秋本元議員「頼まれ質問したのではない」 洋上風力汚職、裁判で主張
西田有里
政府の洋上風力発電事業をめぐる汚職事件で、国会質問の見返りに計7200万円の賄賂を受け取ったとして受託収賄罪に問われた元自民党衆院議員・秋本真利被告(50)の公判が5日、東京地裁であり、秋本元議員に対する被告人質問が初めて行われた。
起訴状などによると、秋本元議員は2019~22年、再エネ海域利用法に基づく洋上風力発電事業をめぐり、「日本風力開発」(東京)の元社長・塚脇正幸被告(66)=贈賄罪で公判中=から日本風力開発の参入に有利な国会質問を依頼され、見返りとして23年までに計7286万円の賄賂を受け取ったとされる。
秋本元議員はこの日の被告人質問で、国会質問について「(塚脇元社長に)頼まれたから質問したのではない」などと述べ、受託収賄罪を改めて否認した。
公判では塚脇元社長も贈賄罪を否認し、無罪を主張している。
秋本元議員は新型コロナウイルス対策の持続化給付金を不正受給したとする詐欺罪でも起訴されており、これについては起訴内容を認めている。