国民民主党の榛葉賀津也幹事長は6日の記者会見で、米国とイスラエルのイラン攻撃を巡る高市早苗首相の姿勢について「120%高市さんの方向を支持したい」と語った。首相は「イランによる核兵器開発は決して許されない」との立場を維持し、事態の早期収束を目指している。一方、攻撃の是非は言及しておらず、「日米同盟絶対の思考停止」(共産党の田村智子委員長)などと疑問視する声がある。
「無辜の民が命を落とす、断腸」
榛葉氏は会見で、「わが国周辺のパワーバランスが崩れないようにすることが全てだ。今こそ日米同盟が重要な局面はない」と述べ、米国を東アジアに関与させ続ける必要性を強調した。
ここ20年の中国の大規模な軍事拡張について、2001年のアフガニスタン戦争、03年のイラク戦争を挙げ、「世界の目が中東に全部いき、間隙を縫って中国は強化した」と述べ、「この局面で中国が南西諸島で何をやってくるのか」と懸念を示した。
今回の米国側のイラン攻撃を契機に子供を含む民間人に犠牲が出ている。
榛葉氏は「ハマスやヒズボラなどイランがサポートするテロ組織に殺された人々はどうなのか。すべての武力行使に対し、複雑な思いが当然ある。無辜の民が命を落とすことは断腸の思いだ」と述べた。
その上で、「感情論だけでは冷静な議論から逸脱すると思う。国際情勢がわが国経済に与える影響をなるべく小さくする。ここに全力を傾けたい。政局は水際までだ」と強調した。(奥原慎平)