記念ボール誘拐事件に模倣犯現る

宇根夏樹
ベースボール・ライター

またしても、記念ボール誘拐事件が起きた(最初の事件についてはこちら)。今回は、ルーキーのフランシスコ・リンドーア(クリーブランド・インディアンス)が被害に遭った。

6月14日にメジャーデビューし、2打席目に初安打を記録したリンドーアのもとへ、脅迫状が届いた。誘拐犯の首謀者と見られるトレバー・バウアー(インディアンス)が、ツイッターで公開した脅迫状の文面は、以下のとおりだ。

我々はお前のボールを預かっている

これが我々のリクエストだ

トレバー・バウアー:ギャラクシー・ノートプロ 12.2 64GB

カルロス・カラスコ:Gear S スマートウォッチ・ブラック

ダニー・サラザー:サムスンのタッチスクリーン・ラップトップとGear Fit スマートウォッチ

ショーン・マーカム:16チャンネル HD DVR セキュリティ・システム

コリー“サイ・ヤング”クルーバー:ギャラクシー S6 edge

お前の初安打のボールは、我々の要求が叶えられた時に返す

先発投手陣より

PS:ゼップからのリクエストの後半部分も払ってくれれば感謝する

ツイートには、脅迫状の写真に加え、リンドーアとだけ書いてある封筒の写真も載せてあり、「ヘイ、リンドーア。我々はお前のボールを預かっている。インディアンスのブルペンはティム・クックからのアップル製品で手を打ったが、我々はサムスンモバイルUSが欲しい」と書き込んである。

前回とは犯人たちの名前や人数が違うことから、同一犯ではなく、別のグループによる犯行だと思われる。もっとも、最初の犯人グループの一人、マーク・ゼプチンスキー(インディアンス)が要求して得られなかったアイテムについても触れていることから、2つの事件の犯人には何らかのつながりがある可能性も否定できない。

リンドーアは初安打を放った時、一塁を回って二塁へ向かおうとしたところで足をとられて転び、笑いながら、一塁手のミゲル・カブレラ(デトロイト・タイガース)に引っかけられたとアピールした(ミギーは明らかにリンドーアから離れた位置にいた)。だが、今回の初安打ボール誘拐事件に、ミギーは関わっていないようだ。

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ベースボール・ライター

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うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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