Fate/strangefake
ふぇいとすとれんじふぇいく
アメリカ合衆国、スノーフィールド
夢の続きか、あるいは果て無き煉獄か
それは、偽りだらけの聖杯戦争──。
『Fate/stay night』から数年後の「偽りの聖杯戦争」を描いたスピンオフ小説。
小説版の作者は『BACCANO!』や『デュラララ!!』等で有名な成田良悟氏。
小説内の挿絵担当及びコミックス版の作者は、イシュタルやトリスタンのキャラクターデザイン担当の森井しづき氏。
既刊は小説版が9巻、コミック版が5巻。
タイトルは小冊子版の“Fate/strange fake”が初出。その後、正式に作品展開するにあたり、fakeの頭を大文字にした“Fate/strange Fake”へ改められた経緯を持つ。
『Fate』シリーズでほぼ共通している“Fate”部分のタイトルロゴが初代をはじめとする関連作品と大きく異なるフォントになっており、代わりに偽典という点を強調する為か“Fake”部分のタイトルロゴが所謂“Fate”ロゴのフォントに近くなっている。
そのため、タグ付けは「Fate/strange Fake」とする事が推奨される。
詳細は「タイトルの大文字小文字に誤りがある記事」を参照。
あらゆる願いを叶えるとされる万能の願望機「聖杯」の所有をめぐり、複数のマスターと召喚された英霊であるサーヴァントが争う聖杯戦争。
第五次聖杯戦争から数年後、アメリカ西部ネバダ州に位置する地"スノーフィールド"にて聖杯発現の予兆が見られた。
魔術協会の調査の結果、これは何者かがオリジナルの聖杯戦争の技術を模倣した「偽の聖杯戦争」であるらしいことが判明。不完全な模倣ゆえにシステムには欠陥が存在し、在るはずのクラスが欠け、選ばれるはずのないサーヴァントが確認された。
そしてアメリカのとある国家機関の思惑により、都市の外からも多くの魔術師達が流れ込み、数多の真偽や陰謀が入り乱れた聖杯戦争は、未曾有の混沌として広がってゆく。
偽/真サーヴァントとマスター
〝偽〟サーヴァントとマスター
| 偽アーチャー | ティーネ・チェルク |
|---|---|
| CV:関智一 | CV:諸星すみれ |
| 冬木の聖杯戦争にも現れた、かの英雄王。エルキドゥの存在を感じ取り、珍しく慢心せずに本気となる。 | スノーフィールド先住民の長を務める魔術師。聖杯戦争を潰して外部からの魔術師を追い出し、先祖の土地を奪還するために参戦する。 |
| 偽ランサー | 銀狼 |
| CV:小林ゆう | CV:無し |
| 神に作られた人形。英雄王の唯一無二の存在。遥かな時を超えた現代で、ギルガメッシュと再び出逢えて歓喜の歌を唄う。 | とある魔術師によって創造された狼を素体とする合成獣(キメラ)。本来は触媒として作られたが、聖杯に選ばれマスターになってしまう。虐待されていたところをランサーに救出される。 |
| 偽バーサーカー | フラット・エスカルドス |
| CV:堀内賢雄 | CV:松岡禎丞 |
| バーサーカーとは思えぬほど冷静な常識人な性格のサーヴァント。普段は声だけで姿が見えない。 | ロード・エルメロイⅡ世の最古参にあたる弟子。色々と残念な天才。どこか不穏な言動も……? |
| 偽キャスター | オーランド・リーヴ |
| CV:森久保祥太郎 | CV:羽多野渉 |
| 作家のサーヴァント。“伝説を上回る伝説を作り出す”能力を買われて、贋作の宝具を造らされている。 | スノーフィールド市の警察署長。この「偽りの聖杯戦争」を仕組んだ側の1人。繰丘夫妻やファルデウスらと共謀する。 |
| 偽アサシン | ジェスター・カルトゥーレ |
| CV:Lynn | CV:橘龍丸 |
| 狂信の暗殺者。自らの正義感に基づき、マスターに反逆し「聖杯戦争そのもの」を破壊するために行動する。 | 世の中に退屈する死徒。偽アサシンに執着し、ハンザ・セルバンテスと敵対する。 |
| 偽ライダー | 繰丘椿 |
| CV:無し | CV:古賀葵 |
| およそ英霊とは思えない異様な存在。幼きマスターを守るため、人々を苦しめる病として夢と現実の狭間で暗躍する。 | 病院で昏睡状態のまま眠り続ける幼い少女。この聖杯戦争を仕組んだ側である繰丘夫妻の娘。偽ライダーを「まっくろさん」と呼ぶ。 |
“真”サーヴァントとマスター
| 真アサシン | ファルデウス・ディオランド |
|---|---|
| CV:保村真 | CV:榎木淳弥 |
| マスターにすら姿を見せない暗殺者。意思疎通にはメモ用紙やテレビなどの視覚的ツールを使用する。 | この作品の黒幕(多分)。繰丘夫妻とオーランドらと共謀し偽りの聖杯戦争で暗躍する魔術師。ランガルの弟子として時計塔に入り込んでいたが、正体はアメリカ合衆国に属する工作員。魔術協会を挑発し、偽りの聖杯戦争の開始を宣伝した。 |
| 真アーチャー/アヴェンジャー | バズディロット・コーデリオン |
| CV:西前忠久 | CV:三宅健太 |
| 高名な英雄。冬木の泥によりその魂を歪められ、アヴェンジャーとしての側面も持つ。 | マフィア組織「スクラディオ・ファミリー」の幹部を務める魔術師。表向きは産廃処理会社の社長。 |
| 真ライダー | ドリス・ルセンドラ |
| CV:関根明良 | |
| 生前に自分を殺した真アーチャーに憎悪を向ける女戦士。 | 女性魔術師。ファルデウス達には非協力的。ライダーを「ポルテちゃん」と呼び、仲は良好な様子。 |
| 真キャスター | フランチェスカ |
| CV:内田真礼 | CV:内田真礼 |
| 少年のサーヴァント。フランチェスカに召喚された過去の自分自身。 | 偽りの聖杯戦争を仕組んだ黒幕の1人。見た目は若い少女だが、オーランドからは「老害」と警戒されている。セイバーとして「アルトちゃん」と呼ぶサーヴァントを呼び出そうと目論んでいたのだが…。 |
| ウォッチャー | シグマ |
| CV:内田直哉 他 | CV:梶原岳人 |
| エクストラクラスのサーヴァント。真ランサーの代わりの立場。数多の影法師が代わる代わる現れる謎の存在。ウォッチャー本人は見えざる白鯨を模した姿。 | フランチェスカとファルデウスに雇われた魔術使いの傭兵。今回の聖杯戦争におけるイレギュラーとして戦いに飲み込まれていく。 |
| 真バーサーカー | ハルリ・ボルザーク |
| CV:無し | CV:羊宮妃那 |
| 四本足の蜘蛛と化した獅子の姿をした機械人形の姿をしたサーヴァント。 | 自身を贄とする黒魔術専門の魔術師。魔術師社会に恨みを持ち、聖杯への願いは魔術師社会への復讐。バーサーカー召喚時に瀕死の重傷を負うが、フィリアに助けられる。 |
聖杯戦争関係者
かのアインツベルン家のホムンクルスのような容姿の女性。アヤカが冬の城で出会い、令呪を押し付けられたことで、この聖杯戦争に巻き込まれる羽目になった原因。スノーフィールドに渡ったあとは、真バーサーカー召喚時に瀕死となったハルリを助け、以降行動を共にする。「第5次聖杯戦争の結末を改変するため」、偽りの聖杯を奪おうと画策しているようだが…?英霊以上の「何か」に乗っ取られた特級のイレギュラー。
偽ライダーを召喚した繰丘椿の両親。オーランドやファルデウスらと共謀し、この聖杯戦争を仕組んだ魔術師の夫婦。とある蟲使いの魔術体系に独自の改良を加えた南米由来の細菌を使い、娘の魔術回路を後天的に増幅させること成功したが、細菌が暴走したために椿は意識を失ってしまう。しかし、2人が心配するのは娘の魔術師の母体としての安否のみだった。
ギルガメッシュを召喚した魔術師(CV:露崎亘)
とある魔術師。触媒としてギルガメッシュ王の蔵の鍵を手に入れ、聖杯戦争での勝利を確信し、覚悟を示すために我が子と妻を殺害した。偽アーチャーであるギルガメッシュの召喚に成功するが、ティーネにマスタ一権を奪われる。
カーシュラ(CV:峰晃弘)
セイバーの本来のマスター。アヤカを捕らえ殺害しようとするものの、最期は偽アサシンに殺害される。
銀狼の創造主(CV:近藤浩徳)
合成獣(キメラ)である銀狼を作った魔術師。触媒として作られた銀狼がマスターになってしまったことに腹を立て、銀狼を虐待し殺しかけた。銀狼を救出した偽ランサーに気圧されて逃げた先で、ファルデウスからルール違反として抹殺される。
二十八人の怪物(クラン・カラティン)
二十八人の怪物(クラン・カラティン)
偽キャスターを召喚したオーランドの部下で、魔術師でもあるスノーフィールド警察の警官達によって構成される組織。総勢30名程度。警官の制服と装備に加え、偽キャスターが作成したと思われる宝具を持っている。ケルト神話においてクー・フーリンと相まみえた戦士の名を冠する。
ジョン・ウィンガード(CV:土屋神葉)
クラン・カラティンの一員を務める青年。戦闘により右腕を失うが偽キャスターの宝具により強化される。
クラン・カラティンの一員の女性。オーランドの秘書の役目も勤めている。
スノーフィールド内
アメリア・レヴィット(CV:北原沙弥香)
椿の主治医。ヴェラ・レヴィットの姉。魔術の才能は無かったようで医術の道に進んだ。操丘夫妻の言動を精神的な疲労かと推測しつつ、医者として椿のことを見捨てないと誓うなど真っ当な人物で、妹との仲も良好。
アルドラ(CV:金田愛)
ファルデウスの部下の女性。コールズマン特殊矯正センターの地下にあるオフィスで、他の同僚たちとともにスノーフィールドの監視を行っている。
マフィア「スクラディオ・ファミリー」の当主。バズディロット・コーデリオンの上司。本人は何の魔術知識・素養を持たないが、国内外の事情のある魔術師を保護し最善の環境を与えることで彼らの自発的な協力を得て、裏社会で権力を手に入れた。
聖堂教会
ハンザ・セルバンテス(CV:小西克幸)
偽りの聖杯戦争の監督役。聖堂教会・第八秘蹟会に所属する代行者。カジノへ入り浸るなど普段の素行はあまりよくない。「カルテット」と呼ばれる4人の若い修道女を引き連れている。
ハンザ・セルバンテスの部下である4人の修道女。聖杯戦争を円滑に存続させるために暗躍する。
黒髪の少女。ハンザのことは「師父」と呼ぶ。
ヴィオラ・ヴァルストロム(CV:寺澤百花)
ツインテールの少女。ハンザを呼び捨てにする。
ストレートヘアの少女。ハンザは先生をつけて呼ぶ。
ボブヘアの少女。ハンザをさん付けで呼ぶ。
デルミオ・セルバンテス(CV:???)
ハンザ・セルバンテスの養父。ディーロの紹介で孤児だったハンザを引き取り、自身の武術をハンザに伝えた。
ディーロ
20年前に孤児であったハンザを引き取った老神父。心優しい穏やかな人物で、出自から迫害されがちだったハンザに親身に接した。『hollow ataraxia』にも名前だけが登場していた。
魔術協会
ロード・エルメロイⅡ世(CV:浪川大輔)
時計塔の名物講師であり、偽バーサーカーを召喚したフラット・エスカルドスの師。彼の引き起こす天災的なトラブルで日毎胃にダメージを受けている。本来ならば放り出して構わないフラットを「中途半端で放り出せるか」と律儀に受け持ち続けている。偽りの聖杯戦争に出場したいと望むフラットを諫めようとするが、偽りの聖杯戦争に「偽アーチャー」が召喚されているとの写真を見て大きな衝撃を受ける。フラットのバックアップとして持ち前の推理力で「偽りの聖杯戦争」へ介入していく。
エルメロイⅡ世の内弟子。二十代程に成長した姿で登場。漫画版には登場しないが、アニメ版では登場した(ただし、外見は幻術用の礼装であるブローチによって『事件簿』のまま)。
時計塔に所属する老魔術師。協会の間諜で有名な人形師でもある。聖杯がアメリカ合衆国という若い国に顕現することを不快に思っている。ファルデウスを弟子にしていたが、彼に裏切られる。
クリストフェル・ベイルマン(CV:鵜澤正太郎)
ランガルの弟子。電子機器に詳しくない師匠に代わりスノーフィールド内の動向をネットから調査している。
ロッコ・ベルフェバン(CV:麻生智久)
時計塔に存在するロードの1人。フラット・エスカルドスの元担当教師。エルメロイⅡ世とも親交がある。
エルメロイ教室
時計塔で一時期エルメロイ教室に所属していた生徒。今現在はルーマニアにいる模様。アヤカとの関係性は不明。
「蝶魔術の後継者」にしてケイネス・エルメロイ・アーチボルト以来の若さで色位に到達した天才。
車輪魔術の使い手である眼鏡の巨漢。魔術世界でも有名なビブリオマニア。
双子ならではの特異な魔術を使うラディア・ペンテル、ナジカ・ペンテルの二人。
一級講師の息子でありその若さで自らも教鞭を振るっている。
数万匹の蛇の使い魔を世界中に潜ませ師の敵を追い詰めて始末すると言う噂のある男。
獣魔術を駆使しその身体能力で幻想種とも渡り合える天才。
魔眼の大家の末裔。
魔術と科学の融合の最先端を走る電気魔術の使い手。
天体科の才媛。星の海を魔術で仮装展開し、地球の裏側の出来事さえ把握することが可能。
『地上で最も優美なハイエナ』と呼ばれるエーデルフェルト家の現当主。
聖杯戦争の御三家の一つである遠坂の末裔。
死徒
現存する魔法使いの1人であり、第二魔法の使い手。また死徒二十七祖第三位でもある。魔術協会にも通じており、大きな影響力を持つ。「偽りの聖杯戦争」をよりよい到達点に導く為に、観測(介入)を行う。
コーバック・アルカトラス(CV:岸尾だいすけ)
死徒二十七祖第二十七位。珍しい「ケータイさん」名義ではない真面目な出番。古めいたダイヤル式の電話越しに登場。ゼルレッチと共に「偽りの聖杯戦争」に観測(介入)を行う。
死徒二十七祖第十四位であり、財界の魔王とも称される大魔術師。エスカルドス家とは古い付き合いがある。
冬木市
蝉菜マンションの赤ずきん
『Fate/hollow ataraxia』冒頭でも登場した冬木市に伝わる怪談。アヤカと何らかの関わりが…?
「A」
蝉菜マンションの赤ずきんの怪談に出てくる大学生。
冬木市の穂群原学園の教師かつ弓道部顧問。怪談話が苦手であり弓道部で「蝉菜マンションの赤ずきん」の怪談をしていた部員を叱りつける。
沙条綾香達の元同級生の友人。
沙条綾香達の友人。
過去の存在
シャルル・ノディエ
偽キャスターが生前に知り合ったフランスの小説家。死徒の目撃体験を持っており、吸血鬼というものに並々ならぬ拘りを持っていた。
生前のセイバーの過去に関わる貴族であり「詐欺師」を自称する男であり、アヤカの夢に登場する。魔術世界において只者ではない者達の1人として数え上げられ、フランチェスカをギャフンと言わせたことがあるという人物。
偽アーチャーと偽ランサー、そして真バーサーカーと縁の深いメソポタミアの古き女神。
女神イシュタルがかつてウルクを破壊するために遣わした神獣。
鮫(コウ)
ギリシャ神話における愚行と狂気の女神。
その他
アルレット・エスカルドス(CV:前田玲奈)
フラット・エスカルドスの母。息子を恐れ亡き者にしようとする。
ツークツワンク
元ユグドミレニア一族傘下の魔術集団。東欧のエインスカヤ家が生み出した戦闘部隊であり、「王」と呼ばれるリーダーの魔術刻印を分割し、部下である「兵士」の体に埋め込むことで「王」と同じ位階まで能力を引き上げる特殊な魔術を使用する。
ハルリの後見人
カラスを携えた幼い少女の姿をした魔術師。老成した喋り方から見た目通りの年齢ではないと思われる。フランチェスカについて少なからず知ってるらしい。アニメ版『事件簿』に登場した魔眼列車の乗客に彼女らしき人物がいるが詳細は不明。「八咫烏」の異名を持つらしい。
エイプリルフール版のキャラクター
「プレイヤー」
架空のゲームの主人公。欠けている「剣士のサーヴァント」を補完する存在。年齢は10代後半から20代半ば。性別は男かもしれないし、女かもしれない。魔術師でも超能力者でもない。
サーヴァントとしてペルセウス、イアソン、スカアハ、ヒュドラ、スキュレー、董白…等十数種の中から5体を選択、令呪1つ当たり30分の持ち時間で「1体6分ずつ5回」や「5体まとめて6分」等のフレキシブルな運用が可能。
ペルセウスは元々Prototypeで登場していた他、回想等で登場していたイアソン、スカアハは後にGrandOrderでサーヴァントとして登場した。
なお、ヒュドラは『FGO』で大型エネミーとして登場しているが、上記のヒュドラはそれらのヒュドラの原典に当たるギリシャ神話のヒュドラの事を指しているものと思われる。
今作が誕生するまで
元々は、2008年のエイプリルフールに成田氏が自身のホームページに掲載した「もしも聖杯戦争にギルガメッシュとエルキドゥが召喚されていたら」というテーマの二次創作作品『Fake/states night』であった。
TYPE-MOON公式がこれを認知し、2009年発売の『TYPE-MOONエース』Vol.2に別冊付録として加筆収録された事で、正式な外伝作品となった。
このプロト版の時点では「架空のゲームのプロローグ」という体裁であったが、読者からの評判も良く、続きや入手を書籍重版を望む声が多く出た。そして、2014年7月27日の「Fate Project最新発表会」にて、電撃文庫から正式発売されることが発表。この時にタイトルが修正され、同時にTYPE MOON BOOKSよりコミックス版が刊行されることも決定した。
世界観
本作はタイトルに"Fate"を冠しているものの、『Fate』と『月姫』の2つの間にある特殊領域という(『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』6巻後書きより)。
奈須きのこ氏曰く「『stay night』とは同じ条件、同じ結末を迎えていながら、なぜか完全に違う世界」(電撃文庫小説版第1巻の"解説"コーナーより抜粋)。
竹箒日記によると、英霊がサーヴァントとして使役できるFate世界と、死徒(端的に言えば吸血鬼)が力を持つ月姫世界の2つの要素が両立するどっちもアリの世界とのこと。
なおよく勘違いされがちであるが、死徒自体はFake世界ではない他のFate世界にも存在する。この世界の特徴は英霊召喚と死徒の頂点である二十七祖が両立している点となる。
各作品の世界の詳細はこちらのページの「世界観について」を参照。
連載15周年突破記念【氷室の天地】公式同人誌にて語られたところによれば、世界線が完全に一致しているわけではないが、『氷室の天地』ともかなり密接にリンクしていると言われている。
成田氏の𝕏️(旧Twitter)によるとFake世界は「個々の歴史の事件の過程が正史とズレているのに結果はほぼ同じ」という世界線であり、その積み重ねがFake世界を生んだとのこと。
これは敢えて基本的な伝承以前の記述から来る仮説や与太(監修の段階で「通説や正史とは違いますけど大丈夫ですか」と御指摘いただいているもの)に沿っていたり、新しく発掘されたものをライブ感で取り入れたりしているため。故に実際の歴史や『SN』『FGO』の歴史とズレがあったり、各種シリーズ既出の描写と異なる部分があるという。
作風
小ネタとして本編を始めとする様々な『Fate』のキーワードやキャラクターに触れ、更には『月姫』『空の境界』等の世界観を共通する作品をも取り入れるなど、ディープな型月ファンには堪らない内容となっている。
複数の陣営を同時進行で動かし、最後は一点に集約させる群像劇を得意とする作者なだけに、登場人物数は大量で、パワーインフレもすさまじい。
サーヴァントのみならずマスターも含め、数ある聖杯戦争の中でも特に戦いが激しく、終盤からは都市どころか世界そのものが滅亡しても可笑しくない大事へと発展する。
全部ガス会社のせい。
※ただし、スノーフィールドのガス会社は、もともと神秘隠蔽目的で黒幕があらかじめ用意したものなので、目的通りの扱いと言える。
故に多くの勢力や人物へ平等にスポットライトが当たっていくが、成田氏のインタビューによると主人公は「セイバー陣営」「ギルガメッシュ陣営」「シグマ陣営」と考えて執筆してるという。
アニメ化の際は複雑さの緩和として、公式サイトの"ストーリー"ページおよび𝕏️(旧Twitter)にて各話の「キャラクター相関図」が公開されている。⇒参考
また、リアルタイムの歴史的発見や、『Fate/Grand Order』本編・マテリアル等の更新も設定に取り入れ逆輸入している。
実際『FGO』にて成田氏が執筆したエルキドゥ幕間は、1部7章『絶対魔獣戦線バビロニア』の実質的なエンディングや今後のシナリオへの伏線、本作へのリンクが提示される等、盛り沢山の内容となっており必見。
年末特番『Fate Project大晦日TVスペシャル2019』において放送された。アニメーション制作はA-1 Pictures。
本編のアニメ化ではなく作品紹介CMであり、『Fate/Prototype』に近い。
その後、2022年にTVスペシャルアニメーション『Fate/strange Fake -Whispers of Dawn-』の制作が発表。スタッフはCMからの続投で、英語吹替版も同時公開される。
当初は同年大晦日の年末特番での放送を予定していたが、制作上の都合により延期となり、当日公開された一部映像と共に2023年夏の放送予定が発表された。
7月2日にTOKYO MX、とちぎテレビ、BS11、群馬テレビで放送。ABEMAとニコニコ生放送では最速放送局と同時配信。なお、直後には『藤丸立香はわからない』のセレクション放送も行われた。
さらに放送直前にTVシリーズ化する事が発表。『Fate Project 大晦日TVスペシャル 2024』にて、第1話が先行放送された。
劇伴はイメージソングにも携わった澤野弘之氏が担当。
また、このTVスペシャルアニメーションの記念すべきファーストビジュアルが、セイバーが警察に逮捕されるシーンであったため、原作未読者からは気づかれなかったが、原作既読者からは「キービジュそれでいいの!?」と物議を呼んだ。タイ━━━━||Φ|(|゚|∀|゚|)|Φ||━━━━ホ!!!
2026年1月3日よりTOKYO MX・BS11にて放送、ABEMA・dアニメストア・U-NEXT・アニメ放題・他各配信サービスにて配信開始。
なお、公式サイトのあらすじページでは、第2話以降に偽バージョンが用意されている。
主題歌
- 成田氏は1巻あとがきにて全5巻を予定していたが、プロットを読んだ菌糸類は早々に無理だろうとコメントし、実際に4巻あとがきにて「全5巻と言ったなアレは嘘だ!」と5巻以上の発刊が宣言された。知ってた。
- 『Fate/Apocrypha』の東出祐一郎氏も自身のツイートで「10巻でも完結は無理なのでは無いか」と懸念を示していたが、一応現在は10巻で完結の目途がついた。
- 作品がまだ未完である為か、かの『Fate/Grand Order』との正式なコラボイベントは行われておらず、作者の成田氏も完結するまで難しいのではないかと示したまま、向こうのメインシナリオが先に終わる結果となった。
- ただしこの発言について、後に「完結するまでコラボは(FGOさんサイド的にも)難しいだろうなーと昔言った事はありますが「完結するまで絶対に俺の小説のキャラは使わせん!」という意味じゃないですよ!?」と補足している。
- 元々『Fate/Zero』のエイプリルフール作品『戦車男』と同じエイプリルフール出身の作品であるからなのか、『戦車男』に作者である成田氏がエルキドゥの相棒の白い犬として登場し描かれていたり、ギルガメッシュとエルキドゥの喧嘩をアメリカ聖杯戦争と呼称されていたりする。
- 2008年のエイプリルフールが発端ということもあり、世に出たタイミングとしてはFate関連作品でも古めの作品となる。
- その影響もあり、今では数多く存在する『普通に喋るバーサーカー』や『作家系のキャスター』は実はこの作品が初出である。
- 舞台の年代について明確な時期は作中では示されていないが、6巻において第四次聖杯戦争(1994年)を「今から15年近く前」とフランチェスカが述べるシーンがあるため、この作品が『TYPE-MOONエース』Vol.2に別冊付録として収録されたタイミングと同じ2009年が舞台だと思われる。
- あとがきにおいては奈須きのこ氏・三田誠氏とのやり取りや執筆状況等をパロディを交えながら紹介することが恒例になっている。パロディ元は下記の通り。
関連記事
コメント
スレッド
pixivに投稿されたイラスト
すべて見るpixivに投稿された小説
すべて見る- マーリンパパと夢の国
夢見る瞳
この話はFGO世界観ではありますが、私のオリジナル設定を含むシリーズもの 第四話です。 多分、第一話を見ないと話がよく解らないと思います。 以下のキャプションをお読みになり、お許しいただける方のみお願いします。 1、一種の現パロのように見えますがFGOの世界の未来の話です。 2、2025年のお話。 マーリンとぐだ子(藤丸立香)が結ばれて娘がいます。真里香(名前そのまんま) 3、マーリンと娘がほぼ主人公です。 4、冬木市にサーヴァントが召喚され、普通に生活しています。 今回はエルメロイ二世、イスカンダル、アレキサンダー 高校生やってます組がカルナとアルジュナ。 鈴鹿御前とネロ(赤)、ビリー・ザ・キットです。 今のところ高校生組は出番少なめですが、余裕ができたら学園生活書くかも。 5、マーリンと娘にオリジナル設定を入れています。 またマーリンは娘が生まれた事で感情を得ており、それを自覚していますが本質はそんなに変わってません。 6、衛宮士郎とエミヤ、イシュタルと遠坂凛はうっすら記憶があるものの別人です。エルメロイ二世は諸葛孔明だったころの記憶を持ちつつ時計塔に復帰しています。 【注意】今回に限り、Fate/strange fake と ロード・エルメロイ二世の事件簿に出てくるフラット・エルカルドスが出てきます。 というか、今回のほぼ主役です。 最新版 fake見てついふらふらと。 見ていなくて、訳が分からないという方、お許し下さい。 とりあえず、エルメロイ二世の直弟子で超天才。今様のマーリンみたいな子。 考え方が今の魔術師とはあまりにもずれているけど、才能は超ぴか一と思って読んで頂ければ。 7、あの人も戻ってきています。 イメージ的にはホロウ・アタラクシア。 うちのマーリンとぐだ子が最終的にこうなるといいなあ、幸せになるといいなあという妄想が溢れてきてしまったので書きました。 ついでにサーヴァント達にも日常を楽しませてあげたいなあと。 ロード・エルメロイ二世が好きだー! エルメロイ教室が好きだー! エルメロイ二世書きたいと思って書いたらこうなってました。 なお、少しずつ研ぎ直しと、FGOキャラの登場増やす加筆します。 たった一人への幸せの願いと共に生まれた少女は、愛に包まれて育ち、いろんなことを学んで、きっと世界も自分も幸せにできる存在に育つ。 少なくとも今は、そう信じて夢を見ることが出来る。 そんな世界の物語です。 なお、ちょっと纏めモード入っていますが、このシリーズ終わりません。 神様方向とか、封印指定とかいろいろまだ敵は作れそうですし、死徒とかいろいろ敵は作れそうですし、このサーヴァントは何してる? って考えるだけでも楽しいので。 今回の作品も、もしかしたら1週間後くらいにエルメロイ教室モブとサーヴァント達の学園生活シーンが追加されたり、イスカンダルの喫茶ウェイター姿などが出てくるかもです。 リクエストがあれば、その子達はどうしているかなあ? と考えて優先的に出すかもです。 第六章のお話しと並行して続けていきますので、よければお付き合い下さい。 夢のような、夢の話。 少しでも、楽しんで頂ければ幸いです。12,981文字pixiv小説作品 【Fate】 とある魔術師の日常
ロード・エルメロイⅡ世の話っぽいものです。 時計塔での日常を想像してみたのですが古参の弟子フラットに加え『あかいあくま』の登場で常に苦労が耐えないのではないかなと。 少しお馬鹿な話です。凛が凶暴です。腐向けではありません。衛宮士郎もちょこっと出てますが扱いが酷いです。 毎度のことながら誤字脱字等見逃していただければ幸いです。4,817文字pixiv小説作品- 三角関係ゲーム
続き メルⅡ・フラⅡ ただしイス←Ⅱ前提???
前に投稿したやつだとメルヴィンのことを全然書いてなかったので書きました。ギャグです。 縦が読みにくかったら横にしてもらって大丈夫です。5,328文字pixiv小説作品 - One of the Strange Fake
One of the Strange Fake-Stage.5
知る人ぞ知る、「Type Moon × 成田良悟」 ――それは、「虚飾に塗れた聖杯戦争」 その続きを自分で勝手に書いたものです。 どちらかというと成田良悟色が強めなので、Fateの設定は置き去りがちなのはご容赦を ……言い訳はしない 今回は全20話+エピローグの、第5話、【Stage.5 名が無き事こそ、我が真名として】をお送りします 今回の主役は正気の狂気! 成田先生ならではのキャラクター設定ですよね!楽しんで書かせていただきました 少しずつ動いてきた事件を楽しんでいただけたら幸いです!14,000文字pixiv小説作品 - 鯖ぐだ
裁定者であった藤丸立香の偽りの聖杯戦争
これが蒼空の龍神(転スラが好きな人)のくせに転スラのssを全然書いていない人の729作目だと言うのか!やはり、蒼空の龍神は奴らの手に落ちていたと言うのか!4,341文字pixiv小説作品 ロード・エルメロイⅡ世の屈託
エルメロイ教室にて。 「亡くなった漫画家を英霊召喚したい」などとほざいた奇才『フラット・エスカルドス』と、常日頃彼のやんちゃに振り回される『ロード・エルメロイⅡ世』が織りなす、ささやかな(?)ひとコマ。 ———————————————— ■著者コメント 『フラット』を演じる男性声優さんの【代表作】といえば?(笑) ☆2021/12/09追記☆ 《ライネスエンド》 《グレイ&アッドエンド》 《メルヴィンエンド》 こちらを加筆しました! 一応ページ内リンクを設置していますが、 そのまま読み進めていただいても問題ないよう、元々あった《ライネスエンド》の方も紡ぎ直しております……! ———————————————— ⚠️こちら、二次創作作品となります。公式とは一切関係ございません。2,433文字pixiv小説作品- 三角関係ゲーム
番外編 フラⅡ前提のメルⅡ バッドエンドその2
昨日投稿したやつの逆バージョンです。140字じゃうまくまとめられなかったのでどっちも無理やり書きました。 縦書き横書きはお好きなほうでどうぞ。2,582文字pixiv小説作品 - 神の栄光 人の欲望
神の栄光 人の欲望 【5】
ケイローン先生と過ぎゆく弟子たちの話。 イアソンくんのFGO実装を心待ちにしています。 追記2019/8/4:イアソン実装したーー!!!!11,092文字pixiv小説作品 fate/helios Fake
※同意のないキス(魔力供給)があります ※かなりご都合主義 SPARKお疲れ様でした!こちらは当日配布した無配小説です。 野暮解説も最後に載せました。 以下、当日載せていたあとがきです。 フォロワーには「もしもフラットがイスカンダルを召喚したらの話」と予告していましたが、全然そんなことはありませんでした。ごめんね。 もっと書きたかったシーンもあるので、機会があればまた書ければと思います。 フラットの台詞周りとかめちゃくちゃ不安なのですが、そこらへんはご愛敬ということで…! 楽しんでいただけたら幸いです。 pixivはクリエイター軽視やめろ!4,291文字pixiv小説作品- 魔術師 Concerto/Pseudepigrapha
疑念/Curse
次回は遅いよ 2026/02/09の[小説] 男性に人気ランキング8位に入りました! ありがとうございます!7,194文字pixiv小説作品
このタグがついたpixivの作品閲覧データ
- 閲覧数