温泉旅館ほか運営「寺尾温泉」自己破産を申請 負債13億円、老朽化と借入金の重荷で継続断念 老舗旅館は別会社が借り受け営業 帝国データバンク富山支店
ホテル・温泉旅館運営の「有限会社寺尾温泉」が、去年12月18日、富山地方裁判所に自己破産を申請していたことが帝国データバンクの調べでわかりました。 【写真を見る】温泉旅館ほか運営「寺尾温泉」自己破産を申請 負債13億円、老朽化と借入金の重荷で継続断念 老舗旅館は別会社が借り受け営業 帝国データバンク富山支店 寺尾温泉は1927年(昭和2年)6月創業、1966年(昭和41年)8月に法人改組された老舗の温泉旅館経営会社です。 創業当初は砺波市で温泉旅館を経営し、その後事業を拡大。1967年に射水郡大島町(現・射水市)にファッションホテル「ホテル天竜」を、1971年には富山市に「ホテルキング」をオープンしました。 1993年5月期には売上高約15億6800万円を計上するまでに成長していました。 ■ファッションホテル2館は老朽化、休業状態 しかし、ホテルの修繕・改装費用を借入金で賄ったことで返済負担が重荷となり、2014年には利用が伸び悩んでいた温泉旅館を閉館し、2017年以降は同建物を外部の宿泊施設運営業者に賃貸していました。 2021年5月期の売上高は約4000万円まで大幅に減少。ファッションホテル2館の老朽化も進み、近年は休業状態にありました。 ■元旅館は別会社が施設を借り受け営業継続… 経営再建の可能性を探ったものの、過大な借金を抱え資金繰りの改善が見込めず、事業継続を断念したとみられます。 負債総額は約13億円に上ります。元本館である寺尾温泉の施設については現在、別会社が建物を借り受けて営業を継続しています。
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