配備予定の長射程ミサイル関連か、未明に車両搬入 熊本・健軍駐屯地
熊本市東区の陸上自衛隊健軍駐屯地に9日未明、3月中にも配備予定の長射程ミサイル関連の車両などが搬入された。防衛省関係者によると、主に敵の艦艇を狙う射程1千キロ程度の「12式地対艦誘導弾能力向上型」関連の装備品が運びこまれたという。
健軍駐屯地の正門周辺には8日夜からミサイル配備に反対する人たちが集まり、抗議の横断幕やプラカードを掲げた。9日午前0時過ぎに大型の車両が駐屯地に入ると、「ミサイル反対」「配備をやめろ」の声が上がった。地元住民団体代表の山下雅彦・東海大名誉教授は「不意打ちの暴挙だ。赤ちゃんからお年寄りまで、国民の命が危険にさらされる」と搬入中止を訴えた。地元への説明会がないことを問題視し、開催を求めていくという。
熊本市の大西一史市長は、搬入について一部で報じられた7日、「防衛体制の強化を図る国の判断には一定の理解をしている」とした上で、「今回の搬入について熊本市には事前の説明がなく、報道により知る形となったことは大変遺憾に思っている。地元自治体に対しても適切な情報共有が行われることが望ましい」とのコメントを出した。
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