自民党議員が閣議と国会審議に遅刻する事態が6日、相次いだ。与野党から高市早苗政権の緩みを指摘する声が出ている。
衆院文部科学委員会の斎藤洋明委員長(自民)が午前の理事会に遅刻したため、委員会が開かれず流会となった。松本洋平文科相に対する就学支援金支給法改正案の趣旨説明の聴取は延期となった。事故渋滞に遭ったという。
小野田紀美経済安全保障担当相は午前の閣議に5分遅れた。車で官邸に到着後、エントランスホールを駆け足で通り、閣議に向かった。閣議後の記者会見で、普段は15~20分前に到着するようにしているが、高速道路で事故渋滞に巻き込まれ「身動きが取れなくなった」と説明。「不測の事態にも対応できるよう、気を引き締めていく」と述べ、陳謝した。
5日には、衆院外務委員会理事の高木啓氏(自民)が理事懇談会に遅刻した。
中道改革連合の小川淳也代表は6日の記者会見で「気の緩み、おごり、万能感が目に余る。責任感と緊張感を持ち審議に臨んでもらわないと困る」と苦言を呈した。与党が令和8年度予算案の審議時間を例年より短縮し、月内成立を目指す中での相次ぐ遅刻に、自民の閣僚経験者は「とんでもない緩みだ。反省してもらいたい」と語った。
自民の梶山弘志、日本維新の会の遠藤敬両国対委員長は6日、国会内で会談し「緩むことなく、引き締めて国会運営にあたっていく」と確認した。