中華食材のクウシンサイで侵略植物に対抗、養分吸い繁殖抑制狙う 佐賀市

ナガエツルノゲイトウを除去する作業員=2025年9月、佐賀市
ナガエツルノゲイトウを除去する作業員=2025年9月、佐賀市

佐賀市の坂井英隆市長は18日の記者会見で、農業用水路などで大繁殖し「地球上最悪の侵略的植物」と呼ばれる水草「ナガエツルノゲイトウ」対策の新たな実証実験を始めると発表した。中華食材などに使われるクウシンサイを上流で育て、水草に必要な養分を吸い取らせて繁殖抑制を狙う。

ナガエツルノゲイトウは南米原産で日本では特定外来生物に指定。刈り取ってもちぎれた茎や根の断片から増殖、全国で農作業を阻害している。

実証実験では令和8年度から研究機関と協力し、クウシンサイを水槽に浮かべ栽培。根から水中に含まれる窒素やリンをどのくらい吸収できるかを調べる。窒素やリンは水草の成長に必要。用水路の上流河川でクウシンサイを試験栽培し、11年度以降は正式な対策事業としたい考えだ。

市によると、岐阜県恵那市がダムのアオコ対策にクウシンサイを活用。坂井氏は「新しい取り組みで環境を良くしたい」と話した。

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