【詳報】大谷翔平、MLB2年目を回顧 二刀流復活へ熱い思い

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一番悔しいシーズン

 プロ入り後、初めて打者に専念した今季は106試合の出場で、打率2割8分6厘、18本塁打、62打点、12盗塁。昨季と比べ本塁打こそ4本減ったものの、打率や打点は同水準だった。右肘のリハビリを並行して行い、膝の痛みを抱えていたことを考慮すればまずまずの結果だが、本人は納得していない。「悔しい」という言葉を繰り返した。

 ―今年の自分の成績を振り返って。
 「悔しいな」っていう一言。成績もそうですし、プレーしている感覚、調子が上がらない期間が長かったので、やっぱりそこが一番もどかしかった。

 ―打率2割8分6厘、18本塁打、62打点。結果は残している。
 残った数字に満足感が少ないというのは一ついいことじゃないかなと思います。数年前だったらもしかしたら満足することがあったのかもしれなかったので、そこが唯一いいことじゃないかなとは思う。その気持ちがあれば、まだまだうまくなる可能性があるんじゃないかなと思います。

 ―打撃のスランプ中につらかったこと。
 7月中盤から後半にかけて、オールスターブレーク明けが一番チームにとって大事な時期だった。そこ次第でポストシーズンを戦えるか戦えないかが決まるんじゃないかなと思っていた。ちょうどそこの期間に打てなかったことに対して、「悔しいな」というのが大きかった。

 ―リハビリをしながらの出場で、膝の痛みもあった。パフォーマンスに影響は。
 こっち(メジャー)だったら160試合くらいある。シーズン通して、痛みなく全部こなすということの方が珍しいのかなと思いますし、誰しもが痛みを抱えながらやっているとは思うので、そこは特に何も言い訳にはならないかなと思っています。

 ―打者に専念して得たもの。
 技術に関してとか、フィジカルに関しては今さら言うまでもないかなと思います。悔しい気持ちがあるというのが一番いいことじゃないかなと思うので、その気持ちを持って、オフシーズンにしっかり練習したいなと思います。

 ―2年目の難しさは。
 2年目だからということはない。やっぱり周りのレベルも高いですし、そこをもう一回確認するのと、その中で自分がやれることをやったときは、いい結果が残っているのもまた事実なので、そういうところを一回一回(確認したい)。ここが良いな、悪かったなというのは、今年もいっぱいあったかなと思います。

 ―シーズンを振り返って思い出深い試合やシーンは。
 どれか一つというのは難しい。全体を通して、なかなか思い通りにいかない試合が多かったので、今までのシーズンの中では一番悔しいシーズンだったかなと思います。

 ―強くなって戻ってきたいという思いがあると思う。
 それはもう毎年毎年、けがをしたしない、手術をしたしないにかかわらず、それはもう常に思っている。毎年毎年うまくなって次のシーズンに入りたいですし、去年の数字を超えるために、練習して次のシーズンにいこうという気持ちを持っているので、そういう気持ちは変わらないと思います。

 ―今一番感じている課題は。
 一番はやっぱり万全な状態で(プレーする)ということじゃないですかね。不安なく、しっかりプレーできる中で得られるのが一番いい反省材料だと思うので。そこをしっかりやりたいと思っています。

もう一回勝ち取りにいきたい

 メジャー3年目となる来季は、投手としても復帰する予定で、日本ハム時代からの代名詞とも言える「二刀流」の復活が見込まれる。かねて「登板しながら打つっていうのが普通のリズム」と語っていた大谷。打者に専念したシーズンを経て、改めて投打の双方でプレーすることへの思い入れの強さを示した。

 ―リハビリのハードルはあるが、来季の二刀流での復活は楽しみか。
 楽しみではありますね。万全でいくっていう判断も含めての早めの(左膝)手術だったで、その期間を無駄にしないように一日一日大事にしてやりたいなと思います。

 ―膝と肘の手術をしたが、去年のように二刀流で開幕から出られるか。
 僕自身は出られると思っていますし、そういう風に進んでいくために頑張りたいなと思っている。そこ(投手と指名打者)のポジションも確約されているわけではないし、毎年毎年勝負だなと思っているので、もう一回そこを勝ち取りにいきたいなと思っています。

 ―イチロー氏(マリナーズ球団特別補佐)が二刀流について1シーズンごとに投手、野手と変えてはどうかと言っていた。その可能性は。
 可能性はないと思いますね。絞ると思ってやるんだったら、その先もやっていく覚悟を持ってやるとは思いますし、僕自身1シーズンの中でそういう風に(二刀流で)活躍したいという気持ちもある。球団としてもそういう気持ちを持ってやってくれているというのを理解しながらやりたいと思っている。もしかしたら球団からピッチャーでいってほしいと言われれば、僕も考えることはあると思いますけど、今の時点ではないかなと思います。(2019年9月28日配信)

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