楽しい挑戦、楽しい挫折、楽しい努力、楽しい成長、ゲボ
なんでもいいので、すきな漫画を思い浮かべてみてください。
大抵の漫画は、主人公が成長を遂げる場面が、ひとつやふたつあるかと思います。
成長のセオリーは、大雑把に言うと、挑戦→挫折→努力→挑戦です。決死の挑戦、絶望の挫折、血の滲むような努力、と主人公はまあまあ苦しい思いをして、やっと成長していくわけです。
私が触れてきたのはそういう作品たちだったので、その物語から自然と、「成長には苦痛が伴うこともある」んだな〜と学びました。
ところで私(ミス・ユーモアと言います、ウオオ照)は、暫く前から絵を描くひととして活動しているんですが、これが最悪なことに自分の絵を上手いと思えたことが一度もなくて、余りの成長の見え無さに、常に暗中模索、一進一退、手探りしようにも己の手が見えぬ、擬かしいような気分でいました。周りに同い年のバケモンがワンサカいるんだから、そりゃ焦りに焦りまくります。
なんとか頭ひとつ抜けたい、と私が考えたのが、「めちゃめちゃな苦痛を自分に与える」というものでした。
私が学んだものは「成長には苦痛が伴うこともある」なのに、自分の中でいつのまにか「苦しめば苦しむほど成長する」にすり替わってしまったのです。これがゴミコペルニクス的発想の転換。馬鹿が。
そうと決まれば話は早い。私は絵が上手くなりたいぜ〜と思いながら色んな薬を飲みまくったり、ゲボを吐きまくったり、体をボコボコに傷つけまくったりしてみたんですが、一向に絵が上手くなる気配がない。
当たり前です。絵の練習をしていないんだから。馬鹿すぎる。
自分を痛めつけるにしても、もっと、死ぬほどデッサンをやらせるとか、何かしらやりようあっただろ、と今では思います。
そんなこんなで勝手にボロカスになった私は「は?絵上手くなっとらんやんけ泣」とキャンバスの規則正しい布目に向かってブチ切れ、ただただ絵の描けない、ゲボり癖のついた人間になってしまいました。
これが高2か高3ぐらいのときです。
この最悪な勘違いが解けるまでは、少し時間がかかりました。
私には、心のお守りみたいにしている、可愛くて強くて思慮深い友達がいるんですけど、その友達がある日、「好きで楽しくて遊んでたらできちゃった作品が最高なの、最高!(意訳です)」という感じの発言をしていて、苦しんだら苦しんだ分作品の価値が上がると思っていた苦痛オタクの私は、反射的に「それって価値あるん?」と否定したくなりましたが、突然「いや全然価値あるな。」「そういえば私って絵だいすきだし、馬鹿なことせず絵だけ描いてればいいじゃん。」「描きて〜。」と漸く思い直し、現在に至るわけです。友達ありがとう。こいつはなんも知らないだろうけど何度も私を救ってくれている。
現在大学一回生なのですが、高2,高3の頃よりは、上手くなっている、と思いたいです。まだ上手いと思えませんが、ちょっとずつ好きな感じになってきた気がします。ゲボを吐き散らかす時間をたのしいたのしいお絵描きに回しているので、健康にもなってきたし、牛歩だとして、牛歩も確かに歩みです。
何が言いたいかというと、挑戦、挫折、努力、それを経て得られる成長、全部、苦しく在らなきゃいけないものじゃないんだよ。ってことです。
絵は好きでやってきたので描いているのは勿論楽しいし、画材を調べたり、水張りをしたり、隣で描いてるひとの上手いデッサンをチラ見してドッヒャ〜となったり、どんな絵描こうかな〜とかただボーッと考えたり、そんなことも楽しくて、それも確かに成長の糧になるはずなのに、「成長=苦しい,苦しい=成長」になっていた私は、それを努力だと思えぬまま、追加で苦しいことをやって満足していたんだと思います。
せっかくいま楽しいことを楽しくやらせてもらえる環境にいるんだから、目一杯遊んで、上手く描けるようになれたらいいな〜と思っています。
やります。
皆さんも自らの手で自分を苦しめていたり、自分は苦しんでいなければ!という強迫観念に駆られているようだったら、楽しむって悪いことじゃないぜ〜と伝えておきたいです。
それと、
noteを使い出したのはここ数日のことなんですけど、私の自分語り(この言葉きらいだけど)を読んでくれるやさしいひとが何人か居てくれているみたいで、ぽつぽつ感想などを貰えたりするんですが、思ったより追い詰められている人がたくさん居るようです。
つまり何が言いたいかというと、DM開放してるんで、良ければ、むかしあった嫌なことから、道端のなんでもない草まで送ってきてください。
私はカウンセラーでも医者でも宗教家でもないので、確実な人生のアドバイスやら助言やらはあんまりできないと思いますが、友達にはなれますからね。
とりあえず、やれるべきことやっていきます。
11月に東京のイベントでめちゃめちゃヤバイひとたちと短歌の本とかも出したりするので、追って告知もしていきますね。
仮眠して大学行きます。
おやすみなさい。
2019.10.30


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