【能見篤史コラム 特別編】世界一を目指す日本代表投手陣「それぞれの持ち味や期待するポイントについて紹介します」
侍投手陣の期待ポイント
「かなり重要な存在」と期待する日本ハム・伊藤大海はいろいろな場面での起用法が考えられる[写真=高原由佳]
【能見篤史のノウミ発見伝】 いよいよWBC本番に向けたカウントダウンが始まりました。今回はWBC日本代表の投手それぞれの持ち味や期待するポイントについて、背番号順に紹介していきたいと思います。 宮城大弥投手(オリックス)は、僕が現役最後の2年間、チームメートとして過ごした投手です。彼は不利なカウントでも、偏ることなく、スライダーや真っすぐ、カーブなどいろいろな球種でストライクを取れるのが強み。前回大会にも出場し、そこからの3年でさらにレベルアップしてきました。ボールは間違いなくいいので、レベルの高い左投手としてすぐに名前が挙がる投手です。3年前はまだ同じオリックスに山本由伸投手もいましたが、彼が移籍で抜け、チーム内での立ち位置が変わり、精神的にも非常にいい成長をしてきたと思います。前回大会では周りについていっていましたが、今回は違った姿が見られるはずです。 伊藤大海投手(日本ハム)は昨年沢村賞にも輝いた投手。ボールの質自体が格段に上がっていて、今、NPBで一番いいと言えるのではないでしょうか。かなり重要な存在だと思います。彼の球には数値には表れない強さがあり、球速自体は150キロを大きく超えなくても、打者からすると非常に威力を感じる。重要なのは打者がどう感じるか。打者に近いところで球が強いか弱いかによって印象はまったく違います。どのポジションでの起用になるかは分かりませんが、いろいろな場面で行ってもらう可能性があります。 大勢投手(巨人)は横からのリリースなので、ほかの投手とはまったくタイプが異なりますし、ボールの軌道も違う。その意味で相手の目先を変えられますし、もちろんボールも速い。起用法については、リリーフの中でいろいろなバリエーションが考えられますが、1イニング、というイメージですね。 菊池雄星投手(エンゼルス)は、日本代表で戦うのは今回が初めてですが、メジャーで7年間プレーし、48勝を積み重ねてきた実績十分の左腕ですから・・・
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週刊ベースボール