「地域に根ざし、支持される店を目指した」

 家電量販のエディオン(広島市中区)の久保允誉(まさたか)会長(76)は、創業者の父道正さんから受け継いだ会社を発展させ、国内約1200店の一大チェーンに育てた。サッカーJ1サンフレッチェ広島の経営では3度のリーグ優勝を達成。本拠地となるサッカー専用スタジアムも実現した。「広島を明るく」との思いで歩み続けてきた。

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 おやじ(道正さん)は「第一産業」から「ダイイチ」へ社名を変え、事業を大きくしました。あまり人には言わなかったけれど、私も家電で日本一の会社が目標でした。売上高は1位ではないですが、他社に負けない店を残してきたと思います。

 競争が激しくなり、安さ一辺倒で勝負しようかと社内で議論したこともあります。でも「この店で買って良かった」と思ってもらうため、アフターサービスは崩したくなかった。

 42歳でダイイチの社長に就任。業界再編で誕生したエディオンの社長を21年務めた

 2代目というのは、どこか心の中で先代を超えたいと思うもの。家電以外の新しいことをやろうとして、失敗もしました。海外に乗り込んで赤字を出した苦い経験もあります。

 経営不振のサンフレの社長にも就き、再建に尽力した