上空から望んだ周防大島町の離島・笠佐島

 山口県周防大島町の離島笠佐島(かささじま)の土地を中国人が購入し、島の住民たちが外国人の不動産取得の規制を求める声を上げている。外国人の不動産取得は国内法で禁じられていない。規制を求める背景には「過疎の島が外国人ばかりになるのでは」との地域の不安がある。

 周囲約4キロの笠佐島には6世帯8人(1月末現在)が暮らす。今回、中国人が購入した土地は約3650平方メートルで、島の西側にある。町内の不動産業者によると2017年から18年夏にかけ、76平方メートルの木造平屋の別荘建築とセットで中国・上海市に住む中国人夫妻たち3人に販売した。18年10月には業者と購入した中国人の1人が共同で島内に会社を設立した。

 建築確認などの準備が終わった25年春、中国人による島の土地取得が交流サイト(SNS)で注目を集め、メールや電話による批判が不動産業者に殺到。混乱を避けるため着工を延期し、土地は今も更地となっている。