神奈川県川崎競馬組合が神奈川大学の湘南ひらつかキャンパス跡地(神奈川県平塚市)へのトレセン移転を断念した問題を巡り6日、同組合がホームページ上で見解を発表した。
同組合は「(優先交渉者に)選定後、トレーニングセンターの整備を可能とするために必要な都市計画法に規定される地区計画の策定について、地方自治体と相談を始めました。その相談の中で、もともと敷地に余裕がない上、地区計画上設定される緑地率による有効面積の減少、地方自治体や地元の方々からいただいたさまざまな意見・要望への対応等、解決困難な種々の課題が判明するに至りました」と経緯を説明。「(移転の)同計画がいつ策定できるのか、見通しが立たなくなってしまった」ことが断念の最大の理由とした。
組合と地権者との合意に関する一部報道や組合による自己都合解除を否定し、このタイミングでの発信に関して「当組合から反論を行うことで事を大きくしては地元に悪印象を与えることにもなりかねません。公にされていない事実を当組合が主体的に公表できず、記者会見などによる説明などもできませんでした」とした。また、「このような結果となってしまったことは大変残念に思っています。移転に向けた協議等に御協力いただいた地元の方々や地元自治体の職員、地権者様には今でも感謝しています」と謝意をつづった。
現在のトレーニングセンターである小向厩舎は水害のリスクも高く、新たな移転候補地の検討が進められている。
当初、24年5月に湘南ひらつかキャンパス跡地の売却先として川崎競馬組合が優先交渉権事業者に選定。同跡地に川崎競馬場のトレセン施設(小向厩舎)が移転される予定だったが、同組合側が移設断念を申し入れていた。