「侍」指揮官が語るビジョン WBC制覇目指す栗山英樹監督

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大谷の招集にも前向き

 核になる個の存在は必須。いつの大会でも、メジャーでプレーする日本選手を招集できるかが懸念材料になる。コアなファンだけでなく幅広い層から期待される代表チームにとって、誰もが知るスター選手は欠かせない。日本が準決勝に勝ち進めば、舞台は米国になる。地の利を知る大リーガーがいれば心強い。

 「最終的に米国をやっつけたいと思っている。最後は米国で戦うので、あっちのボールや球場、環境を知っている人がいないと困る。そこはメジャーリーガーの招集に全力を尽くす。事情次第では難しいかもしれないが、魂だけはぶつけたい。例えばダルビッシュ有投手や、大谷翔平選手もその一人。打者なら筒香(嘉智)選手や秋山(翔吾)選手もその一人だと思っておかないといけない」

 昨季ア・リーグ最優秀選手(MVP)の大谷は、日本ハム監督時代のまな弟子でもある。本大会での大谷招集に前向きな姿勢を見せる。

 「僕が一番、大谷翔平の天井を高く見積もっている。僕は、本当に彼が世界一の選手になると思って、あの段階でメジャーへ送り出した。翔平なら絶対にやってくれると思い、信じていた。僕が一番、彼のすごさを感じているつもりなので。(招集は)意識にあるし、考えてもいる。でも、今どうのこうのと言える時期ではない」

◇若いスター候補に期待

 若手のさらなる台頭も願う。東京五輪で活躍した村上宗隆(ヤクルト)以外にも、奥川恭伸(同)、佐々木朗希(ロッテ)ら。3月の強化試合は、テストとしても格好の場となる。

 「勝ち切ることをイメージすると、みんなが思っているような中心選手の活躍と、プラスアルファで若いスターがガーッと出てくることが絶対条件。その2人(奥川と佐々木朗)を含め、若い選手にすごく期待しているし、全部若い選手で固めようと思ってしまうくらい、この1年で伸びてほしい。今年3月は自分で(定位置を)つかみ取る競争になる可能性もある」

 通例なら代表メンバーは28人。複数のポジションをこなす選手、走力の高さなど一芸にたけた選手の存在も重要になる。

 「もちろんスペシャリストは必要だが、全員をベンチに入れるわけにはいかない。一人で二つの役割をできるような選手が集まっている方が幅は広がる。特別なスピードを持つ選手も必要なんだろうなとは思っている」

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