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P「甘奈ってさ、将来の夢にお嫁さんって書いてそうだな」/Novel by ルカ姉

P「甘奈ってさ、将来の夢にお嫁さんって書いてそうだな」

6,047 character(s)12 mins

5作目となります
皆様の暇つぶしとなれば、幸いです

※追記
多くの読者様にご覧いただいた結果、この作品は300人以上の方にブックマークしていただきました
誠に感謝申し上げます

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甘奈「甘奈が? そうかな?」

P「俺が勝手にそうイメージしてるだけなんだけどな」

甘奈「お嫁さんかぁ......甘奈、将来の夢とかあんまり考えたことないや」

P「意外だな」

甘奈「甜花ちゃんといると楽しくて、先のことまで考えてなかっただけだよー。......でも、なんでそんなこと聞いてきたの?」

P「いや、なんか...」


P「甘奈ってダメンズに引っかかりそうだなーって思って...」ボソッ

甘奈「理由がひどい!?」


甘奈「え、そんな理由ある!? あの質問からは想像できないような理由を聞いた気がするけど!?」

P「甘奈を傷つけないよう配慮したつもりなんだけど...」

甘奈「どこを配慮したの!? ボソッと言ったことなら配慮に入らないからね!? 聞こえちゃったんだから!」

P「ごめんな」

甘奈「謝らないで! 謝っちゃうと、プロデューサーさんが甘奈のこと、どう思ってるか認めないといけなくなるから!」

P「あぁ...どうしてこんなことになってしまったのか...」

甘奈「ほんとにね!? だけどそれは、こっちのセリフだからね?」

P「俺はただ、甘奈と楽しく話したかっただけなのに...」

甘奈「ほんとにね!? 甘奈もプロデューサーさんの将来の夢とか聞いてみようと思ってたんだけどな〜! 誰かさんがあの発言するまでは!」

P「甘奈、なんであの時聞こえないフリをしなかったんだ!」

甘奈「こっちが悪かったの!? どう考えても、プロデューサーさんの方に原因あったでしょ!? というか今のセリフ、自分で発言に問題あったなって思ってるじゃん!」

P「まぁな」

甘奈「急に開き直った!?」

P「いやいや、どう考えても今回は俺の方が悪いだろ? 甘奈も責めてるじゃん」

甘奈「それはそうなんだけど......いきなり対応変えられたら、この気持ちをどこにぶつければいいか分からなくなるから...」

P「...さて、甘奈の溜飲も下げたところで仕事に戻りますか...」クルッ...

...ガシッ!

P「ん?」

甘奈「溜飲下がってないよ......? あと、逃げないで......分かった、プロデューサーさん?」ミシミシッ

P「に、逃げませんので肩に乗せてる手を離してもらってもいいでしょうか! あ、痛い痛いから!」


甘奈「もぉ〜! プロデューサーさん、あんまりふざけすぎると甘奈でも怒っちゃうんだからね!」

P「はは、悪い悪い。ついつい悪ノリしちゃったな」

甘奈「まったく......もう怒ってはないけど、話は終わってませんからね!」

P「ダメンズに引っかかりそうって話? でも、あくまであれは俺の想像だからあんまり気にする必要ないぞ?」

甘奈「プロデューサーさんだからだよ......」ボソッ

P「えっ、なんて?」

甘奈「なんでもありませーん!」

P「俺にそう思われたくないってどういうことだ?」

甘奈「聞こえてたの!? 聞こえてたならすぐ反応してよ!?」

P「いや、本当に聞こえなかったんだけど...」

甘奈「あっ...そうだったの...? ごめんね、怒鳴ったりしちゃって...」

P「でも、俺にダメンズに引っかかりそうと思われたくないなんて...へへっ、可愛いところあんじゃん」

甘奈「本当に聞こえてなかったんだよねぇ!? もうわざと言ってるようにしか聞こえないよ!?」

P「まぁ、落ち着け」

甘奈「怒らせてるのプロデューサーさんだからね!?」

P「まったくもう......」

甘奈「まったくもう......って、だから甘奈のセリフなんだってー!」


甘奈「もう、全然本題の方に入れないよ! プロデューサーさん、わざとやってるでしょー!」

P「ギ、ギクゥ〜!」

甘奈「わざとらしい!? もう一周まわって誤魔化してるでしょ! なんで、そんなイジワルするの?」

P「......」

甘奈「...? どうしたの、早く理由を教えてよ?」

P「......怒らない?」

甘奈「これ以上怒らせるようなことなの!?
......多分、怒らないから言ってみてよ」

P「......本当に?」

甘奈「確認するほど!? ...分かりました! 甘奈は絶対に怒りません! これでどう?」

P「......悲しまない?」

甘奈「まだ心配ごとあった!? はいはい、ここに誓います! 甘奈はプロデューサーさんから理由を聞いても、何も思わないようにします! これでいいでしょ、早く言って!」

P「...もう既に怒ってるような気が」ボソッ

甘奈「............」

P「無言はやめて! 言います、言いますから!」

P「...例えば、甘奈って甜花の世話焼いてるだろ?」

甘奈「それがどうしたの?」

P「いや、甘奈の世話焼きって傍から見てても必要以上にやってあげてること多いなって思うし、それを自分から進んでやってるからダメな男に尽くしちゃいそうだと思ってさ」

甘奈「うーん、そうかな? でも、喜んでくれたら嬉しくない?」

P「そこも理由の一つなんだけど、喜んでくれるからってなんでもしてあげるって結構危ういと思うぞ。それって裏を返せば、私を必要としてくれてる人が好きってことだからな」

甘奈「うっ、それはちょっとあるかも......」

P「だろ? それに甘奈って心配かけないように気丈に振る舞ったり、隠そうとしたりするだろ。その気持ちに気付いたやつが甘奈を信用させるために言ってる可能性もある」

甘奈「そ、それはいくらなんでも疑り深い気がするけど」

P「でも、そういうやつにグッとくるだろ?」

甘奈「ま、まぁそうだけど...」

P「確かに甘奈の言いたいことも分かる。分かるが、甘奈はこんな感じでダメンズを好きになると思う」


チャラ男『どこかに可愛い子ちゃんいないかなぁ〜っと......ん?』

甘奈『はぁ〜......甜花ちゃんが自立し始めてから何だか甘奈がいらない子みたいな気がしてきたな......寂しい......』

チャラ男『おぉ! チョー可愛い女の子目の前にいるじゃん! 顔や体型もマジで好みだわ! いっちょ声かけてみっか! ねぇ、そこのキミ!』

甘奈『? 甘奈のこと...?』

チャラ男『へぇー、甘奈ちゃんって言うんだぁ。なんか落ちこんでるけど、どしたの? 話くらい聞くよ?』

甘奈『はは...別に落ちこんでないんで。......それじゃあ...」

チャラ男『いやいや、その顔絶対落ちこんでるって! 話してみるだけでも変わるから! ねっ?』

甘奈『で、でも...』

チャラ男『...その感じだと、友達には言えない悩みなんじゃないの?』

甘奈『ど、どうしてそれを...!』

チャラ男『やっぱり! なっ、これも何かの縁だって! 見ず知らずの人にしか話せないこともあると思うよ、俺は?』

甘奈『......じゃあ......』


チャラ男『ふーん、なるほどねぇ...』

甘奈『こんな悩みバカみたいですよね...』ハハ...

チャラ男『俺は甘奈ちゃんの悩みをバカだなんて思ってないけど』

甘奈『...え?』

チャラ男『悩みは人それぞれなんだから、それに大きいも小さいもないと思うぜ、俺は』

甘奈『そ、そうですか? それは...少し元気出ました...!』

チャラ男『おっ! 本当に! こんなバカな俺でも役に立った?』

甘奈『バ、バカだなんて私思ってないですよ!』

チャラ男『そう? 甘奈ちゃんは優しいな〜』

甘奈『あの......また、こうやって話すことって出来ますか?』

チャラ男『もちのロンだよ! いつでも連絡してくれていいからさ! これ、俺の連絡先ね!』

甘奈『あの、今日は本当にありがとうございました! それじゃあ...!』タタタッ

チャラ男『...やっぱり女って楽勝だわ! どんな悩みでもテキトーに相槌打って否定しなけりゃ、すぐ好感持ってくれるし! こんなやつ、すぐ彼女に出来るわ!』ワッハッハ-!


P「〜みたいな感じにだな...」

甘奈「プロデューサーさんの中での甘奈、こんな感じなの!? ガード緩すぎじゃない!?」

P「そうか?」

甘奈「そうだよ! まず、悩みがあっても知らない人についていかないし、相談するなんてこともしません! 仮に相談したとしても、ナンパ目的のような人にはしないし、甘奈は喜んだりしません!」

P「ほんとに〜?」

甘奈「全然信じてくれない!?」

P「俺がそういうイメージを既に抱いてしまってるからなぁ...固定観念ってやつだな」

甘奈「そんな〜......」

P「まぁ、本当に想像の通りにいくなんて思ってないから、あんまり悲しむ必要ないぞ」

甘奈「......でも、ちょっとは思ってるんでしょ?」

P「うん」

甘奈「即答しないでよ、プロデューサーさんのバカ〜!」


甘奈「はぁー......どうやったら、プロデューサーさんのその固定観念、消せるんだろ...?」

P「やけにこだわるな...」

甘奈「最初の方にも言ったじゃん! プロデューサーさんには思って欲しくないの!」

P「そうは言っても、無理なものは無理だしなぁ...口先で言っても納得しないだろ?」

甘奈「当たり前だよ! 心の底からプロデューサーさんを納得............」

P「どうした?」

甘奈「ね、ねぇプロデューサーさん...? 甘奈にさっき想像してたような彼氏が出来たらさ......心配じゃない...?」

P「まぁ、甘奈はアイドルだしな。ファンのためにもそういうのを控えてほしい気持ちは
あるけど、甘奈が幸せなら俺は応援す...」

甘奈「そうだよね! 心配だよね!」

P「いや、俺まだ途中までしか言って...」

甘奈「それでね、甘奈...その心配事をなくす方法を思いついたんだけど......」

P「いやだから、俺はそこまで心配してるわけでは...」

甘奈「プロデューサーさん......聞きたい...?」

P「さっきから会話してるようで全然してないな、これ! 言葉のキャッチボールしてくれよ!」

甘奈「......聞きたい?」

P「あれ? 俺の声、聞こえてないの? 方法はちょっと聞いてみたいけど、その前に...」

甘奈「えっと...その方法っていうのがね...」

P「さっきから都合のいいとこしか聞いてなくね!? 受けとるボール選んでるよね!?」

甘奈「もうっ、さっきからうるさいよプロデューサーさん! 少し静かにしてて! 話が進まないでしょ!」

P「俺が怒られるのには納得いかないけど、話進めたいって気持ちは一緒だから、どうぞ!」

甘奈「で、その方法だけどね...誰かが彼氏っぽく振る舞ってくれたら、変な人に声かけられることもないと思うんだけど...」チラッ

P「甘奈、それって......」

甘奈「......」チラチラッ

P「......!」サムズアップ

甘奈「!」パァ-!


P「樹里に連絡しとくな!」

甘奈「何も伝わってなかった!?」


P「え? 樹里ならそこら辺の男よりかっこいいし、頼めば彼氏っぽく振る舞ってくれると思ったんだけど違うの?」

甘奈「そこは甘奈もそう思うけど、今の流れだったら違うでしょ!? さっきのサムズアップなんだったの!? 全然分かってないよ!?」

P「おかしいなぁ〜。樹里より条件を満たすやつなんてうちの事務所にいたっけな?」

甘奈「いるよ、目の前に!」

P「えっ?」クルッ

甘奈「そういうのいいから!? 事務所に二人しかいないんだから、もう分かるでしょ!?」

P「......まさか、俺か?」

甘奈「ここまで言って答えが疑問形なの、結構腹立つね! でも、そう! プロデューサーさんがやってくれればいいんだよ!」

P「いや、俺はちょっと......いいかな...」

甘奈「断られた!? ここまで言わせといて、この仕打ちはひどくない!?」

P「会話を遮って自分の話ばかりしようとする人とはちょっと......ね?」

甘奈「理由がリアルすぎる! っていうか、会話を遮ったのあの時だけじゃん! 今まで甘奈とおしゃべりしてて一回も遮ったことなかったでしょ?」

P「いや、本心ではどう思ってるか分からん」

甘奈「疑り深い!? 確かに、あの時はちょっとイジワルしたくなっただけだけど、それ以...」

P「いや、本心ではどう思ってるか分からん」

甘奈「プロデューサーさんも甘奈の話遮ってるけど!? さっき断った理由覚えてる!?」

P「甘奈はアイドルなんだから、俺が彼氏っぽく振る舞ったら炎上するかもしれないだろ、だっけ?」

甘奈「全然違うよ!? 断った理由と何一つ合ってないよ!?」

P「まぁまぁ、落ち着けよ」

甘奈「落ち着けない理由を使ってる人が何言ってるの!? それにさっきからプロデューサーさんは...」ワーワーギャーギャー


甘奈「...だから、もうふざけるのもやめてよね!」

P「あぁ、分かった。今日はもうふざけないよ」

甘奈「大事な話してる時もだよ!......ってあれ? なんでこんな話してるんだっけ?」

P「あれ? 確かにそうだな...」

甘奈「プロデューサーさんが甘奈をいじってきたことは何となく分かるんだけど...」

P「まぁでも、甘奈と本音で話せた感じがして良かったな」

甘奈「えっ?」

P「だって俺に対して、あんなに怒ったことないだろ? それってつまり、気持ちを包み隠す必要はない人だって思ってくれてるってことじゃないか?」

甘奈「そ、そうなのかな...?」

P「俺はそう思うけどな。甘奈とそういう関係になれて、正直ちょっと嬉しいよ」

甘奈「ほ、本当に!? プロデューサーさん、本当にそう思ってるの!?」

P「嘘じゃないさ。当たり前だろ?」

甘奈「えへへ...そっかぁ〜、嬉しいなぁ〜」

P「おっと、もうこんな時間か...」

甘奈「あ、ほんとだ! 甘奈も甜花ちゃんと待ち合わせしてるからそろそろ行かなきゃ」

P「楽しい時間はあっという間だな...」

甘奈「そうだね...あのね、プロデューサーさん...」

P「またこうやって話そうな。いつでもいいぞ」

甘奈「......! うん! じゃあ、またねプロデューサーさん!」ガチャ...

P「あぁ...」...バタン

P「......」

P「......」


P「アイツ、本当にダメンズに引っかかりそうだな...」ダイジョウブカ?

Comments

  • よっしー

    甘奈は甜花ちゃんが自立したらマジでヒモ養ってそう………(

    February 26, 2023
  • purogoru0513

    好きです

    April 27, 2022
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