなかった時、胸に広がったあの焦燥は何なのか今ならわかる。
たまたまソファで寝ていたアーチャーの寝顔を見た時や、キッチンに立つ時いちいち指輪を嵌め直している姿を見た時、こいつが自分のものだと思う度にたまらない気持ちになる機会が増えた。
順序はまるで狂っているが、この制度の性質上、別にこういう始まり方でもいいのではないかと思う。
「で、今日は?」
どうします? という飲みの誘いには、結婚以前は一も二もなく頷いていた。だけど今は、
「帰るわ」
「でしょうね!」
あーオレも結婚してえな! と嫌気がさしたように叫ぶ同僚を尻目にランサーはアーチャーの待つ家に真っ直ぐに帰る。
今日は、所謂結婚記念日というやつだ。
相応しいのではないのだろうか。改めて、二人が夫婦である事をお互い意識するには。アーチャーとは結婚初日に寝所を分けた為に今まで一度も色っぽい事になった事はない、とても健全なルームシェアだ。
日常の中からアーチャーとの他愛のないやり取りを拾っては、寝る前に思い返すような現状はそろそろ変えていくべきなのだろうと思う。アーチャーも本当に嫌ならばすぐにでも出ていってるようなやつだと今はもう知っている。
そう考えて、きちんと言おうと思った。はっきり、Lワードを使って。それくらいではないと伝わらない相手なのはもう重々承知している。そう勇んで帰宅を果たしたのだ。
「アーチャー、」
「ランサー、これにサインを」
リビングでランサーを迎えたアーチャーが静かに指した先は間違いなく離婚届だった。
「君の数値が間違っていたらしい」
君ほどの人間が全ての人間と適合率が低いはずがない。調べたんだよ。と話すアーチャーの表情は無に近い。
「今までのマッチングも洗い直して貰うといい。恐らくだが、いい結果が得られる、面談にも進められるんじゃないか?」
「……だから離婚、って可笑しいだろ」
それなりに、上手くやっていたはずだ。ランサーだけの勘違いのはずがない。
ここ一か月、どれだけアーチャーのことを見てきたと思っているのだろう。
「0%だ」
「は?」
「私たちの本来の数値だ。平謝りされたよ。前代未聞のヒューマンエラーだと」
「適合率は交友関係にも当てはまるな。学校で習っただろう。20~50がより親密な関係を築ける可能性のある人間だ。つまり、今まで暮らしていた相手は他人より遠い人間だったんだよ」
「待てよ」
全てを数値で決められたこの国の人間らしい腑抜けた言い草だ。だがそれがほとんどの人間にとって真実なのだから、きっとアーチャーの言っていることは正しい。
それでも、さっさと出ていこうとする背中に投げつけるように言えば、アーチャーはピタリと止まった。
「てめえ、オレが好きだろうが」
自信があった。
「でも、0%だ」
ただ振り返りもせずに言い捨てるアーチャーの声に一切の迷いはなかった。
*
実は、ランサーの事は前から知っていた。
直接関わってはいないが何度か取引か何かでやってきた彼を遠目に見かけたし、感じのいい青年だと思っていた。
大口の契約を本決まりする直前に反故にしたのがこちらだと知り、訳を聞き驚いたのだ。
なんて事ないように、彼、未婚者らしいね。能力はあるのに、いつまでも所帯を持たないから結構他でも苦労しているみたいだよ、と。
今まさにランサーを打ちのめしたであろう口で宣う上司にアーチャーは絶句した。それだけの事で。それだけの事で彼がやってきた事が全てダメになるのだとしたらあまりにも。
一方的に知っていた快活そうな顔を思い浮かべ、動揺したのには自分でも可笑しいと思う。ランサーだけではない、確かにマッチングシステムは優秀で、大多数のマジョリティは救われている。だが、やはりシステムから取りこぼされた少数の人間は確実に存在して、誰にも救われないのだ。
アーチャーも確かにその一人で、だから、信じられない事にランサーが面談の席に現れた時、アーチャーは決めていた。
いい加減身を固めろと散々言われている、ランサーが否と言わなければ、と。彼に結婚という事実を与えられれば良かった。いざ暮らしてみれば好きになってしまったのはこっちだったという馬鹿な話は本当に想定外だったが。
逃げるように飛び出して、ランサーと別居し始めてから二週間が経っていた。
急遽伝手で借りた二階建ての木造アパートは以前の暮らしとは確かに違うが、それも慣れてくれば問題ではない。暮らしていた家については慰謝料としてランサーに譲ると担当者に伝えたためにここがアーチャーの当面の住処である。住めば都、とはこの事だ。
今回の重大なミスについて、然るべき機関からは既に正式に謝罪されていた。余りにも渋られたが、ランサーも離婚届に判を捺したと連絡が来たので、今日はもう何もやる気が起きなかった。
「オイ」だとか「なあ」だとかいい加減な呼び方がだんだんに「アーチャー」と、溶けていくこの一ヶ月は本当にとても、楽しかったのだ。
無邪気に笑った顔だとか、何気ない言動だとか。自分の素っ気ない頼みごとの文面にかわいい犬のスタンプが返ってくることもないと思うと悲しいが、始めから自分のものではなく誰かのものだったのだと思うとこの思い出すら分不相応なものに感じる。
本日付でアーチャーとランサーは正式に離婚と相成った。
ぼんやりと考えたところで、突如鳴り響いたインターホンの音に目を見開く。
*
逃げるように出て行ったアーチャーと別居し始めてから二週間が経って、ランサーは階段をのぼっていた。カツンカツンと靴を鳴らすだけで今にも崩れそうな階段。
なんてところで暮らしているんだと思うが、それも今日までだ。
煩雑な後処理に手間を食ってしまった。やっと突き止めた居場所のインターホンを鳴らすと、ドアの外まで響いてくるパタパタという足音。今にも倒壊しそうなボロアパートに、タキシード姿の自分は本当に浮いているから、早く開けてくれと思う。
薄いドアの向こうにはアーチャーがいて、驚いたように目を見開いていた。
「なん……」
ああだこうだと理詰めで帰されるのは見えていたので、膝が汚れるのも構わず跪く。どうせこんな上等なタキシードなんてもう着ない。こんなもの着るのはせいぜい結婚式か、そう、プロポーズの時なのだ。
「運命じゃなくたって、お前がいい」
確かにランサーに相応しい、アーチャーよりやりやすい相手はいるのだろう。きっと魔法よりも確実な、現代科学の力で証明されている。そうだと思う。
だが、それがどうしたというのだろう。
こんな制度が始まるまでは、誰だって自分で相手を探して迷って苦しんでそれでも一人を選んで死んだのだ。
ランサーだってそうだ、自分で決める。
「アーチャー、結婚してくれ」
この日のために、指輪を買い直した。
適当に買った指輪。ランサーはサンプルもみずにそれを買って、結局アーチャーの指には合わなかったものだ。アーチャーがそれを大事に大事にしていたことを知っていた。
いつか、もう捨てたのだと思った指輪を磨くアーチャーを見かけて、ずっと後悔していた。アーチャーに対して不誠実であった証左であるそれを愛おしげに撫でるアーチャーにあまりに心を打たれたのだ。きっと、その頃から。
アーチャーの瞳からぽろりと涙が零れるのが酷く美しかった。
答えはイエスだろうと促すと、「君をきっと不幸にするぞ」と唖然とした台詞が頭上から降る。
ああ、本当にそうして見せろと言いたい気分だった。お前に会うまでにもうこちとら不幸のどん底、その底を舐めている。0%、上等だった。それに、
「なあ、かえろう」
墓場だって、お前とならきっと楽しい。
胸がギュッとずっと苦しくて、ずっと手で押さえてないと耐えられなくて、でも最後でハッピーエンドで、本当によかったです 泣いてしまいました。ありがとうございました。