来月1日に廃止される埼玉県川口市の障害者施設「生活介護きじばと」に通う利用者の家族が危機感を募らせている。多くの利用者の移行先が決まっていないにもかかわらず、市が予定通り廃止する方針を示しているためだ。望まない移行を迫られる形となる家族からは「無責任だ」「こんなことがあっていいのか」との声が上がる。(福田真悟)
施設は、障害者が通所で日常生活の介護を受けながら、生産活動などに携わる。重度の知的障害者らが多く、市社会福祉事業団が指定管理者を務める。
市は昨年6月、同じく事業団が指定管理者の障害者施設「就労継続支援きじばと」とともに、来月1日に廃止する内容の条例案を市議会に提出。廃止理由として、福祉予算の増大などを挙げた。指定管理料は「生活介護」が約404万円、「就労継続支援」は約233万円。自民党、公明党市議団が賛成し、成立した。
これに対し、家族は廃止までの期間が短すぎるとして存続を要望。議会も廃止までに移転先が見つからない場合は市が責任を持って対応するよう要求した。
市は支援チームをつくり、ケースワーカーらが利用者らの相談に乗ってきた。だが6日現在、「生活介護」は21人、「就労継続支援」は17人が依然、利用中。移行が進んでいない中、市の担当者は6日...
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