【鈴鹿】小学校再編に伴い3月末に閉校する三重県鈴鹿市三宅町の市立合川小学校(松浦洋幸校長、59人)で28日、閉校式があり、参加した児童や保護者、地元の卒業生ら約570人が別れを惜しみながら、150年の歴史に幕を閉じた。
記念式典では校歌斉唱や校旗返納のほか、児童代表で6年の萱原悠乃さん(12)が「合川小学校で過ごせたこと、歴史の最後に立ち会えたことを心から誇りに思う。学校がなくなるのはさみしいけれど、ここで育んだ『仲間との強い絆』を胸に、私たちは次の学校でも頑張る」と別れの言葉を述べた。
記念行事では実行委員長の渡辺貞和さん(72)=同市徳居町=があいさつに立ち、「新たな『天栄小学校』では合川小で学んだことを胸に頑張って」と児童らの新たなスタートにエールを送るとともに、「私も卒業生。150年も続いた小学校がなくなることは残念だが、人口減少が進む中、子どもたちのことを考えるとやむを得ない」と地域の複雑な心情を代弁した。
また、児童らが地域との関わりで学んだことを学年別で発表したり、大正14年から現在までの集合写真や運動会、修学旅行、音楽会など約300枚の学校行事を撮影した写真のスライドショーなどがあり、それぞれが校舎で過ごした懐かしい思い出を振り返った。
同校は明治8年に三宅学校として開設。少子高齢化に伴う学校再編では、同校のほか天名小、郡山小の3校が統合し、4月に天栄小学校が開校する。