薬局事業から畑違いのホテル業に赤字覚悟の挑戦…大手には来てもらえず「それなら自分で。地域に必要」
「私は(産業医として)ドクターをしており、誰からも『ありがとう』としか言われたことがなかった。それがホテル建設、運営になると真逆で、何かあれば謝らないといけないサービス業だ。初めはきつかったが、とても勉強になった。また、開業後は『一平ちゃん、ありがとう』と建設に感謝してくれる地元の声を多くいただき、うれしかった」
――今後の目標は。
「宇佐市全体が活性化しないと建てた意味がない。ホテルを中心に、地域が盛り上がっていくよう改善、工夫をしていきたい」
「宇佐神宮のある宇佐は神仏習合発祥の地。神も仏も共存共栄し、相手を尊重して受け入れ、仲良くするという土地柄だ。ぜひ多くの方に宇佐に泊まりに来てもらい、そうした雰囲気を感じ取ってほしい」
◆わたなべ・いっぺい=宇佐市四日市で生まれ育ち、ワタナベメディカルグループの副代表や宇佐商工会議所副会頭を務める。趣味はゴルフだが、ホテル建設の忙しさなどで最近、遠ざかっている。地元の四日市を愛し、「かつては東西本願寺の別院の門前町で栄えた。ホテルを拠点に町並みを回遊してほしい」と、にぎわいの復活を思い描いている。