投資詐欺で60代女性1億4千万円被害/青森県内過去最悪の被害額
青森署は6日、青森県内の60代女性が約1億4200万円をだまし取られるSNS型投資詐欺被害があったと発表した。統計開始以来、県内で過去最悪の被害額で、県警は「もうけ話」に安易に乗らないよう注意を呼びかけている。 2025年10月、女性はインスタグラムで知り合った女のLINE(ライン)アカウントを登録した。女から「暗号資産で稼いでいる」「投資額の5~20%の利益が受け取れる」などと言われ、指示に従って投資サイトに会員登録した。 同年11月13日から26年2月20日までの間、女性は暗号資産取引所で計1億4192万円相当の暗号資産「イーサリアム」を購入し、1回当たり200万~1千万円、計21回にわたり、指定されたアドレスに送信。サイト上では7億円の利益があり、出金しようとしたところ、手数料として3500万円を要求された。不審に思って知人に相談し、被害に気付いた。 3月6日午後5時現在、県内のSNS型投資・ロマンス詐欺被害は約2億5262万円(前年同期比1億7563万円増)、22件(同8件増)。特殊詐欺被害は約1億6491万円(同約618万円増)、24件(同3件増)で、いずれも前年を上回っている。 県警生活安全企画課の大野吉康次長は「投資に絶対はない。『簡単に、間違いなくもうかる』という言葉を聞いたら、詐欺を疑ってほしい」と呼びかけた。警察官をかたる詐欺も依然として増え続けており、捜査2課の土岐博紀次長は「詐欺電話をブロックするスマホアプリもある。活用してほしい」と話した。