(セ・リーグ、阪神―DeNA、12回戦、11日、倉敷)岡山出身のDeNA・佐野恵太外野手(28)が、プロ入り後初の故郷での公式戦に「3番・一塁」で出場。関係者最大150人を招待し、スタンドには家族や小中学校時代の野球チームの恩師、子どもたちが総出で詰めかけた。佐野のタオルを大量購入して掲げるなど大応援団をつくった。
佐野の小学校時代を含め40年以上指導を続ける彦崎野球スポーツ少年団の板倉正亘団長兼監督は「当時から好打者で小学生なのに何回も敬遠されていた。約80メートルぐらいのグラウンドの奥にある体育館の上段まで飛ばして強化ガラスを割ったこともある」と秘話を明かした。プロとしてプレーする教え子に「卒団式のときに、サインをもらうんじゃなくてお前がサインをする立場になれと言って、本当にそうなった。誇らしいの一言に尽きる」と思いをはせた。
中学時代に所属した倉敷ビガーズで当時コーチだった池内保裕現監督は「人の何倍もバットを振っていた。選球眼、一球で仕留める集中力はすごかった」と述懐。監督だった本池義人現コーチは「言葉にできないくらいの感覚。とにかく息の長い選手になってほしい」と感無量だった。