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移民と社会

日本に住む外国人が増え、日本人にとっても外国人住民にとっても暮らしやすい社会をどう作っていくのか――。国内外の現場から伝えます。

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町工場支える技能実習生 採用経費は上昇、「安い労働力」から変化

日下部プラスチックで働くベトナム人のホアンクアン・ドンさん=群馬県大泉町で2025年9月9日、川上晃弘撮影
日下部プラスチックで働くベトナム人のホアンクアン・ドンさん=群馬県大泉町で2025年9月9日、川上晃弘撮影

 9月上旬。群馬県大泉町にある町工場「日下部プラスチック」では、ベトナム人のホアンクアン・ドンさん(24)が部品を切断する作業を続けていた。この日の外気の最高気温は35度超。作業場にエアコンはなく、開けっぱなしにした窓からはもわっとした熱気が入り込む。しかし、ドンさんは涼しげな表情のまま仕事の手を休めない。

 「仕事、好きです。ずっと、ここで頑張りたい」

 ここでは全従業員15人のうち5人が外国人である。

外国人政策の見直しが選挙や政策で取り上げられている。住民の2割を外国人が占める群馬県大泉町を舞台に、日本の産業を支える外国人労働者の今に迫った。(全3回の第1回)<残業断る日本人 嫌がらぬ外国人>につづく

 「うちのような零細企業には日本人はなかなか来てくれない。本当に助かっている」。今も従業員と一緒に現場に立ち続ける日下部利男社長(74)が汗をふきながら話す。

 外国人を雇い始めたのは20年ほど前。言葉は多少分からなくても、懸命に仕事に取り組もうとする彼らの姿勢に、日下部さんは好感を抱いてきた。

 技能実習生として同社で働いた後、引き続き「特定技能」の資格で残るケースも少なくないという。

 「日本人ファーストを訴える政党があったが、それが正確に何を意味するか私には分からない。でもね、外国人がいなければ私たちの仕事は成り立たない。それは大手でも同じ。もう戻れないんだよ」

 大泉町にはSUBARU(スバル)やパナソニックといっ…

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