黒木

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黒木
@kurokito
文学が嫌いな文学博士(フランス国立ルマン大学)です。博論は19世紀末フランスのステファヌ・マラルメにおける音楽思想について。現在は比較修辞学、音楽学などに興味があり、またフェテシズムという観点から秩父を中心に神社やお寺のフィールドワークをしています。 フランスのミュージシャンや経済学者と仕事をしています。釣り好きです

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この著作では、私の本来の研究テーマであるマラルメの詩学は一切現れない。ロックにおける悪魔表象を通して、カトリックとプロテスタントの違いを説明し、更にはキリスト教文明の日本における受容の問題を論じた著作になる。#ロックと悪魔
授業を全部英語化しますーってのが好きな政治家さんがいるけど、それだったらあんたらの会議や議会での討論も全部英語でやって自ら範を示してから言ってくれ、と思います
昔、私に対して、文系の学問は大学や大学院に行かなくても本やに行って本を買って来れば自分で出来る、と言った人がいたが、そもそも人文系の研究者がいなくなれば本が出なくなるんだが
で、こうやって自己流で文章術を身につけた院生は、フランスの大学に行って論文を書く段になって、教官にボロボロにけなされ、プライドをへし折られ、泣く泣く体系的な論述法を身につけることになります。私は院生時代にフランス人の恩師に習いました
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増田聡
@smasuda
日本の大学が新入生にレポート執筆の指導を体系的にしないのは、OJT的に「いきなり書かせる」方が経験的に有効だからです(大学の水準にもよりますが少なくともうちでは)。特に人文学は習った通りやなくて「なぜこのように書かなあかんのか」を自分で考えつつ書く経験積まんと自力で卒論とか書けんよ
フランスで博士号を取った後、満足に非常勤も見つからず苦労していた頃、複数の先輩研究者の方に「君が真面目に仕事をしているのは上の人はちゃんと見ているから頑張るように」と言われたが、今になって実際は見てくれていなかったことがわかった
スーパーマンではない僕が研究者を目指すのは間違っていた気がします。博士号さえ取れば貧しいながらも喰っていけるのではと思っていましたが甘かったです。今では研究者の道を選んだことを後悔しています。よほどの才能でもない限り、庶民出身では研究者になるのは困難ですね
いろいろな大学で教えていて感じるのは、いわゆる偏差値の低い大学にも優秀な学生はたくさんいる。偏差値が高いというのは単に日本の筆記試験を解くのに長けているだけなのでは?と思うこともしばしば
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Beans豆(無能な働き者)
@practi_beans_2
実は偏差値の高い大学でも、そのように話し合える人ばかりとは限らないのだ。 周りに話す人がいないなら、なおのこと、先生を独占して話しまくればいい。足りないなら大学院も考えよう。 受験勉強で磨耗するのも考えものだったりすると思う。 x.com/VYNZlYq58otIZy…
社会学者はディスられ、歴史学者は素人に因縁を付けられ、大変なようですが、仏文研究界隈は今日も平和です。
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もっと単純なこと言うとね、文学研究者がいなくなれば、夏目漱石もシェイクスピアもダンテも読めなくなるよ。だって、翻訳の日本語が古くなるから定期的に訳し直す必要あるから。漱石にしたって原書は旧仮名だよ。それにどの版を出すかを決めなければならない
フランスの人文系左翼の厄介なところは、民主主義を志向しつつ、その民主主義を革命によって達成したフランスは偉い、というナショナリズムを隠し持っていることであり、そのナショナリズムを指摘するとショックを受ける。で、そのようなナショナリズムを対象とする私は受けが良くない
数学や物理が積み上げ型の学問で、人文系は思いつきでやっているって随分傲慢な考えだな。積み上げじゃない学問なんて存在しないと思うが。特に語学は積み上げないことには話にならない。苦手でも良いからとにかく時間をかけて積み上げないとどうにもならないのだが
それは学費が安かったからできた運動です。高学費、借金で首根っこを抑えられている学生が上の人間に逆らうことは困難です。大人はそういう社会を作り若者押し付けてきたという自覚を持つことが必要なのでは???
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菅直人 第94代内閣総理大臣
@NaotoKan
私が大学生であった1970年当時、日本の大学の半分近くが学費問題などでストライキをやっていました。当時に比べて今の大学生の方が奨学金に返済などもっと厳しい状態にあるのに、なぜ1970年のような大学生による運動が起きないのか。同調圧力のせいか。当事者である学生が動けば政党も必ず動きます。
フランス文学という学問を志した時は、自由に議論ができ公平に評価がなされる分野だと思っていて、フーコーとかデリダとか革新的な思想かの影響の下、民主主義をおし進める学問だと思っていたけれど、実はとても保守的な世界だった
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翻訳はねぇ、別に研究者じゃなくても、翻訳家でも小説家でも翻訳の上手い人にやって貰えば良いんだけど、翻訳にするには版を決めなければならないし、その版を決めるには研究者に意見を聞くのは必須です。原さんは研究者であると同時に翻訳もうまいから尊敬されているんだな
これでまた上智らしさがなくなっていくのだと思う。以前の上智はことさらに宗教的形象=十字架などを掲げなくてもカトリックの信仰の空気を醸し出していた。神父の先生が学内に住みキャンパス内を闊歩していたからだ。今では神父の先生もほとんど退職なされた。それで十字架を全面に押し出すのか?
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☃️
@silcngo6479
上智新校舎圧がすごい
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「秩父困民党無名戦士の墓」 われら 秩父困民党 暴徒と呼ばれ 暴動といわれることを 拒否しない 「無名戦士」という記述が私の思考を秩父からフランスの凱旋門へと誘う
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日本史研究者の方は低レベルな小説家に絡まれて本当にご苦労様と思う。対して仏文研究者は平野啓一郎氏、池澤夏樹氏や辻仁成氏などに「お前のマラルメ解釈はおかしい」と絡まれることはまずない。この差は何なのだろうか? もしかして人徳???
そもそも豊かな近現代文学があるおかげで、自分達の言葉で様々な感情や複雑な理論を表現できるようになり、それらを使って言語教育を行った結果、自然科学や社会科学など外来学問を大学レベルまで自国語で学べるようになり、学問を修めた人間が多数いるおかげで科学技術力も高まったんですがね
結局、研究を捨てられなかったから、結婚もできなかったし、家庭も持てなかった。就職できたら考えようと思ってきたから。今では本当に研究の道を選んだことを後悔している。もちろん、自分の業績は誇りに思っているけど
僕なんかフランスで博士号をとって帰国しても年収200万いかない年が続いたし、今でも300行ったり行かなかったり。今年度は300万切りました。国立でなければ研究者を目指すのはやめるベキだと思います
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Shuhei
@hioki
見えない困窮:修士号でも年収300万円台 非常勤講師の男性「まるで捨て駒」 | 毎日新聞 mainichi.jp/articles/20240 現在の大学教育を維持・発展させるために「非常勤講師」という存在が欠かせないのだったら、健康保険・年金制度を含め、せめて正規教員の給与の50%の水準は保証すべきではないか。
歴史学者の方がトンデモ本への警戒の言葉を綴っているが、指摘する学者がいるだけマシである。文学研究の世界だと批評する者もほぼいないし、トンデモ本を素晴らしい読みと絶賛される場合さえある。何より作家先生は研究対象として尊敬の対象です。
共産党や左翼が嫌いでも好きにすれば良いと思うけど、カルトを支持するってのははっきり言ってどうかと思う
僕は神を冒涜する自由は大切だと思っている。なので、ムスリムの神を冒涜する画像を提示した教師の側にも問題がある、という意見にはどうしても同意できない。やっぱり人を殺しちゃいけないよ、と単純にそう思う。
私がネトウヨの第二次世界大戦に関する言説を不愉快に思うのは、彼らがきちんと負けに向き合わないこと。負けの分析をしっかり行わなければ永遠に勝てないだろう。負け犬の遠吠えをずっと続けるつもりかな?と思う
優秀な大学教員が極め付けの変人であることが多いのは事実ですが、変人だけど優秀ではない人もいるので、変人とみたら優秀とみなすのはある意味ハラスメントです。ただの変人も尊重してあげて下さい。そして私のように変人でも優秀でもない教員がいることもわかって下さい、お願いします。
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文学研究者には「我々は理性や数値では理解できない高尚な研究対象を扱っているのだ」と誇るけれど、実はそれがコネに基づく保守的な思考を育んでしまうことが多々ある。そして文学研究を誇りにする人ほど、この傾向に無自覚なことが多い
やねよーりー ひーくーい こころーざーしー おおきい まごいー は ろくでーなーしー ちいさい ひごいー は ごくつーぶーしー それでーも たのしーく いきてーいーるー
実務家教員って企業等で働いた経験を学生に教えるというのは表向きで、学生の就職を世話をする代わりに大企業から大学への「天下り」を促進するための言い訳として制度設計されたのではないかとみている
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学校の宣伝をしようという時、有名なスポーツ大会での活躍ってのがあるけど、授業を全て英語でってのも割合素人には好まれる方策かもしれないけど、それって一から部活立ち上げて正月の駅伝に出たり、甲子園で好成績収めるくらい難しいからね
福祉というと人々の善意という話になってしまうのがこの国のダメなところなんだな、と改めて気づく。どんな社会でも人の善意は気紛れなので社会制度として助け合う仕組みを作るのが福祉なのに、その発想がない事を指摘されると一斉に弱者を叩き出す...
巷で評判になっている授業法って、やる気のある学生はどんどんとできるようになるのに対し、そうでない学生は急降下で落ちこぼれていき格差が開きやすいという傾向があるように思う。で、オンライン授業にも似たようなものを感じる。
出羽の守が欧米では差別がないって言ってけどーって書き込みみたけど、あるよ、差別、フランスでも。当たり前じゃん。ただ、それに不当だーと声を上げると応援してくれる人が多いってのは特徴かな。また冷笑系や君のためにならないよ〜とか意味不明な助言をしてくる人はほぼいない感じ。
保育士の給料が低いという話題が上がっているが、大学の非常勤講師の給料はさらにその下。しかも非正規雇用。世の中の人は、大学の先生が保育士より給料もらっていないとは思っていないだろうなぁ
いや、すごいな、ここまで大学のことも学問のこともわかっていない人が大学教授を務めていたことも驚きだし、したり顔で大学批判をしてしまうことも呆れてしまう。私の恩師には授業は下手だけど立派な研究業績があるので中身のある授業をなさっている方がたくさんいたよ
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黒木
@kurokito
2030年危機で大学教授も大量失業へ 私大腐敗“諸悪の根源”は何か(デイリー新潮) #Yahooニュース news.yahoo.co.jp/articles/71652
辛いので研究者を辞めようかと思ったが、もし僕が辞めたら変人だらけの研究者の世界で普通の人間が減ることになってしまうので、思いとどまった
鎌倉で退廃美術展を観に行った後阿部良雄先生に報告した時の事、先生は気をつなければならないのはあの中にはナチスの思想に親和性のある作品もあるのですが弾圧されたことによってアメリカで持ち上げられてしまったのですとおっしゃった。我が意を得たりと思い、この師につけたことを光栄だと思った
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黒木
@kurokito
有名画家の伝説に嘘? ナチスへの傾倒が明るみに出て、メルケル首相もエミール・ノルデ作品を排除|ニューズウィーク日本版 newsweekjapan.jp/stories/woman/
でも、実際、人文系の多くの学問領域では旧帝大の出身者が勢力を保持しており、公正な競争なんて想像もつきません。パイの大きな領域はともかく、ヨーロッパ文学など母数の小さい団体はますますコネが重要になっていくものと思われます。研究者を目指すのなら恥ずかしがらずに学歴ロンダリングです
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石田英敬
@nulptyx
在野研究が経済的に成り立たない研究領域はたくさんあります。基礎的な研究は文理を問わず、そういう場合がほとんどです。
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社会学の師匠の吉野耕作先生に「外国人が自国のナショナリズムを研究しているのを見て、その国の人たちが不愉快に感じるのは当然でしょ」と言われたことがあります。そう言って吉野先生は私のことを励ましてくださったのですが
あのー 神父に娘はいないはずなんですが.... 牧師の間違えではないでしょうかね??
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この問題、エロ認定の閾値がフランスは低くて日本は高いことに起因することに気がついた。エロ認定されたものが公共空間から排除されているのを見て、フランスは進んでいる!と思う人がいる一方、エロ認定から外れたエロが街にあることを見て、フランスではエロは規制されていない!と思う人もいる。
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八代《タカ》
@taka_paris
いやフランスでも女性の裸(男性もだけれど)の広告で昔よりは減ったと言えども公共空間に溢れてますわよ。それこそパリ交通公団RATPがメトロ内でのハラスメントに対してキャンペーンも行ってるしこの国の性犯罪は日本より比べものにならない位多い。ナンパだって執拗だし安全?何処ですか?って感じ。 x.com/ikeuchi_saori/
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本人は革新を志向し、それを誇りつつ、その実がっつり保守に転じているのに、そのことに気がついていないという現象が昔から気になっているのだなぁと思う
あと、努力をすれば必ず成果が出ると思っている人も。だから困窮者は努力をすれば良いじゃん、とか安易に言うんだよね。努力が実を結ばなかった人、そもそも努力することすらできなかった人がいることが理解できないという....
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せぜあき
@sezeaki3
インターネット見てると自分は病気にも障害者にもホームレスにも老人にもならないと思ってる人が多すぎる
日本という国を守るという議論をするにあたって、今最も必要とされるのは、9条がどうの議論でもなく、核武装の可能性でもなく、一番日本に足りていないのはインテリジェンス=情報収集能力だよ
研究者ってのは、私のように普通の人もいますが、どこに地雷があるかわからないややこしい人が多いですから、くれぐれも取り扱いには注意してあげてください
でもね、オンライン授業、僕も含めて皆さん惨敗すると思う。で、改めて対面授業の重要性が指摘されるんじゃないかと。
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マラルメ研究のキーワードに虚無とか沈黙とか空白があり、lこれらが神否定の狼煙として扱われることが多い。確かにマラルメに神を乗り越える意志はあったと思うが、マラルメはその虚無が別のカルトを引き寄せる可能性を指摘している
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そもそもね、いくら教え方がうまくたって、教えるべき研究内容がない人には大学の授業は無理なんですよ。こういう新聞社上がりの人が実務課教員として大学に入ってこられるのが本当に迷惑ですね
本来は学生に向けて書かなければならないシラバスが、今では大学評価機関に向けて書かれている。そもそも大学評価は大学教育の質を高めるために大学を評価する機関だが、現状、大学教育の足を引っ張っているのでは?
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ursus
@ursus21627082
「シラバスを頑張って書いても誰も読んでくれない」そんな悩みを抱えておられる大学教員も多いと聞きました。読んでますよ教務委員が涙を流しながら全項目を目を皿にしてですね
小学生の頃は天文少年でお金を貯めて天体望遠鏡を買って、星空を必死に眺めていた。その頃は天文学者に憧れていたが、結局何を間違ったか仏文学者に。でも星座にまつわるギリシア神話に関する文章を読んでいてのが現在とっても役立っている。
非常勤講師の待遇改善は、時給アップより、科研費申請のための研究者番号出すことと研究員としての所属の確保、そして何より社会保障費を出すことだと思います。1時間働いたら1時間働いた分だけの社会保障を事業所は出すべきです
フランスの極右が負けたのを見てフランスは進んでいるからと思う人もいるだろうけど、フランスは民衆がいかに思っていようとエリートが国を動かんすんだっていう意志がはっきりした国でもあるという視点もある。対して、日本は政治家や官僚が世襲あるいは受験秀才からなっているからね。以下略
別に文学勉強したからと言って、人生が豊かになるわけでは全くないと思う。文学研究というのは、文学作品を対象にした科学な訳で、別に自然科学と変わらないと思う。なんで、人生が豊かになるとかいう発想になるのか、文学研究者だけどさっぱりわからない
素人には分からないだろうが、研究の世界とは一人の天才と一億人の凡庸な人間でできている。私は天才を支える無名の一学徒として生涯を学問に捧げる所存です