米国とイスラエルが2月28日、イランの再攻撃に踏み切った。2025年6月に実施した一夜の核施設をピンポイントで狙った攻撃ではなく、トランプ米大統領は「大規模で進行中の作戦」だと語った。イランの体制転覆を狙ったものと見られ、米CNNによるとイランのテレビは最高指導者ハメネイ師が死亡したと伝えた。米国第一主義を掲げたトランプ氏の他国への干渉政策に対し、米国内では反発の声が高まっている。
「米国のドナルド・トランプは今、世界最大の脅威だ!」
イランへの攻撃から数時間後の2月28日午後、米ニューヨーク市中心部マンハッタンに100人以上の人々が集まった。デモの主催者は1月3日未明に急襲したベネズエラやトランプ氏が占領の可能性を示唆するキューバと合わせて、「帝国主義」と批判した。トランプ氏やイスラエルの支持者らしき人物がデモの参加者ともみ合う場面も見られた。
デモ参加者の怒りの矛先はトランプ政権の他国への強硬姿勢だけではなく、米国内の問題にも向けられている。「お金は戦争や占領ではなく、民衆のために使え!雇用や教育のために使え!」というシュプレヒコールに力がこもっていた。
今、米国における最大の政治問題は「アフォーダビリティー(生活費の手頃さ)」だ。2024年の大統領選でインフレ抑制を掲げてトランプ氏は勝利したが、逆効果となる大規模な関税を導入し、結局2%超のインフレ率は続いている。25年後半の州知事選や市長選で共和党は民主党に連敗し、26年11月の中間選挙でも共和党は危機感を高めている。
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デモの主導者は拡声器を通してこう叫んだ。「米国市民は道にあふれている。貧困にあえぎ、住む場所や食べるものなく、教育を受ける権利もない。ICE(移民・関税執行局)は街中で人々を誘拐し、路上で『処刑』している。犠牲になるのは世界中の労働者だ」。デモに参加した男性は「トランプの外交政策は茶番だ。国民から超富裕層に富を移すための抑圧的な国内政策を隠すために、外へ目を向けようとしている」と語った。
MAGAの失望
トランプ氏は2月28日午前2時30分頃、SNSに演説動画を投稿した。「イラン政権の差し迫った脅威を排除し、米国民を守るためだ」と意義を語り、「大規模で進行中の作戦」に着手したと述べた。終了時期は明示してない。
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