宇部西108年の歴史に幕 市内の全高校で卒業式【宇部】
宇部市内の全高校で1日、卒業式が行われた。宇部西(藤村敦史校長)では閉校式も合わせて行われ、最後の卒業生72人の巣立ちを祝福して、108年という長い学校の歴史に幕を下ろした。
同校の卒業生たちは、この1年間、先輩も後輩もいない中で部活動に励み、西高祭や体育祭などの行事を企画・運営して思い出をつくってきた。
式は体育館で行われ、保護者や教職員の拍手の中、卒業生が入場。藤村校長は「皆さんは今年度、自分たちだけで自立し、学校を盛り上げてくれた。その努力や笑顔によって、学校の歴史の最終ページは彩りのあるものになった。この1年間の頑張りを自信にして、優しく、たくましく、素直に人生を歩んでいってほしい」と式辞を述べた。
繁吉健志県教育長は「緑あふれる学習環境の下、地域と積極的に関わり、個性を磨いた皆さんは、宇部西高の最後の生徒として誇りを持って卒業してほしい。学校の歴史と思い出は、卒業生と地域の人々の心に刻まれ続ける」とあいさつした。
卒業生代表の竹下由愛さんは「学年が上がるにつれて先生方の数が減り、空き教室が増えて、寂しさを感じずにはいられない学校生活だったが、先生方がたくさんの学びと愛情で導いてくださった。何気ない日常が、掛け替えのない宝物だと知ることができた。支えてくれた人たちへの感謝を胸に、自分らしく歩んでいく」と決意を語った。
校歌斉唱の後、藤村校長が繁吉教育長に校旗を返納。同校は、その役割を終えた。