佐賀県(地図)
佐賀県は全国で道路陥没事故が発生したことなどを踏まえ、大手企業と連携して、道路管理に衛星データの活用を目指す。県内でさまざまなデジタル技術の実証実験を受け入れる「デジタル実証フィールドさが」事業の一環。「宙(そら)への扉プロジェクト」事業の実証費として、1100万円を計上した。
県は東京海上日動(東京)、日本工営(同)などと連携。電波を放ち、跳ね返りを観測することで地表面の変化を把握する「SAR衛星」のデータと、ドライブレコーダーのビッグデータを掛け合わせることで、道路の変化の予兆を発見できないか検討するという。
ドライブレコーダーを持つ東京海上日動によると、ビッグデータを分析することで、横断歩道や信号機など道路インフラの点検や道路の変化の把握に役立てられる可能性があるという。衛星データからは地表の凹凸の変化が分かり、定点観測的に対象エリアの変化を計測できる。今後県内での実証実験を目指し、準備を進めていく。
県はJAXAと連携協定を締結し、衛星データの活用や宇宙ビジネスなどに取り組んできた。「デジタル実証フィールドさが」事業では企業などと連携し、ドローンや自動運転バス、スマート農業などの実証実験を行っている。今回の事業にこれまでの知見を生かす。
(松本紗菜子)