清田朗裕(KIYOTA Akihiro)

5,502 posts
Opens profile photo
清田朗裕(KIYOTA Akihiro)
@Akihiro_KIYOTA
愛媛大学教育学部講師(国語教育講座) 専門分野:日本語史、国語教育、大学教育 業績紹介・研究会情報等の収集・発信、発言その他で用います。なお、主張は個人の見解です。 連載中: hituzi.co.jp/hituzigusa/
大阪・兵庫・京都 → 愛媛researchmap.jp/kiyotakihiro

清田朗裕(KIYOTA Akihiro)’s posts

Pinned
東洋経済新報社さんからインタビューを受けた記事が掲載されました。タイトルは東洋経済さんによるものです。 高校国語「現代の国語」が能力育てづらい納得理由 実践的なシチュエーションの再現難しく「困惑」 | 東洋経済education×ICT toyokeizai.net/articles/-/662 より (2023/4/20)
昨日「風立ちぬ」が放送されていたので来週の古文の授業では「ぬ」の識別を取り上げやすいと思う。そこで現場の先生方には未然形か連用形か、打ち消しか完了か、というところで終わらず「たり」「つ」ではなく「ぬ」で表したい「~し始めている」という意味(ニュアンス)があることまで深めてほしい。
教授会の後、生協に寄ったらこんな広告を見つけた。 「起源で」とあると身構えるけど、編著者をみる限り信頼できる事典だと思う。方言研究にも活用できることが書いてある。 木部暢子編著・中澤光平・平子達也・中西太郎共著(2025)『起源でたどる日本語表現事典』丸善出版
来年度から始まる高校の国語の内容について、なんで色々問題点があると言われているのか、ざっくりと整理しておきたい。 まず現(在)行(われている)の「国語総合」4単位が「現代の国語」2単位と「言語文化」2単位の2科目に分かれる、という認識で受け止めると、単位数は変わらないと思うだろう1/n
教材分析の話が出ていたのと、今後あまり学生に見せることもないだろうから、恥を忍んで昔非常勤先で『檸檬』をやることになった時に取り組んだ教材分析(観察?)を紹介する。見当違いのことを書いているところも多々あるけど、だからこそ試行錯誤しているという点で見せる価値があるかなと思う。
Image
Image
Image
Replying to
フォロワーの方に読むと良い文献をお教えいただき、検索したら、国語研のこの記事が見つかりました。 専門的すぎず、高校生にとっても分かりやすいので、授業では、生徒に考えさせた後、追加で紹介すると、さらに理解が進むと思います(複数の資料の活用、ICT活用の観点)。
『枕草子』が話題になっているのを読み、便乗して久しぶりに連投する。 『枕草子』の冒頭が優れているのは、その内容が一回性の出来事としてではなく、普遍性をもって語られているからだと思う。これはざっくりといえば、一回的な動作と普遍的な状態の使い分けが意識的になされているということ。1/8
Replying to
「~し続けている」でも「~し終わった」でもなく、「~し始めている」ことで、風が吹く様子がより鮮明に、(どのような形であれ)未来へと進んでいく印象を鮮烈に与えられる。そして、風は、徐々に静かに吹き始めるのか、急に勢いよく吹くのか、といったことを想像させ、書かせるのも楽しいと思う。
大変遅くなり申し訳ございません。連載第3回です。 今回は、「現代の国語」を取り上げました。 あまり取り上げられていなかった観点から述べており、論を詰められていない所もありますが、疎かにしてはいけない部分だと考えますので、議論の契機にしていただければ幸いです。
【新授業案】夏目漱石『こころ』を「読むこと」以外で活用する(贅沢な)授業を考えた時、書籍版の「装丁」に着目した授業ができるかもしれない。作者自ら装丁する場合、特にその本をどのようなものに見てほしいか顕著だと考えられる。そして、『こころ』の装丁は、漱石自身で行ったことは有名だ。
「「現代の国語」と「言語文化」の問題点」と題して、ひつじ書房さんの「未草」で連載させていただくことになりました。 hituzi.co.jp/hituzigusa/202 国語(科)教育に従事する人もしない人も来年度から始まる高等学校の国語科目に関する問題点を共有し、新たな国語教育を考えていく契機となれば幸いです。
Quote
ひつじ書房
@hituzi_gusa
新連載開始 「現代の国語」と「言語文化」の問題点 第1回 ざっくり知りたい! 新しく始まる高1国語の問題点 清田朗裕 大阪教育大学特任准教授 来年度からスタートする新しい高等学校の国語の科目が抱えている問題点についての考察を目指します。 hituzi.co.jp/hituzigusa/202
Image
国語教育で文法等が毛嫌いされるのは,言葉「を」知る段階で授業が終{わってしまう/終えてしまう}ことにあると思う。 日本語学研究者が日本文学研究者に比べて国語教育に貢献できていないのは,「言葉{で/から}教育」するためのアイディアをあまり提供できていないことに,一つの要因がありそう。
連載第2回、公開です。 なるほど、PISA と学習指導要領にはこんな関係があるのか、いや、疑問・誤解がある、もっと知りたい! 等、ご感想やご指摘により、更なる議論の契機になれば幸いです。 「現代の国語」と「言語文化」の問題点|第2回 PISAについて知りたい!|清田朗裕
考古学と同様に、国語学(言語学)や文学の成果がそれらの資料の読み方(解釈)を支えているのよね(例えばこういう辞典類)。 関連して、話し言葉の歴史を明らかにするのはもちろん大事だけど、近代文語文に繋がっていく書き言葉の歴史も大事にしてほしい。
Image
Quote
Academia Commons (β版)
@BRIDGE_npo
これ、報告したのは天文学分野だけどそれを支えたところにこの歴史書を研究した考古学があるのよね。 鎌倉時代の研究が将来「役に立つ」訳じゃないけど、研究している人がいて良かったなって都さんは思うよ。 x.com/nhk_news/statu…
この4月に、愛媛大学教育学部講師に着任しました。 愛媛県の皆さん、四国地方の皆さん、中国・四国地方の皆さん、今後様々なところで関係が深くなるかと存じます。どうぞよろしくお願いいたします。 もちろん、大阪の皆さん、その他の皆さんも、これまで通り、よろしくお願いいたします。 清田朗裕
「風立ちぬ」の助動詞解釈のTweet が多くの方に届いているようで、驚いています。今回のTweet で、色々な映画やドラマのタイトルや台詞、音楽の歌詞等にも、さりげなく古典語(文語)が潜んでいることに気づき、どんな意味・世界が広がっているかを想像して楽しむきっかけになってくれれば嬉しいです。
昔、高校の非常勤先で使っていた『ベネッセ表現読解国語辞典』は、機能語に関する記述が詳しく、複合辞も具体例とともに取り上げられているので、学校文法にとらわれない記述がある国語辞典として参考になる。もちろん日本語教育にも使える。作文指導する際、文体差を考えさせる時にも有用。
Image
Image
Image
「係助詞」はカカリジョシ、ケイジョシの読み方があるがどちらがよさそうなのか。具体的な記述がどこにあるのか曖昧だったので山田孝雄『日本口語法講義』(1922年、確認したのは1929年7版)の索引を開くとカ行のカのところに係助詞があった。ひとまず授業ではこれを根拠に「カカリジョシ」と言おう。
先週の授業後のレポートに、北原保雄(1970)「助動詞の相互承接についての構文論的考察」『国語学』83を取り上げていた受講生がいたので、今日の授業でそれを印刷して配り、時枝誠記の言語過程説の考えや渡辺実の展叙・統叙の話と絡めて、とても面白い論文であることを語ってしまった。
活用表は、教科書では現代(実質的に戦後以降)の口語と平安時代(約1000年前)の文語という2種類しか見る機会がないので、その比較だけだと違い自体は分かっても静的な対象比較でしかなく、変化の過程という動的な変化の営みが掴みにくいという問題がある。そこをどう繋ぐかが課題になるのよね。
連載第5回、公開しました! 今回は、中学校と「現代の国語」との「話すこと・聞くこと」の系統性・段階性を学習指導要領の記述から確認しました。この問題は、今回だけでなく、引き続き考えていかなければならないところだと考えています。ぜひご覧ください。
日本語学会編(2024)『日本語探究のすすめ』(大修館書店)、書影が出ている。吹き出しいっぱいの温かみがあるデザイン。この書籍の特徴は、中高生日本語研究コンテストの応募作品が掲載されているところ。中高生の探究成果を書籍にしているのは、さほどないのではないか。
来週附属高校でやる授業資料(第1回)が完成。近世絵画を活用した古典教育、国語科と農業科のコラボ。図らずも漢詩も取り上げる形になった。 大学教員は涼しい部屋で理論をこねくりまわしているだけ、机上の空論だ、と言われないよう、自分で実践します(誰かを意識しているわけではなく自戒として)。
Image
『教育科学国語教育』(明治図書)に「日本語学が拓く国語科教材分析」という題で、1年間連載させていただくことになりました。普段は気に留めない(?)表現を日本語学的な観点で分析するものです。第1回は挑発的に書いていますが、問題提起ということでお許しください。
これは日本語学概説の試験問題になりそうですね。 問「舌つづみ」を「舌づつみ」と発音することについて、日本語学(言語学)的観点から論じなさい。
Quote
井上秀和《𝓗𝓲𝓭𝓮𝓴𝓪𝔃𝓾 𝓘𝓷𝓸𝓾𝓮》【公式】
@inouekokugolabo
また、某YouTube動画(今度は国語)の板書を見ていたら、「舌づつみを打つ」となっていた。解説でも「舌づつみ」と発音していた。正しくは「舌つづみ」(『必須語彙2800』P126参照)。すべての教科を教える講師は、専門性が下がるのは仕方がないかもしれませんね。