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高橋留美子氏、「マンガワン」問題で全作品静かに引き上げ…炎上した森川ジョージ氏と分かれた明暗

高橋留美子氏(サンデー・マガジン 創刊50周年大同窓会)

 

 当時15歳の少女へ言葉を失うような性加害を行っていた「山本章一」(本名:栗田和明)が、ペンネームを変えて小学館の漫画サイトで漫画原作をしていたことが明るみになった「マンガワン問題」が波紋を呼んでいる。

 「マンガワン」編集部と小学館は、「本来であれば原作者として起用すべきではありませんでした」と謝罪したものの、いまだ十分な説明はなされていない。

 この件に著名な漫画家たちもXで反応したが、思いもよらぬ炎上を生んでしまった。

 『はじめの一歩』などで知られる森川ジョージ氏は、「今回の件で発言していない漫画家の方を責める空気が広がらないことを願います」というマンガワン事件を念頭に置いたあるアカウントのポストを引用し、「うん。それぞれの立場と思いを尊重して欲しいし」と同調した。

 関連して、『ボクの初体験』などで知られる弓月光氏も「そもそも他社の内部情報など知り得ないし、事実関係も未だはっきりと分からないので、コメントだの発言だのできません。下手したら草津のゴタゴタになりそうだし」とポスト、これに森川氏が「おっしゃる通りです。ありがとうございます」とリプライを送った。

 このやり取りに「被害者への配慮がない」「性被害が冤罪だとでもいうのか」と大ブーイングが起こった。

 弓月氏が引用した「草津」とは、2019年11月に当時草津町議だった女性が「町長室で草津町長と肉体関係をもちました」とウソの情報を電子書籍に記載した「草津町虚偽告発事件」のこと。元町議には、虚偽告訴罪で有罪判決が下っている。

 弓月氏は「草津を例に出したのは悪かった」と素直に謝罪したものの、森川氏は忠告してきたアカウントに対して「文句だけではなく僕が何をすべきか言ってくれた人は初めてです。謝罪ですね?します。」と逆ギレ気味に反応してしまったことも火に油を注いだ。

 その一方で、『うる星やつら』などの代表作で知られ、小学館と専属契約を結んでいる高橋留美子氏の静かな対応に称賛が集まっている。この事件に対して一切の発信はしていないが、マンガワンから全作品を引き上げたのだ。引き上げた事実も公式に報告していない模様だ。

 「口は災いの元」を地でいってしまった森川氏、弓月氏と静かに動いた高橋氏とで明暗が分かれてしまった格好だ。

文:BEST T!MES編集部

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