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今度のテストで一番点数の高かった人にご褒美(デート)をあげよう!/Novel by simon

今度のテストで一番点数の高かった人にご褒美(デート)をあげよう!

2,816 character(s)5 mins

プロデューサーとデートするために勉強しようとする透の話。

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透「ねー。シュレッダーある?」

P「あるけど、急にどうした?」

透「無かったことにしたくて。これ」

P「シュレッダーしても無かったことにはならない……って、これテストだよな?」

透「ちょっとやばくて。お母さんに見られたら」

P「そうだな……この点数は……仕事を減らさないとまずいよな……」

透「だから、シュレッダーしたい」

P「いや、俺が知っちゃった以上、仕事は減らすぞ」

透「えー」

P「嫌なら勉強しなさい」

透「えー……じゃあモチベーション的なやつ、ほしい。ご褒美とか」

P「ご褒美か。何が欲しいんだ?」

透「んー……プロデューサー」

P「それは無理だな」

透「とデート。は?」

P「まあ………………それならいいか」

透「っしゃ。じゃあ約束」

円香「待って」

透「樋口? どうしたの?」

円香「勉強したかどうかなんて、この人にはわからないでしょ?」

P「いや、俺としては今より良い点を取れれば――」

円香「20が30になる程度で満足なんですか?」

P「それは……」

円香「だから比べる対象が必要」

透「どういうこと?」

円香「良い点取った方がデートってこと。いいですよね?」

P「そうだな……じゃあ円香より良い点を取れたらってことに――」

凛世「その話……二言はございませんね……?」

甘奈「当然私たちだって権利あるよね?」

P「そ、そう……なのか? まあ、いいか。よし! じゃあみんな、次のテストを俺のところに持ってきてくれ! 点数が一番高かった人にご褒美をあげよう!」

円香「それならせめて、幽谷さんと小糸は除外できませんか?」

凛世「そうですね……小糸さんに勉強では……敵いませんし……」

甘奈「霧子ちゃんも絶対100点だよね……」

P「円香がそれを伝えてくれるなら、俺は構わないよ」

円香「ありがとうございます」

P「というわけで、透。勉強がんばってくれ!」

透「……へーい」


――――――

透(勉強……どうやったらいいんだろ)

透「あ。小糸ちゃーん」

小糸「どうしたの、透ちゃん?」

透「勉強教えてほしいんだけど」

小糸「ご、ごめんね……円香ちゃんから、次のテストまでは透ちゃんに勉強教えちゃダメって……」

透「え……」

小糸「こ、こういうのって! 自分で勉強するのが大事だったりするから……そういう意味なんだと思うよ!」

透「そっか……そうだよね」

小糸「うん! だから――」

めぐる「あ!! いたいた! 小糸ちゃーん!! 勉強教えてー!」

小糸「ぴえっ!?」

真乃「わ、私も……教えてもらっていいかな?」

小糸「え、えと……」

灯織「私も聞きたいところがあって、いいですか?」

小糸「あ、あの……」

凛世「皆様……そうしましたら……一年生だけの勉強会を開催するというのは……いかがでしょう?」

めぐる「それいいね! 勉強会しようよ!」

凛世「小糸さん……凛世も幾つか……教えていただきたい科目があり……」

小糸「う、うん! 私でわかるところまでだけど、がんばるね!」

透「……他の人探すかー」


――――――

透(勉強教えてくれそうな人……幽谷さんとか?)

透「すみませーん」

甘奈「霧子ちゃんありがと〜!! これで今度のテスト、絶対良い点取れるよ〜!」

智代子「夏葉ちゃんが『あ、覚えてない』って顔した時には焦ったけど、おかげでこんなにわかりやすく教えてもらえるなんて!」

はるき「ごめんね、わざわざ個人用の対策プリントまで作ってもらっちゃって」

霧子「ううん……大丈夫。自分の復習にもなるから……」

甜花「甜花……100点取って……スイッチ2譲ってもらう……!」

霧子「炎上しないように気をつけてね……」

樹里「なあ、これ本当にアタシ用なんだよな? やけに難しいっていうか……」

摩美々「ふふー、それは私のでしたー」

樹里「テメッ……」

霧子「でも……この問題は今までの応用で解けるから……」

樹里「はい……」

摩美々「ふふふー」

樹里「覚えてろよ……!」

透(……別の人探そ)


――――――

透「ねー。勉強教えてー」

果穂「え……っと。あたしは多分わかんないと思います……」

あさひ「でも興味あるっす。高校生ってどんなことやってるんすか?」

透「えーっと、これとか」

果穂「……全然わかんないです」

あさひ「答えは②っすね」

透「え。待って………………やば。正解」

果穂「あさひさん、すごいです!!」

透「なんでわかったの?」

あさひ「書いてあること、そのまんま読んだらそれしかないっすよ?」

透「……?」

あさひ「どう言えばいいんだろ……他の選択肢は書いてあることと違うのはわかるんすよね?」

透「そうなの?」

あさひ「そっすよ」

透「すご……どうやってるの? 勉強って」

あさひ「教科書読んでるだけっすよ?」

果穂「あたしはわかんないところ、先生に聞きに行くようにしてます!」

透「あー……うん。ありがと」


――――――

透(やば……全然出来てない。どうしよ……)

P「透、調子はどうだ?」

透「んー? 全然ー」

P「そんなことだろうと思ってさ、俺が昔使ってたノートを持ってきたんだ」

透「え……?」

P「役に立つかはわからないけど、少しは参考になるかもしれないだろ?」

透「いいの?」

P「俺は透に勉強してほしいんだ。出来ることなら何だって協力するよ」

透「うん……ありがと。がんばるから。勉強」


――数週間後

P「――というわけで、みんなのテストを見させてもらった」

円香「どうでしたか?」

P「最も点数が高かったのは………………咲耶の100点だ」

円香「あっ……」

咲耶「フフ、私の存在を忘れていたのが敗因だね」

円香「……はい」←98点(めっちゃがんばった)

P「まあ、それは置いといて。肝心の透はあんまり変わんなかったな」

透「うん……」

P「こうなった以上、やっぱり仕事は減らさないといけない」

透「はい」

P「で、だ。仕事を減らして出来た時間は、俺とマンツーマンでみっちり勉強してもらうぞ」

透「はい……え?」

P「俺は甘くないぞ。って、一度言ってみたかったんだよな」

透「教えてくれるってこと?」

P「ああ。集中出来るようにマンツーマンで、スマホも預かる予定だ」

透「うん。わかった。なんか……やれる気がする」

P「よし、その意気だ! スケジュール調整して、すぐ連絡するよ!」

円香「……」

咲耶「透を取られて寂しいのだね。気持ちはわかるよ。代わりと言ってはなんだけれど、私と一緒に勉強するというのはどうかな?」

円香「……はい」

Comments

  • prayer
    July 17, 2025
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