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正妻戦争 in恋慕輪廻基地カルデア Ⅲ/Novel by しもつけのかみ

正妻戦争 in恋慕輪廻基地カルデア Ⅲ

7,609 character(s)15 mins

本作品には以下の要素が含まれます。読む前に一度ご確認ください。
・本作品のカルデアは、メインストーリー1部、1.5部終了時点であり、召喚されているサーヴァントはその間のメインストーリー、イベントで登場した者に限る。
・マスターは男である。
・聖杯は特異点回収後、未だ一度も使用していない。
・若干のキャラ崩壊。

感想等のコメントはどしどしお書きください。毎度全て読ませていただいております。

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マシュ・キリエライト。

人理修復のために結成された魔術師たちの集団、その中でも選りすぐりのエリートたちが集められた”Aチーム”。数々の天才が集められたそのメンバーの中に、彼女はいた。

彼女は生まれた時からカルデアにいた。英霊召喚の実験の一つ、デミ・サーヴァントの召喚。彼女は英霊を迎えるための器として作られた試験管ベビーであった。愛によって結ばれ、女の股から生まれた人間ではなく、あくまでも目的のための道具として生み出された。

英霊ギャラハッド。それが彼女に宿った英霊の真名である。円卓の騎士として歴史に名を残し、今は少女に盾を託すサーヴァント。しかしサーヴァント召喚は高度な現代技術と魔術が織りなす最高の所業。したがって彼女は普通の人間のように生きることはできない。まさに道具として使われる運命であった。

それを知りながらも、彼女は戦った。人理修復し、世界を救うために戦った。そしてその果てに、大切な自分のマスターを守るために、その盾を残して蒸発した。

それで終わり、とならないのが、彼女の人生の大きな出来事である。

獣。七体いる人類悪。その四番目の候補にして幼体は、常に彼女たちの戦いを見てきた。楽園から追い出され、世界を放浪した中で、一人のデミ・サーヴァントに出会う。戦い、戦い、戦い、ようやくといったところで、消し飛んだ彼女を、獣は見捨てなかった。己が運命力、獣としての力を放棄し、代わりに彼女を蘇らせた。

この事実は、今やだれもしることはない。だがその動物は、彼女のそばでまた可愛らしく鳴くのだ。

さてここまで、彼女に関する表面的な物語をざっと遡ったが、ここから語るのは彼女の内面の話。

先述の通りマシュはカルデアの外に出たことがない。その組織としての秘匿性、その施設としての隔離性によって、彼女は外の世界を知らない。データとして草原や市街地や海や川や山を知っていても、経験としてそれを見ていない。所謂”普通”の生活をしていないし、それに付随する価値観を獲得していない。その生い立ちを考えれば無理もないことだが、そういう意味で彼女は孤独であった。

そんな折、”普通”の生活圏からやってきた、”普通”の人間がやってきた。彼はマスターとしての技量がギリギリ達しているというだけでカルデアに連れてこられた青年であった。

彼は魔術など知らなかった。英雄譚を御伽噺だと思っていた。歴史に浅く、時計塔やホムンクルスも知らなかった。自分の手の甲に刻まれた令呪も例外ではなかった。しかし代わりに、魔術師が知らないような普通の人間のことをよく知っていた。

マシュにとって、彼の経験や知識は新鮮でかけがえのない物だった。基地の中で過ごしてきた彼女にとって、彼は自分の知らないことを沢山知っている、人生の先達者であった。故に彼女は彼を"先輩"と呼んだ。

そして世界を救う使命が彼一人に押し付けられた(というかそうせざるを得なくなった)時、彼はその使命から逃げようとはしなかった。失敗は許されない、犠牲は避けられない、全て承知の上で、特異点に乗り込んだ。マシュにとって彼は、魔術師としての技量や知識は疎くても、その精神面でも尊敬に値する人間であった。

「先輩…………」

長い戦い。支え合える人間は限られていた。常に脅威に晒される様々な戦地で、彼と彼女は互いを助け合い、思い合い、守り合った。だから彼女が彼に恋心を抱いてしまうのも、全く当然のことであった。

彼女にとっての生涯は、激動の冒険の中でその想いを告げるタイミングがなかったこと。そしてそんな彼女の恋慕に対して、マスターは特にこれに呼応するような感情を発露しなかったこと。勿論信頼や友愛はあっても、恋愛ではない。

「…………」

それでも一緒にいられる。危険も痛みもあるだろうけれども、先輩のそばにいられることが、基地の中で道具として生きてきた彼女にとっての大きな目的、大切な希望となっていた。

しかし、決して無欲ではない。

「マシュ・キリエライト。先輩の"専属"サーヴァントです」

自己紹介でこう言ってしまうくらいには、自身のマスターに対する立ち位置を認識している。これは世間知らずな彼女の天然という一面もあるけれども、ほかのサーヴァントに対する牽制という性格も持ち合わせている。

だから、他の女性サーヴァントが自分以上にマスターと親密になろうものなら、容赦はしない。






「む……」

事の発端、アヴィケブロンは聖杯が置かれている部屋の前で倒れている武蔵坊弁慶と牛若丸を見つけた。両者気絶、相打ちだったことが見て取れる。

「自分が招いたこととなると、罪悪感があるなぁ……ここで放置もあれだし、とりあえず介抱するか」

モコモコのウールで作られた特性のゴーレムで、二人を優しく抱き抱える。カルデアにサーヴァント専用の医務室(というか魔力回復用コフィン)があるので、そこまで運ぼうとする。その時、カツカツと向こうから誰かが歩いてくるのを感じる。


「マシュ」
「アヴィケブロンさん」
「ああ、先に言っておきたいんだがこれは僕がやったことじゃない。二人が勝手に戦って共倒れ────ってそもそもの原因は僕か。とにかく、二人を介抱しているところなんだ」
「そうなんですね。モコモコのゴーレム!」
「ああ。こんなことになるだろうと思って作っておいたんだ。……ところでマシュ」
「どうしました?」
「君はこんなところに何しに来たんだい?」

マシュの顔から、その優しい微笑みが消えた。アヴィケブロンはいつぶりかの、というか召喚されて以来初めての悪寒を感じる。すぐさま廊下の壁からゴーレムを生成、ウールのゴーレムは医務室へと走らせる。

「それは……」
「いいや言わなくていいよ。そうか、君もそうだったのか。いいやここではある意味、君が最も危険なサーヴァントか」
「なんのことですか?私は聖杯が誰にも使われていないか確認しに来ただけですよ?」

言葉に偽りはない。しかし敵意を隠す気も無い。先程運んだ牛若丸、もし自分が先にたどり着いていなかったら、忽ちに霊核を砕いて殺していたのではないか?

「……そうか、まあでも今は誰にも使われていないようだ。よかったよかった」
「そうですね。本当に良かった」
「ああ。まあ今カルデアはこんな感じだし、僕がここを見張っておこう」
「それなら私がやりますよ。わざわざ壁を削ってまでゴーレムを作るほどじゃないです」
「そうもいかないさ。これは僕に責任があるからね。これくらいはしないと──────」

刹那、目の前のゴーレムが粉々になる。まるでたばこの吸い殻のように、一瞬で。

「────────────」
「すみません。やっぱり直接話さないといけませんね。ここに来る馬鹿女どもは私が蹴散らすので大丈夫です、と言いたいんです」
「そうか。そうかそうかやはり、君はすごいな。想いの力というのか。それとも何らかのリソースがあるのかな?僕も魔術師として少なからずの見聞があるから言わせてもらうが、今の君は恐ろしいほどに強い」
「そうでしょうか?私はデミ・サーヴァント。皆さんと比べたら弱いですよ」
「謙遜はやめたまえ。かつての魔神柱一柱分の魔力はある」
「まあ、ともかく。アヴィケブロンさんが邪魔をするというのなら、残念ですが容赦しません」
「本当は戦闘なんてしたくないが、今の君を見過ごすのはやや危険が過ぎるというもの。少しの間、大人しくしててもらう!」






「ま、マシュが…………………」
「君のそばにいるものだと思っていたが、君を守ることより自身の邪魔になる者を排除することを優先しているようだ」
「アヴィケブロンは!?」
「まあ彼一人では流石に彼女は止められない。倒されてはいるだろう。君はマスターだ。令呪越しに彼に生存確認はできるだろう」
「…………うん、まだ生きている!」
「結構。しかし今のマシュはある種の暴走状態だ。色恋に口出しするのは野暮ではあるが、今回ばかりは彼女を止めた方が良いと忠告しておくよ」
「ありがとう、マーリン。マーリンも一緒に戦ってくれる?」
「勿論、といいたいところだけど、残念だがそれはできない。既に沢山のサーヴァントが戦闘不能になっている。僕は基地内を周って彼らを回復させることにするよ」
「それなら俺も──────」
「いや、一緒にいたのでは効率が悪い。倒れている女性たちにマシュがとどめをささないとも限らない」
「分かった。二手に分かれて、マーリンは回復、こっちはマシュを止める」
「ああ。キャスパリーグも君につけておこう。僕と一緒にいても邪魔くさいからね」
「フォーーーーーーーーーーウ!?」





「はあっ、はあっ」
「ん…………………」

息も絶え絶え、しかしかろうじて立っているモードレッドが、馬上の王を見上げている。王も血を流し、既に満身創痍であった。激闘の末、壁や床にはその戦いの激しさを物語る跡が延々と続いている。

「そこまでです!」
「「!?」」
「お二人とも十分に死力を尽くしたとお見受けします。ここまででは本当に殺し合いになってしまう」
「身内同士での争いなど私は悲しい……。どうか両者とも、刃を収めていただきますよう」

割って入ったのはガウェインとトリスタン。それまでそばで二人の戦いを見ていたが、危ないと思った時には止めに入れるように準備をしていたのだ。とは言っても彼らも死にかけ。既にモードレッドの宝具を受けており、あと一発くらえば再起不能は確実であった。

「ああ!?俺はまだやれるぞ。このまま有耶無耶ってのも気に入らねぇしな」
「それに関しては同感です。ガウェイン、トリスタン、我が槍がお前たちを貫くようなことにはなりたくないのです」
「…………そうですか。では」
「おっと!!」
「うっ!?」

モードレッドが剣を振る。受けた側はギリギリで防御が間に合ったものの、その衝撃で吹き飛ばされ壁にめり込むほど叩きつけられる。

「不意打ちなんて騎士道精神がないんじゃねぇか?ランスロット!!」
「ぐっ……流石だな、モードレッド」
「気配を消そうったって無駄だ。あんたほどの腕なら嫌でもこっちが気にしちまう」
「ランスロット。何故私を狙わなかったのです?」
「我が王よ、たとえ英霊とはいえ貴女に刃を向けることはできない。生前に全うできなかった忠義、このカルデアにて果たすと誓いましたので……」
「そうですか。しかしここまで来たのなら決着をつけるつもりです」
「おう。そうこなくっちゃな、父上!」
「………こうなっては、もはや我らは口出しは致しません。双方、全力を以てその決着を──────」
「その必要はありませんよ」

再び両者が向き合ったその時、ガウェインの背後から少女の声。振り返るとそこには、穏やかな笑みを浮かべたマシュ・キリエライトがいた。

「マシュ……?どうして貴女が?」
「今カルデアが大変なことになっていると聞いて、見回りをしているんです。そしたらアルトリアさんとモードレッドさんが案の定……」
「そうだったんですね。でも今の二人を止めることは叶いません。双方本気でマスターを」
「馬鹿野郎!逃げろガウェイン!」
「!?」

ドガアッ!!

「がはっ!?な、何故……………………」
「ふふ、ふふふ、ふふふふふ」
「チッ……父上」
「分かっています」
「ランスロット、貴方は逃げなさい」
「いいえトリスタン、円卓の騎士として逃げるわけにはいかない。それも相手がマシュ殿なら尚更だ」

背後から強力な打撃を受け倒れるガウェイン。彼に目には不敵かつ妖艶な笑みを浮かべているマシュの姿があった。その威容、その異様、その偉容に、その場にいた全てのサーヴァントが感じ取った。『いつものマシュではない。ここでなんとしても倒さなければならない』と。

「マシュ、自分がしたことを理解していますか?」
「はい。私はマスターのために、大好きな大好きな先輩のために、私と先輩の関係を邪魔する女性サーヴァントをぶち殺しに来たんです。ガウェインさんは男性なので、気絶させるだけですよ」
「……なるほどな、いつものマシュじゃないってことだ」
「この威圧……どれほどの力があるのか……」

話しながら、トリスタンは静かにその弦をあたりに張り巡らせていた。ピアノ線とはわけが違う、サーヴァントの強力な糸。

マシュが一歩踏み込む。その瞬間、まるで罠にかかったウサギのように、マシュの左腕が弦に縛り上げられた。

「今です!」
「"最果てにて輝ける槍"!!」
「"我が麗しき父への反逆"!!」

アルトリアの無敵貫通攻撃、モードレッドの超火力攻撃は、光と火炎の渦になりマシュを襲う。かつてキャメロットではそれぞれ強敵としてマスターたちの前に立ち塞がった二人の力は、直撃すれば絶命必至の攻撃である。

爆炎と衝撃波。壁、床、天井ごとそれらがマシュに襲いかかる。激しい音が基地内全体を揺らし、狙いは確かにマシュに定められてそれは真っ直ぐ彼女の方へと向かった、

しかしこれに対しマシュは、躱すことはせず正面から受け止めるという行動を取る。

「やったか!?」
「いや、どうにもこの手応え……」
「あまりダメージにはなっていませんね」
「……ふふ、流石です。無傷で済むと思いましたが、少しだけダメージを受けてしまいました」

煙の中から先程と何も変わらない、少しだけ嬉しそうな声。マシュは砂埃を被ってこそいるが、その外傷はほとんど見られない。

「ば、馬鹿な……」
「トリスタンさんの弦、大変な強度ではありますが断ち切ることは可能です。アルトリアさんの宝具も、確かに貫通力はありますが私の盾は貫けない」
「どういうことだ!?俺の知る限りじゃマシュはこんな高水準のサーヴァントじゃなかったけどな!」
「私もそのように記憶しています。しかしこうなった理由は大体予想がつく。マシュ、貴女は聖杯を使っていますね?」
「「!?」」
「……すごい、よく分かりましたね」
「そうでないと説明が付かない。想いの力にも限度がある。マスターに魔力の大部分を依存している我々サーヴァントであれば、個人が引き出せる力には限りがあります」

マシュは口角を上げて歪んだ笑みを浮かべる。彼女の盾の内側から、光り輝く聖杯が現れる。

「……っ!」
「アヴィケブロンさんは魔神柱一柱分と仰っていましたが、聖杯をつかっている今の私ならそれを超え、冠位にも比肩し得る魔力です」
「なるほど。聖杯を願望機としての機能を期待して使うのではなく、単なる魔力リソースとして用いたわけですか。シンプルですがその分強力ですね」

冷静に分析しているが、アルトリアとモードレッドは既に先の戦いで魔力を使い果たしている。立っているのもやっとなのに宝具を使用したことで既に限界だった。マシュの余裕はそれもあるのだろう。今の彼女にとっては二人を倒すのは羽虫をはたき落とすよりも容易い。

トリスタンは再び弓を構える。宝具使用であることは間違い無く、しかし先程弦が通用しなかったのも事実であった。となると残されたのはランスロットであるが、あの盾に通用するかどうか。

「お逃げください、二人とも」
「ランスロット」
「ここは我々が引き受けます。今のお二人では率直に申し上げて戦力になり得ない」
「トリスタン……」
「さあ早く!」

アルトリアは馬の腹を蹴る。白馬が吠えマシュと彼女に対峙する二人の騎士の三人から離れている。モードレッドもそれを追うように駆けるが、一度だけ振り返った。騎士は凛然と剣を構えているが、マシュは静かに笑みを浮かべていた。






アルトリアとモードレッドのしたことは、言ってしまえば敗走であった。二人が戦っていたせいで魔力が限界だったことは確かであるが、しかし背を向けてマシュから逃げたことは確かであった。今ごろガウェインとランスロットはマシュに成すすべもなくやられているのだろう。男性なので殺されることはないが、再起不能なのは確実である。

「………」
「………」

円卓の騎士とその王が、情けないことである。二人は沈んでいた。逃げたことも、仲間を犠牲にしたことも、今までにはないことで、精神的にかなり参っていた。

しかし、まだ諦めているわけではなかった。

「むぅ!?」
「いったん中止だ!エレナくん、エジソン!」
「なに!?」

二人が向かったのは同様の事情で戦っていたエレナとエジソン、ニコラ・テスラの三人のところであった。

「失礼します。お取込み中のようですが……」
「ああ、貴女は獅子王アルトリア・ペンドラゴン!ごめんなさい、ちょっとこの分からず屋二人を倒すのに時間かかってて」
「エレナくん、そうは言ってもマスターはまだ成人していない!我々は紳士として少年の未来と性癖を守る必要がある!」
「聖杯はを使わせるわけにはいかん!ここでなんとしても止める!」
「そういうことなの。また後で──────」
「いえ、本日伺ったのはそのことについてなのです」
「え?」
「む?」
「おや?」

きょとんとする三人に、アルトリアは説明する。

「なるほどね。マシュが……」
「彼女はデミ・サーヴァント。聖杯を欲する理由はないはず。ただ聖杯を守るという目的だけならまだしも、何故女性を襲っているのだね?」
「知らんのか。彼女はマスターのこととなると割と容赦のない娘だ。他の女性にマスターが取られそうになろうものなら今回のような行動に出るのも不思議ではない」
「とにかく私たちが争ってる場合じゃないわ。なんとかしてマシュを止めないと」
「はい。今の私のモードレッドではとてもではありませんが勝てません。ですので皆さんのお力を借りたく思い参上した次第です」
「だが聖杯がマシュの手にある以上、こっちに勝ち目はなくねぇか?俺たちも聖杯を使うか?」
「それはマシュも予想しているはず。今部屋に向かっても彼女が目を光られているでしょう」
「どのみち戦うしかないか」
「そういう事情なら我々は助力を惜しまない。喜んで力を貸そう」
「うむ。しかし我々とお二方ではまだ力不足が否めない。まだ協力者が必要だ」
「私たちのように争っているサーヴァントはまだまだいます。彼女たちの力を借りましょう」






女性サーヴァントたちの一人のマスターを懸けた争いは、いつしか正妻気取りのマシュと女性サーヴァントとの戦いへとなった……………。

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