P「甜花ってさ、結婚したくない女性No.1だよな」
14作目となります
皆様の暇つぶしとなれば、幸いです
※追記
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誠に感謝申し上げます
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甜花「ひ、ひどい......! そこまで言う......?」
P「No.1は言いすぎたかもしれん。でも普段のお前見てたら、そう思うからな。仕方ないよ」
甜花「プ、プロデューサーさんは......甜花のこと、好きじゃないの......?」
P「友達としては好き。でも、結婚したいとは微塵も思わないな」
甜花「み、微塵も......」
P「あぁ、微塵もな。甜花と共に生きるということは、人生を捧げると言っても過言じゃないし」
甜花「で、でも......! 最近の甜花、頑張ってる......! 生活も、お仕事も......!」
P「確かにな」
甜花「でしょ......!」フフン!
P「でも、甜花の頑張ってるは人並み、普通だからな? そこ、勘違いするなよ?」
甜花「あぅ......今日のプロデューサーさん、鬼畜すぎ......」
P「甜花の周りは甘やかしたがるやつしかいないからな。たまには厳しくしないと、どんどんダメ人間になるぞ」
甜花「プ、プロデューサーさん......!」
P「ん? 何だ?」
甜花「甜花、傷付いたので......今週、お休みが欲しい......です......!」
P「そういうところだからな? ちゃんと分かってる?」
P「後、お休みはダメだ。先々週、休んだだろ」
甜花「そ、そんな......!」
P「ちゃんと週休二日は休み取ってるんだから、これ以上休みを要求しないで? こっちは調整大変なんだよ?」
甜花「さ、最初の頃は......もっとお休み、くれたのに......」
P「あの頃は今よりもそんな仕事なかったしなぁ。それに、あの時は甜花の好感度稼ぐために休みあげてただけだし」
甜花「え......!? そ、そうだったの......!?」
P「当たり前だろ? 大体、どこの世界にお昼寝したいからって理由で、休みあげるやつがいるんだよ。俺じゃなかったら、一発でクビだぞ」
甜花「で、でも......お休みあっても、オーディション通る......! これは、甜花が頑張ったから......だから、お休みしても......問題ない......!」
P「確かに、甜花のそのポテンシャルの高さと努力があったからこそオーディションを通過することができたのかもしれない...」
甜花「だ、だよね......!」
P「だが、それは甜花が通過できるオーディションを選んだ俺の判断と休みをあげつつ、レッスンの調整をした俺の計画性があってこそだ。それを忘れてもらっては困るな」
甜花「ひぃん......」
P「分かったか? だったら、さっきの休みの話もないって分かってくれるよな?」
甜花「て、甜花......負けない......!」
P「ん?」
甜花「この程度で、甜花は屈しない......! 絶対にお休み......する......!」
P「その執着心とガッツをもっとアイドルの方に向けてくれたら、お休みを上げようと思うんだけどなぁ...」
甜花「そんなの、知らない......甜花は甜花の道を行く......!」
P「休み欲しいだけだよね? かっこよく言わないで?」
甜花「......勝負しよ......プロデューサーさん!」
P「勝負? なんの?」
甜花「さっき、甜花のこと......結婚したくない女性って、言った......甜花と結婚したいって、思ったら......プロデューサーさんの負け......」
P「おっと、自分から敗北宣言をするとは......俺は絶対にそんなこと思わないぞ?」
甜花「フラグを自分から立てるなんて......お疲れ様......」
P「それに、もし仮に俺が結婚したいって思ったとしてもそれを表に出さなきゃいいわけだろ? そんなの、俺が嘘つけばいいだけの話じゃないか」
甜花「プロデューサーさんは、そんなことしない......」
P「え?」
甜花「プロデューサーさんは、甜花に嘘つかない......約束も、破ったことないし......だから、信じてる......!」
P「甜花......」
甜花「にへへ......」
P「お前はよく寝坊して、俺との仕事の約束破ったりするけどなっ!」ホッペグニグニ!
甜花「ひぃん......!」
P「まぁ、その思いには応えてやる。絶対ないけど、もし結婚したいって思ったら潔く負けを認めよう」
甜花「プロデューサーさんが負けたら......来週までお休み......!」
P「コイツ、サラッと要求量増やしてやがる! じゃあ、甜花が負けたら仕事増やすからな!」
甜花「いいよ......甜花、仕事嫌いじゃないし......」
P「じゃあ、今週仕事入れとくな」
甜花「それとこれとは......話が別......」
P「どっちだよ...」
甜花「じゃあ、まず甜花と結婚するメリット......その一......! 甜花のお世話が出来る......!」
P「早速、デメリットなんだけど...あと、介護の間違いだろそれ」
甜花「え......!? プ、プロデューサーさん......嬉しくないの......?」
P「どこに喜ぶ要素があるのか、逆に教えて欲しいわ」
甜花「なーちゃんは......いつも嬉しそう、だよ......?」
P「甘奈と一緒にしないで。普通は嬉しくないから」
甜花「そ、そんな......ファンの皆も、甜花のこと......養いたいって、言ってたのに......」
P「お前のファンも特殊だからな。井の中の蛙なんだよ、お前は」
甜花「だ、だったらその二......! 甜花と一緒に......ゲームが、出来る......!」
P「......さっきよりはマシだけど、別に結婚しなくても出来るしなぁ...」
甜花「で、でも......ゲームを一緒にしてくれる奥さんって、少ないと思う......プロデューサーさんは、ゲーム......好き、だよね......?」
P「そりゃ好きだけど、メリットって言える程のことかどうか...」
甜花「そ、想像してみて......甜花と結婚して、ゲームする生活を......!」
P「ふむ......」
P『ただいまー。甜花ー、帰ったぞー。』
甜花『お、おかえり......』
P『なんだ、またゲームしてたのか? ご飯の準備とか...』
甜花『にへへ......まだ......!』
P『自信満々で言えることじゃねぇ...』
甜花『ご飯出来たら、呼んで......それまで甜花......お昼寝、する......』
P『俺が作るのかよ!? あと、もう夜だから! お昼寝って時間じゃないから!』
甜花『甜花......ゲームしすぎて、ちょっと疲れた......だから、寝る......』
P『ダメだコイツ、早くなんとかしないと...』
甜花『あ、後、甜花が寝てる間に......レベル上げ......よろしく......!』
P『......』
甜花『じゃ、お休み......なさい......』ムニャムニャ
P『......』
P「......」
甜花「ど、どう......? 甜花と一緒にいて......幸せ、でしょ......?」
P「全然そんなことない」
甜花「えっ......!?」
P「むしろ、ゲームのせいで甜花と結婚したくない気持ちの方が強くなったわ」
甜花「そ、そこまで......!?」
P「あと、もう一つ言っとくけど...」
甜花「.な、何.....?」
P「お前、可愛いから許されると思ったら大間違いだからな? 肝に銘じとけよ」
甜花「プロデューサーさんの中の甜花......何したの......!?」
甜花「うぅ......手強い......!」
P「今のところ、碌なメリットないぞ。結婚できるかどうか自分の方こそ心配した方がいいんじゃないか?」
甜花「大丈夫......これが最後のメリット......!」
P「しかも、メリット少ないし」
甜花「にへへ......そんなこと言えるのも、今のうち......! 流石のプロデューサーさんでも......これには、抗えないはず......!」
P「......随分、自信があるみたいだな。聞かせてもらおうじゃないか...」
甜花「これが、甜花と結婚する......最後にして......最強のメリット......!」
P「そ、それは......!」
甜花「甜花と結婚すると......もれなく、なーちゃんが付いてくる......!」
P「もう甜花自身のメリットじゃねぇ! しかもコイツ、結婚しても甘奈に養われる前提でいるし!」
甜花「どう......? 結婚、したくなった......?」
P「これで結婚したくなるやつは、わざわざ甜花なんかと結婚せず、甘奈と結婚するから。甜花いらないから」
甜花「た、確かに......!」ガーン!
P「......これで分かったか、甜花? お前がいかに結婚に向いていない女性かってことが」
甜花「で、でも......! どこかに、甜花を......愛で支えてくれる人が......」
P「愛でどうにかしてくれるのは、後にも先にも甘奈だけなんだよ。あそこまで献身的な人は絶対いない。断言してもいい」
甜花「そ、そんな......」
P「心配するな。結婚だけが全てじゃない。独身でも人生を楽しくすることは出来るから、な?」
甜花「ま、まだ......甜花、諦めない......! 絶対、プロデューサーさんに......結婚したいって、思わせる......!」
P「どんだけ休みたいんだ、コイツ...」
甜花「んーと......えーと............あっ!」
P「ん? 何を思いついたんだ?」
甜花「プ、プロデューサーさん......イスに座ったまま......正面、向いて......」
P「正面? 甜花のか?」クルッ
甜花「えいっ!」ピョン!
P「うぉっ、か、軽っ! 何!? なんで急に乗ってきたの!?」
甜花「にへへ......! これで、プロデューサーさんは......動けない......! 避けてほしかったら......甜花と、結婚したいって言って......!」
P「思いついたの、搦手かよ!? 甜花は、それでいいのか!」
甜花「結婚したいと、思わせる方法は......特に指定してない......! だから、反則じゃない......!」
P「発想が小学生! でも、確かに間違ってない!」
甜花「さぁ......! 早く、言って......!」
P「お前がそうくるなら、俺だってやりようはあるからな! そらっ!」コチョコチョ!
甜花「......! ふっ、くっく......! や、やめて......! 脇腹、をくすぐら、ない......で......!」
P「なら、俺の上からどけ! じゃないとやめないぞ!」コチョコチョ!
甜花「こ、とわる......! ぷっ、く......ぐっ......!」ナミダメ
P「もうキツいのは分かってんだ! いい加減諦め......」コチョコチョ
千雪「何をしてるんですか? プロデューサーさん?」ガシッ!
P「ち、千雪!? 何故ここに!?」
千雪「事務所に少し寄ってから、お仕事に向かおうと思いまして...それで? プロデューサーさんは甜花ちゃんに今何をしていたんですか?」ミシミシ!
P「痛い痛い! 肩がもげそうなくらい痛い! 何って甜花をくすぐってるだけ...」
千雪「甜花ちゃんにいかがわしいことをしていたのではなくて...ですか?」ミシミシ!
P「痛い痛いしてないしてない! なぁ、甜花!? 俺、そんなことしてないよな!?」
千雪「そうなの、甜花ちゃん?」
甜花「え......えっと......甜花......くすぐられたけど......でも......ちょっと、遊んでもらってただけ......」
P「ほら、甜花もこう言ってるだろ!? だから、千雪の勘違い...」
甜花「でも......ちょっと、甜花......お腹を触られて......恥ずかしかった......」
P「それはゴメン! でも、言うタイミングは今じゃないよね!?」
千雪「プロデューサーさ〜ん?」ミシミシ!
P「痛い! 甘奈といい千雪といいアルストロメリアは怪力持ちなの!? めっちゃ力強いんだけど!?」
千雪「こっちでお話があります! ついてきてください!」グイッ
P「わ、分かったから! ついていくから肩から手を離して!? 俺の腕と肩が分離しちゃうから!」
千雪「甜花ちゃん? 私はプロデューサーさんと話があるから、そこで好きなことしててくれる?」
甜花「えっ......う、うん......」
千雪「じゃあ、ちょっとプロデューサーさん借りていくからね? さぁ、行きますよプロデューサーさん!」ガチャ...
P「あぁ...どうしてこんなことに...」...バタン
甜花「いっちゃった......」
甜花「結局、プロデューサーさんに......結婚したいって......言って、もらってない......」
甘奈「おっはよーございまーす!」ガチャ...
甜花「な、なーちゃん......お疲れ様......」
甘奈「甜花ちゃーん! お疲れ様! さっき、千雪さんに引っ張られるプロデューサーさんを見たんだけど...何か知ってる?」
甜花「そ、それは......プロデューサーさんのせい......だから......」
甘奈「そうなの? 千雪さんが強引なの珍しいね。プロデューサーさん、何か悪いことしたのかな?」
甜花「あ、なーちゃん......! ちょっと、相談があるんだけど......」
甘奈「甜花ちゃんからの相談!? うんうん! 甘奈なんでも聞いちゃうよ!」
甜花「あ、ありがとう......それで、内容がね......」
甘奈「うんうん!」
甜花「プロデューサーさんの、口から......結婚したいって......言って欲しい、けど......どうすればいい、と思う......?」
甘奈「........................は?」
最後で一気に気温下がって風邪ひいたので訴訟