【特集】県の新年度予算案にみる「柏崎刈羽原発」14年ぶりの再稼働で豪雪地の住民は避難へ不安《新潟》
県の新年度予算案から新潟が抱える課題を考えるシリーズ。14年ぶりに再稼働した柏崎刈羽原発についてです。
住民は大雪の際に原子力災害が起きた場合、どのように避難すればいいのか不安を募らせています。
一面、雪に覆われた集落。この地で生まれ暮らし続けてきました。
【柏崎市高柳町下石黒 大橋昭作さん】
「雪はまだまだ少ない方。雪が屋根までつながったんです」
柏崎市高柳町下石黒集落に住む大橋昭作さん。この集落で町内会長を務めています。
【柏崎市高柳町下石黒 大橋昭作さん】
「買い物に行くにしても車が自由に使えない場合があります。春になれば雪みんななくなるんだけどねと言いながら我慢してやっていました」
積雪が3メートルを超えることもある下石黒集落。今、懸念しているのが……
【柏崎市高柳町下石黒 大橋昭作さん】
「今年みたいに雪がもうずっと降り続くような事態の時に、事故になったとするとなかなか避難は難しい」
大雪と原子力災害が重なったら、避難のあり方に不安を抱えています。
ことし1月21日……14年ぶりに柏崎刈羽原発6号機が再稼働しました。
【運転員】
「CR(制御棒)引き抜き操作を開始した」
東京電力の原発が再稼働するのは、福島第一原発の事故後初めてとなります。3月18日には営業運転を開始する計画です。
【柏崎市高柳町下石黒 大橋昭作さん】
「これが柏崎市の暮らしのガイド」
見せてくれたのは、防災ガイドブック。
原子力災害が起きた際の避難方法などがまとめられています。
【柏崎市高柳町下石黒 大橋昭作さん】
「これを見ながら自分でも勉強して災害に備えると言うんでしょうけども」
住民の避難計画には原発からおおむね半径5キロ圏内と、半径30キロ圏内のふたつの区域が設けられています。大橋さんの自宅があるのは原発から30キロ圏内。まずは屋内に退避し、その後状況に応じて段階的に避難する計画です。
下石黒集落の住民は、県道の山道を越えて十日町市松代を経由して上越市大島区へ向かうルートを使い避難する計画です。